壁の本

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著者 : 杉浦貴美子
  • 洋泉社 (2009年9月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (111ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862484598

壁の本の感想・レビュー・書評

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  •  偶然入ったBook Barで、たまたま見つけた本。
    こうした出会いは楽しいもの。

     また、内容も、街を歩いていて、たまたま出会った、なんの変哲もない「壁」を、写真的技巧は特に用いずに素直に写し取ったもの。だけど、どうにもこうにも目を引いてしまうのは、それこそ、作者の感性に他ならない。

     「壁」全体を撮ったものは少ない(いや、ほとんどない)。一部を切り取ったに過ぎないけど、だからこそ、どの部分を、いかに切り取るかはすべて作者の意思だ。
     フレーミングが秀逸で、色彩バランスに富んでいて絵画作品のような趣がある。質感の捉え方も巧いなと思ったが、どうりで、テキスタイル作家としての活動歴もあるようだ。見返し(きき、遊び共)にさりげなく布っぽいというか不織布っぽい紙を挟んでいる装丁も作者のセンスなのではなかろうか。

     ジャクソン・ポロックの絵のようだと思って見てると、後半に「名画」と題して、数枚の作品が並べて掲示しているページもあり、クレイ壁、ポロック壁、キーファー壁と銘打ってある。だよねー笑

     経年劣化も含め、味わいのある壁の表情たち。これから、街歩きの時には、ついついいろんな壁を眺めてしまいそうになるだろうな。

  • 壁の写真がただただ掲載されているだけなのにどうしてこんなに面白い。
    壁という生活に馴染んだものに注目する面白さと、本来壁が持つ個性や人々の存在の跡。
    それに加えてこの編集の仕方。遠い場所にある壁同士が妙にシンクロしていて秀逸。

  • たしかにおもしろいなと思う壁に時々出会う。
    でもこの人のすごいところは、それを徹底的に追い続け、
    写真集にするところ。
    最近以前に増して壁に注目してしまう自分がいる。

  • さいこう!

  • 野ざらしにされ、錆びて朽ちて、汚れたり色が落ちたり…それが「味」になっている壁を集めた本。
    壁をメインにしているので、何だか抽象画を見ている気分になる。
    街に出たら面白い壁を探したくなる。
    アートって身の周りに溢れているのだなと実感。

  • ふむふむmm。。味。。

  • やばい素敵

  • 野ざらしにさらされ、雨とか風とかにもまれてもまれて個性的な味わい深いものがにじみ出てくるんだな。

    わたしも社会にもまれまくらなければ、豊かな表情出せませんよ。

    朽ちてきてるものなのに、とても上品な芸術です。

  • 無作為なアート。
    明日には形を変えていくかもしれないアート。
    生命力さえ感じる。
    そんな瞬間を切り取った作品。

  • 切り取り方。

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杉浦貴美子の作品

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壁の本の作品紹介

ヒビ、錆び、剥がれ、シミ、痕跡…。ありふれた壁に潜んでいる、偶発的な美しさとドラマ。壁写真家、初の壁写真集。壁を見るのが楽しくなる壁コラムや壁鑑賞の手順、壁素材解説も収録。

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