プロ野球「戦力外通告」 (新書y 232)

  • 洋泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862485328

感想・レビュー・書評

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  • 期待されて入団しつつも結果を残せず戦力外通告された選手たちのその後を描く。TBSの「バース・デイ」などでも同様の企画があるけど、場合によっては20代中盤で「戦力外」ってリストラされてしまう業界かと思うと本当に壮絶。ましてほとんどの人が10年も働けないで消えて行くということを考えるとリスキーだよなぁ。野球選手だって人間なんだよ、と非常にその存在を身近に感じることができる一冊です。

  •  それぞれプロ野球ファンなら一度や二度は必ず名前を聞いたことのある選手ばかり。それゆえ注目度も高く思うような成績を残せないプレッシャーもあったと思う。しかし、これらの選手は、「戦力外」とされた中である程度知名度も高かったから、こうしてその後を本に取り上げられている。この何千倍もの選手が人知れず消えて行っているはずだから、その数と同じだけ「その後」の長い人生があるわけだ。
     いかにプロ野球界が厳しい世界なのかということを感じずにはいられない。

  • 「戦力外通告」から這い上がる男たち!プロ野球は結果がすべての世界―。それゆえ、毎年多くの選手が「戦力外通告」を受ける。ある選手は野球を続けるために海を渡り、またある選手は野球とはまったく違う職種に就く。彼らに共通しているのは苦悩や葛藤がありながらも、人生をあきらめず、前へと進んでいること。野口茂樹、川口知哉、大野倫、吉岡雄二、正田樹、寺本四郎。一度は「クビ」になった6人の“その後”に迫る。 入団前には大きな期待をされ、ある者は一時、あるいは長い間活躍し、ある者はほとんど活躍できないまま、退団していく。そんな6人の選手の「現在」はそれぞれですが、これからも応援していきたいと思わせる一冊です。

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