- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862486387
感想・レビュー・書評
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歴史を揺るがした一大クーデター・本能寺の変。
その経過を詳しく解説し、原因を明らかにする。
「是非に及ばず」とは信長が光秀の謀反を知った時に放ったセリフだが、その解釈をめぐって、様々な歴史書から「是非に及ばず」の使い方を調べ上げ、信長がどういう意味でこの言葉を使ったのかを明らかにした手法が見事。信長は従容として死に就いたのではなく、最期まで生き延びようとしていたのだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うーーん。もうちょっと結論をいってほしい。。
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信長の戦争三部作の完結。本能寺の変については、いろいろな説があるが、著者によると明智光秀「単独犯行」との事である。
著者は史料を解読し他の説を論破していくが、その過程が面白い。また、斎藤利三の息子の遺談は面白かった。
歴史関係の本で残念なのは、おのおのが著書で自説を論じ他の説に言及しない事である。本書では可能な限り触れているが、相手側の著書に反証が無く論争というレベルに達していないのが残念である。 -
明智光秀が主君信長を討った本能寺の変。
謀反の動機は諸説あるが、様々な資料を紹介しながら黒幕説を否定。「信長の四国政策が変更になり担当だった光秀の立場の悪化によるもの」を主たる動機としている。
他者否定が少々しつこく感じたが、全体的にしっかりと調べてあって、分かり易く書かれている。