必勝公務員試験のためのカリスマ講師のマル秘授業公開 数的推理・判断推理〈2012年度版〉
- 洋泉社 (2011年1月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862486721
感想・レビュー・書評
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公務員試験の「数的処理・判断推理」分野の「裏ワザ」的な解き方を紹介したもの。立ち読みはできないように、袋とじになっている。
ちょっと興味があったので読んでみた。あまり公務員試験を分析も勉強もしたことはないので、どのくらいこの本が試験範囲を網羅していて、どのくらい役に立つものなのかは分からないが、選択肢を大いに利用して、「あてはめる」「予測する」などの方法は、確かに知っていて損はないかもしれない。普通に解くのではなく、答えが分かるための方法を紹介しており、効率的に見える。「第1限」「第2限」の内容はいかがわしいこと極まりないが、実際の問題を解いていく場面では、意外とうさんくささやいかがわしさは感じなかった。むしろ、スマートな解き方が紹介されていて、ド文系のおれでも読むのが面白かった。試験対策に使うなら、読んでるだけでは身に付かないと思うので、繰り返し読んだり、他の本で演習を重ねる必要があると思う。(11/05/10)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まださらっとしか読んでいないが、判断推理を数学的解法(ex.方程式を積み立てて解く)で解いていて、時間オーバーになる人にはいいかもしれないと感じている。公務員試験の回答は5つの選択肢の中から1つを選び取るものであり、あらかじめ答えの候補がある状態だ。だからむやみに計算するよりは答えの見当をつけてから、計算する方が効率的。
本書はその答えの見当をつけるための手法に力点が置かれている。普通の問題集ではない。だが、数的推理・判断推理の苦手意識を払拭するために、こういう考え方もあるのだと覚えておくことは有意義だと私は考える。
本書に書かれている内容をそのまま真似するには実戦性が弱いと思われる。自分なりの解法スタイルを構成する一部として、本書の内容を吸収するのが良いだろう。1500円出して買う価値があるかは試験に受かって初めて証明されると言える。本書を読んでどのように自分は行動するか…結局は自分の努力次第なのである。