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この作品からのみんなの引用
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ウィキリークスはハードコアな内部告発を支えることで、内部告発が本来持っていた荒々しい力をもう一度召喚する。
― 173ページ -
あるいは、オバマ政権の政策の方向性に反発する米国政府関係者の誰かが情報提供者となっている、という見解すら存在する。だが、こうした推測が仮にすべて当たっていたとしても、だからといって、「ウィキリークスは主権国家による世界秩序の壊乱要素などではなく、せいぜいが国家の操り人形の役割を演じることができるにすぎない」と結論するならば、それは全くの誤りである。
― 237ページ -
国家が秘密を有することは許されるのか否か、仮にそれによって既存の国家や経済が崩壊するとしても秘密は最後の一片に至るまで暴露されなければならないのか否か、ということが問題になっているのである。民主主義が国家を前提とした制度であり、「インターネットと民主主義」が「コップの中の」問題であるとすれば、問題になっているのは、再び「コップそのもの」にほかならない。
― 221ページ
みんなの感想・レビュー・書評
クローズアップ現代良く見るのだが,去年の秋にウィキリークスについてやってたのをみて驚いたのを憶えてる。イラクでヘリから民間人を射殺する映像で,あれは衝撃だった。その夜に海保の映像流出事件が起きたのもタイムリーで印象に残っている。このたびの震災で,ウィキリークスの話題も霞んでしまったが,よくまとまっていそうなこの本をいまさら読んでみた。 ウィキリークスで重要なのは,情報源を秘匿する技術らしい。... 続きを読む »
リーク社会と歴史、ウィキリークス以後のメディア環境の変容・外交への影響、技術面の解説など、関連の書籍は初読の自分にもわかりやすい複数の著者の観点からのウィキリークス入門編。コンパクトにまとめられていて一気に読めるのも魅力。
ウィキリークスについて解説した本はたくさんあるけど、その中でもまとまっていると思われる本。
ウィキリークスは権力(的存在)を監視するため、情報源を秘匿した内部告発を推奨し、内部告発者を支援することを目的とした団体。
なんとなく、「ウィキリークスってやましいことをしている団体でしょ」と思っている方は、この本を読んでみるときっと考えが変わるでしょう。
新書だけど、なかなか骨太な内容です。
IT系には4章が面白い.
311関係の情報はリークされたら,日本で公開されてる情報とどのくらい差がでるんだろうかと,これを読んで思った.
・ウィキリークスとは?
内部告発(リーク)サイト
リークされた情報を集め、検証して公表する
リークする人間を完璧に保護するという思想
ハッキングはしない
(ただし創始者のジュリアン・アサンジは元ハッカー)
・独自の思想と新しさ
情報元ソースごとすべて公開する
スポンサーを持ち、収益は求めない
国籍を持たないため、権力から独立
検証作業を大手新聞を組むことで知名度・信頼性を上げる
・リーク者を完全に秘匿する技術
ログをとらない
セキュリティ、暗号化を徹底
米軍ヘリ誤射ビデオの公開で逮捕者が出たが、
情報源はウィキリークスではない
日本では尖閣諸島ビデオ公開でリーク者が逮捕された
以前はリーク者が社内で迫害されるなどの歴史
やはり餅は餅屋、毒は毒を持って制す、ハッカーのことはハッカーに聞け。本書の真髄は「第4章 ウィキリークスを支えた技術と思想」八田真行(@mhatta)のパートだ。
http://d.hatena.ne.jp/ymkjp/20110530/1306743268
7人の共著。筆者により書く内容に興味は依存するが、ベースとなる知識の提供や考察をわかりやすく記述。最近報道されないが、僕はとっても大切な論点だと思っている。
ウィキリークスの入門書。これ一冊で概要がつかめます。
ブログはこちら。
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/3853390.html
理解のまとめと、新しい観点をたくさん。再読しなければ。
複数の書き手が揃った故だったと思います。一人ではこれほど多様な切り口はなかったかと。
しかし通底している何かもあり。
何が公益か、と、匿名性の確保は特に蒙を拓かれました。分からなかったところも多々あるので、やはり再読しなければ。
思ってたより良かった。とりわけ、浜野・白井両名の項目はとても惹かれた。カントやシュミットなどを引いていたが、内容も平易であったように思う。再読したい。
共著なので仕方ないかもしれないが、「ウィキリークス」のスタンスの論評について著者毎にバラつきがみられたように思う。この一貫性は本の主題にさして影響はないということなのかもしれないが、少しだけ気にかかった。
津田さん(@tsuda )の、ウィキリークスは、「ネットの技術と特性を生かして内部告発者を支援し、権力を監視するというジャーナリズムの一機能を取り出したもの」という指摘はすごい的を得ていると思う。私も、ウィキリークスがやってることはすでにジャーナリズムの域やと思う。ただし、真の意味でジャーナリズムであるためには、ライバルの存在が必要やと考える。 そもそも、ウィキリークスは、『内部告発者を支援す... 続きを読む »
7名の著者がそれぞれの得意分野で盛りだくさんの内容。以降は本からの引用です//オーストラリア出身ジャーナリスト、ジュリアン・アサンジ。設立2006年コアメンバーが5人ボランティアが約800人。1年で60万ドルが必要、運営費は寄付で賄っており...HPにある情報投稿フォーム、高度暗号化、IPアドレスなどが削除される、最終的にスェーデンのサーバーに送られる。初のリーク2006年12月28日Secret... 続きを読む »
ウィキリークスに興味があったので、購入しました。しっかりした調査にもとづいて書いており、ウィキリークスのこれまでや、秘密を守れる仕組みなど、よくわかった。ただ、最後の2章は思想・哲学的で話が重く、読むのが疲れた。この2章がもう少し軽く読みやすければさらによかった。
時代の胎動を感じる一冊。ジャーナリズムから外交政策、人とのコミュニケーションという様々なレベルでウィキリークス以前/以後で分けられるのでは?思わせる一冊。
その行動の極端さなどから善悪の二元論で語られることが多いが、決してそうではなく、ウィキリークスやそれを取り巻く変化(Webの進化、プラットフォームの変化、プライバシー概念の変化、など)がパラダイムそのものが変わっていることに気付かされる本。
今後のマスメディアの存在価値や秘密主義を前提として外交政策、秘密主義を必要としている「公益性」などは間違いなく変容していく。ウィキリークスという一事例としてではなく、今後の10年、20年を考える意味でも重要な一冊。お勧めです!!
ウィキリークスって日本ではあまり話題になっていないようだったので読んでみた。すごさがわかるだけではなく、今まで盤石だと思っていたものが、がらがらと崩れていく感じ。どうなるんだろう。
何となく,ウィキリークスについて理解できたような出来ないような・・・。
各章において共著の7人がそれぞれの分野からウィキリークスについて
解説している。
著者により,いろんな視点から述べているので,勉強になったような気がする。
情報分野での9.11といわれたWikileaksとは一体何なのか?
ウィキリークスの歴史、現在の状況からメディア・情報社会・世界の外交に与えた影響、さらには国家とジャーナリズムの関係まで考察される。
果たしてアサンジの本質とはアナーキストであることだけなのか、本書を読んで考えてみたい。

Wikileaksといえば、ちょっと前にどっかの国の国家元首の悪口がリークしたとして面白おかしく伝えていたのが印象に残っているんだけど、その認識を一変させる一冊。7人の著者によるそれぞれの切り口が新鮮...





