日本の電機産業はこうやって蘇る (洋泉社BIZ)

著者 :
  • 洋泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862487049

感想・レビュー・書評

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  • 全く何も知らない人が読むと面白いだろうけど、
    ある程度電機について理解がある人なら、「そんなこと分かっとるわい!」という感じ。

  • 日本の電器産業に関する提言本。
    価値の集中するMPUとOSを抑えているWINTELによる産業支配の構造から携帯・スマホの普及に伴うA Ghostの台頭等の業界構造を理解。上記に伴い、日本企業の競争力がますます落ちている中で、擦り合わせ等、複合的要素が要なるインフラ輸出に力をいれるべきというのが筆者の提言。方向性については同意出来るものの、11年3月の地震の影響を織り込んでおらず、原子力発電の輸出等についてこれらの影響を踏まえた提言になっていないため、現状にはしっくり来ないイメージ。又、直近のレポート等を呼んでいると開発全体のロードマップが見えないと動けない日本企業の特徴がスピード感に欠けるとの記事もあるため、踏み込みにややかける嫌いあり。ただし、業界に関する俯瞰の仕方等はアナリストさながら。勉強になりました。

  • 「日本の電機産業に未来はあるのか」でリーマンショックの余震期間を風靡した著者が綴る、今後20年の電機業界に係る展望。

    単なる資料やデータの羅列にとどまらず、独自の見解を不断に盛り込んでいる点が、読み易く、また、逆に説得力も喚起している。引力に乏しい月並みなワードであっても、これだけ凝縮して脚色すれば、歴とした方位磁針になり得る。予測っていう行為はそもそもそういったものなんだなと。

著者プロフィール

東京理科大学教授
1984年東京大学工学部卒。86年東京大学大学院工学系研究科修了、野村総合研究所入社。欧州系証券会社、JPモルガン、みずほ証券ほかでアナリストを務める。日経新聞アナリストランキングで1位5回(電機部門)。2005年、日本株運用のヘッジファンドを設立し、再校運用責任者に。2017年より現職。

「2022年 『デジタル列島進化論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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