- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862488084
感想・レビュー・書評
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カルト映画とは、万人受けしなくても、一部の熱狂的な信者に指示されている作品を言う。この本では、タランティーノやロバート・ロドリゲスだけでなく、デ・パルマやデヴィッド・リンチなどのカルト映画監督の作品をまんべんなく押さえていて、関連作品も紹介しているし、カルトムービーの歴史やカルトムービー映画の監督の簡単な紹介など、カルト映画入門書として、楽しく読めます。タランティーノ(パルプフィクション)、ブライアン・デ・パルマ(ミッドナイトクロス、スカーフェイス)、デビッド・クローネンバーグ(ビデオドローム)、ジョン・カーペンター(遊星からの物体X)、リドリー・スコット(ブレードランナー)、デビッド・リンチ(イレイザーヘッド、ブルーベルベット)、スタンリー・キューブリック(時計仕掛けのオレンジ)、レポマン、ブルースブラザース、マッドマックス2、冒険者たち、ブレックファストクラブ、ビートルジュース、赤ちゃん泥棒、ハートブルー、ファイトクラブ、フロムダスクティルドーン、レクイエムフォードリームなど評価が高い作品だけでなく、フリークス、悪魔のいけにえ、片腕ドラゴン対空飛ぶギロチン、ピンクフラミンゴ、ケンタッキーフライドムービー、悪魔の毒々モンスターのようにマスコミの良識派に断罪されたり、Z級の賛否両論の評価を得ている作品も余すことなく紹介しているし、映画マニアとして名高い成海璃子や中川翔子や鳥居みゆきが選んだカルトムービーや、崖っぷちアイドルが選んだカルトムービーなども興味深いし、「あの巨匠も実はカルトだった」ではリュックベッソンやサムライミやリドリー・スコットなどのかつてのカルトムービー監督の巨匠に対する映画マニアの愛憎が見えて面白いし、真の映画マニアに読んで欲しい映画本です。
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ライター陣に藤原章(ちんぷい)、杉作J太郎、ギンティ小林といった映画秘宝お馴染みの顔ぶれがいない分、単なる映画の紹介だけになってるのが惜しい。
主に映画ビギナー対象って事だから仕方ないか… -
ちょっと文章が大人しめ。秘宝ライター・ギンディ小林の紹介文があったらなぁ。
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花丸ありがとうございます。
お返しにこちらも花丸入れさせてもらいました。
どうもこの本、秘宝読者にはあまり評価が高くないようですね。花丸ありがとうございます。
お返しにこちらも花丸入れさせてもらいました。
どうもこの本、秘宝読者にはあまり評価が高くないようですね。2012/05/10
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カルト映画100本のレビューを集めた本なのですが、全体的には喰い足らない感じ。
twitterで町山智浩さんが「つまらない」と言っていた意味が判りました。カルト映画をとりあえず挙げて、それぞれの映画に対してライターさんを割り振った印象が強く、「この映画が好きでたまらないからレビューを書いている!」って感じが少ないです。
個々のレビューが悪いというのではなくて、作品に対する熱量が足りない感じですね。構成的にも1本見開きという文字数の少なさのせいで、作品に対する「好き度」をアピールしきれていないという部分もあり、基本的な構成の面での問題が大きいかと。
カルト映画監督に関するコラムも各1Pと少なく、これまた情報が少ない感じが否めません。
これだったら、選出する作品を50本にして各作品のボリュームをアップさせつつ、作品を好きでたまらない人たちに熱く語らせる方がいい本になったと思います。
そういう意味では全体に惜しい感じでした。
とは言え、自分が観ていないけどそそられる映画も多く載っていたので、いい収穫にはなりました。 -
これを読んで自分の好きな映画がいっぱい入っているのでちょっとびっくり。私の好みってやはり王道ではないのね。
ビルとテッドの大冒険も入れてほしかったなー。 -
タイトルどおりカルト映画作品の名作100選を紹介した本。
ビギナー対象ということでまぁ定番ものが中心なんですけど、久々にすべての作品を観直そうかと思ってしまうようなレビューでした。ワクワクしながら映画を観ていたあの頃を思い出した。
中川翔子がアレハンドロ・ホドロフスキーを語ったり、コラムも好い感じであります。
次は韓国映画編のようですが、邦画編にも期待したい。 -
カルト100はなかなか難しかったのか「ファイトクラブ」とかまで取り上げられているが、だいたい観たい映画ばかりなので参考になりました。
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暇つぶしで購入。
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100本のカルト・ムービーを紹介した本。数えてみたら記載のうち約30本くらいしか見たことがなかった。年代別に紹介されている。昔の映画もDVDとしてよみがえり見ることができるようになってきた。良い時代になったとしみじみと実感。
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とりあえずメモっとく。