武士の王・平清盛 (歴史新書y)

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著者 : 伊東潤
  • 洋泉社 (2011年10月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862488244

武士の王・平清盛 (歴史新書y)の感想・レビュー・書評

  • 2011年刊。◆先に読破した学者の書より、小説家による本書の方がはるかにイイ清盛本。初めの段階で、当代の日記の記載を信じるとの前提を開陳しつつ、参照史料を適示した点が◎。◆備忘録◇①保元の乱を摂関家対院近臣の対立と見。敗れた摂関家は独自の武力を喪失し、二度と立ち上がれなくなった(勝者側にも摂関家がいたが、武力喪失の影響からほどなく没落)、②強訴の模様は詳細。時に院も清盛も実力で反撃。③院の近臣間対立の平治の乱は、経過の因果的流れが掴みにくい。特に源義朝が熊野参詣中の清盛一行を簡単に入京させた事情。
    加えて、後白河院、二条帝という玉を奪い得た藤原信頼追随者の裏切りも(著者は清盛の陰謀論を。が、好餌で誘った可能性は?)。④日宋貿易の宋銭・銅銭の輸入量の多が明らかにする日本の経済成長と、輸出品としての金・伊勢の真珠の意義。⑤後白河を明敏な法皇と見ない著者(ここの叙述は?。狐と狸の化かし合いの感も残る)。⑥晩年の清盛の強引な手法(福原遷都+反対派公卿の一斉解任⇒結果、収奪される地方の武士層の怨嗟が平氏に集中。ちなみに旱魃飢饉の時期)。

  • 色んな事件の「陰謀説」を説いてくれるのは面白かったです。説得力があるというか、なるほど、これが本当なら「面白い」「清盛すごい!」と思える…史実はどうかわかりませんが。また平家物語や他の本にはなかなか見られなかった項目や日宋貿易について若干掘り下げて説明してくれていたのがありがたかったです、視野が広くなります。割と「当時のコレは現代のコレ」「例えば会社で言うなら」と言うイメージしやすい説明が多いのも親切でした。たた、それゆえ著者さんの主観がやや長く、ムードを壊してしまう箇所も多く見られました。他の方もいわれていたのですが、「エッセイなのか専門書なのか曖昧」と言う…中途半端な印象を受けてしまいました。読んでいて全体的に面白いのですが、どうも軸になるものが見えませんでした。平氏政権樹立までの説明は長くわかりやすかったのですが、後半それ以降から清盛没までは読んでいて割とスピード感があったというか、駆け足な印象。…笑ってしまったのは「源氏のお家芸”内訌”」と言う言葉でしょうか。簡潔で的を射ていると言うか、なるほど。

  • もう満腹。平清盛。

    最後はやはり見余ったか油断したか
    だね。政変による知行国か国衙の独占
    による意図しない利権の剥奪が
    ありすぎ。

    あとは、平家は内部の分散があったが
    頼朝は源氏の棟梁はひとりという
    原則による統率力を構築したてんは
    素晴らしい。

  • 目新しいものはなく、今ひとつ。

  • うーん。平安時代初心者にはちと難しかった。この時代、似たような名前の人物が多すぎるし。。もう少し入門的なのを読んでみたい、かな。

  • 「平清盛」とは何か?をいろんな角度から解説した一見固いお話。ただ伊東さんは私と同世代であるのか随所にNHK「新・平家物語」の話を入れてくるのでそこが楽しい。私もあれは大河ドラマ中の傑作だと思ってます。

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