改訂新版 稲作以前 (歴史新書y)

著者 :
  • 洋泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862488688

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  • 古典的名著。稲作以前に日本にはイモと雑穀栽培を特徴とする焼畑農耕が存在していたことを照葉樹林帯文化論を背景に証明しようとした。稲作が特徴的な日本文化だが、北はナラ林帯、南は照葉樹林帯に属し、それぞれにあった文化を形成していたことなど、日本文化が重層的なことは常識化してきたと思うが、国際的な視野を持った研究はこれから大事になる。ナショナリズムを越えた大きな視点が大切だと痛感。大学時代、坪井洋文『イモと日本人』を読んで衝撃を受けたのを思い出した。実家も正月に餅を食べず、ヤマイモを食べたので。

著者プロフィール

出席者
佐々木高明(前・国立民族学博物館館長/財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構理事長)
野村義一(北海道ウタリ協会前理事長)
榎森 進(東北学院大学教授)
加藤一夫(静岡精華短期大学教授)
常本照樹(北海道大学教授)
大塚和義(国立民族学博物館教授)
尾本惠市(国際日本文化研究センター教授)
吉崎昌一(静修女子大学教授)

「1997年 『アイヌ語が国会に響く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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