鈴木宗男が考える日本 (洋泉社新書y)

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  • 洋泉社 (2012年3月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862488855

鈴木宗男が考える日本 (洋泉社新書y)の感想・レビュー・書評

  • 北方領土問題のエキスパート
    鈴木宗男さんのこの本は日露交渉までに読み終えたかったのでなんとか間に合いました。
    どういった結果になるかわかりませんがもうすぐ結果が出ます。
    来年に選挙があるかないかも決まるこの交渉。
    楽しみに待ちたいです。

  • 頭のいい政治家というのは人様の心をつかめること。人の立場に立って物事を考えることができること。それが情。高度な政治的駆け引きにそり何にしろ、そういうのが重要。

  • 変わらざるをえない状況にあるなかで、いま日本に必要なものは何なのか?「浪人」「大病」「投獄」大人物になるという3つの条件をクリアーした鈴木宗男とともに魚住昭・佐藤優が日本にいま必要なものを語る。

    この本はタイトルこそ鈴木宗男になっておりますが、メインとなっているのは佐藤優氏です。それはさておいても「疑惑の総合商社」とまで揶揄され、下獄までした政治家・鈴木宗男。彼のことはマスコミのバッシングによって「国賊」とまでののしられておりましたが、いかに自分が「彼ら」によって「だまされて」いたのかということを、本人の著作や佐藤氏の本を読むことによって知り、「鈴木先生、ごめんなさい」と土下座をするほどではありませんが、この場を借りて謝罪をしたくなる衝動に読みながら駆られていました。

    東日本大震災、福島第一原発事故、TPP、さらには主要国の選挙が多く実施される2012年。国内外でも状況が大きく変わっていくこの瞬間に鈴木宗男という男が何を考え、どこに行こうとしているかを佐藤優氏とともに語るのが第1部。第2部では魚住昭氏とともに官僚制や、戦後の保守主義政治を体現する鈴木宗男や野中広務を抵抗勢力として除外し、「歴史の転換点」とも言われる新自由主義などについても存分に語られていて、新書ながらも中身は十二分に濃いものとなっております。

    やはり、大手もマスメディアでは一切報道されないようなことがバンバン語られているのが凄く印象的で、官僚組織や、そこで働く人間たちが何を考えているのか、ということも非常に参考になりましたし、安易な反新自由主義論や机上のエネルギー論・安全保障論などとも違う、まさに「現実に即した」鈴木宗男にしか出せない。それも獄中というある意味閉鎖された環境にいたからこそ、到達できた、というようなことも語られていてそういったことも今後、私たちがどうなっていくのかということを考える上で、参考になると思っております。

  • 全体としては、外務省の内部(アルマジロ男!)などは過去の鈴木宗男の色々な本にあるエピソードでも読めていたので、新鮮さは無い。

    一点、気付かされたこと。
    500万の祝い金で持ってくる政治は良くないが、5万円の祝い金を100人の人からもらうのはいいのではないか、という箇所。
    新聞などの報道では、単純に金額のことだけを指しているので、そこから反射的に”悪”と決めつける感覚となっているが、こういう小額でも大勢の人からの支援、という可能性もあるのだから、注意が必要ですね。
    こうした多数の市民の支援、こそが政治なのかなと考えさせられました。

  • 鈴木宗男氏、魚住昭氏、佐藤優氏の御三方が対話形式で、"今の政治"について語った一冊。
    東日本大震災から一年、今の状況をどう読み解けばよいのかの指針としても興味深く。

    実際には「鈴木氏×佐藤氏」が約2/3、「魚住氏×佐藤氏」が残り1/3な感じですが、
    佐藤優さんがナビゲーターを務められていて、とても分かりやすく入ってきました。

    そしてあらためて、2002年当時の鈴木宗男氏のバッシングの異常さを思い出しました。

    - 鈴木バッシングの本質は、排外主義的なナショナリズムなんですよ

    当時はよく状況も把握せずに、ヒドイ政治家がいるものだとの認識でしたが、
    これはメディアの言い分を無批判に受け入れていた自身を含めて、今でも恥ずかしく思います。

    あの時、メディアに後押しを受けて鈴木氏と佐藤氏を叩いていた代表的な政治家が、
    田中真紀子氏であり辻元清美氏でしたが、、二人のその後をみると、非常に奇妙な現象でした。

    少なくともその二人は何も成し得てなく、政治家としての芯もなく(多分に売国的ですが)、
    ただ上手く担がれただけだったのだなと、10年が過ぎた今であれば、そう見てとれます。

    当時その流れに深く考えることもなく乗っていた自分への自戒も込めて、
    地頭を鍛えること、自身の言葉に落とすことは、心がけていきたい所。

    その為にも、それらのベースとなる教養を身に着けていかないとなと、あらためて実感しました。

  • 鈴木宗男氏が東日本大震災を契機に感じたこと等が佐藤優氏との対談を通じて述べられている。宗男氏の人となりがよく伝わってくるが、外務官僚や公明党に関する件(くだり)は冗長だった。

  • 国策捜査により逮捕収監されたことは「国家の罠」にてかかれている。なぜ、鈴木と佐藤は逮捕されなければならなかったのか。小泉政権で決定的となった新自由主義の台頭。格差差別をなくすために政治に必要とされるものはなにかを問う。

  • 単調すぎて、最後まで読めなかった。
    末は博士か大臣かという言葉に象徴されるように、どちらも重いものだったが、小泉政権以後軽くなった。大臣についても議員生活15年、当選回数5回が森政権までの基準点で、ムネオさんは2年早かっただけで嫉妬があった。結果的にこのことが、ムネオを逮捕させる何かが働いたのか。

    ムネオ逮捕の時は、800万しか貯蓄がなかった。一緒に逮捕された官僚は8000万とのことで、政治家は国民の税金で給料をもらっている。自分の次の世代の政治家を作る責任があり、その育成にお金を使う。これはマーちゃん自身も今は家庭生活で精いっぱいだが、将来偉くなった時に意識したいと思った。といってもバカみたく飲むのではなくて、決められた会合の2次会程度を面倒を見るといったくらいである。大卒者の公務員の給料は悲惨なくらい低い。

  • 鈴木宗男と盟友、佐藤優、そして魚住昭の対談集。内容は、過去の事情の暴露を含めた内容もあり、やや偏り感はあるが、話しとしては読んでいて「ふーん」と思わせる。

    佐藤優 「なぜ生産の哲学、成長戦略がきちんと出てこないのか。なぜ成長戦略を言う人は自分だけが儲かればいいという人ばかりなのか。この根本問題を解決しないかぎり、現下の危機を克服することはできないと思います。なぜ、きちんと成長させて、そのせいかを社会に還元するという、普通の発想が出てこないんでしょうね」。「チャレンジをしないという主張。これも社会を壊しているのです」。

    そうだよなと思う。自分自身も二者択一的な発想に陥っていることがある。どうしても、成長に伴う弊害が大きくなったから、反成長だという二者択一的な発想。成長がダメだったら、成長しなくてもいいじゃないかという視点。健全な成長には競争が大切だ。リスクを伴わない競争はない。

    新自由主義的な政策が推し進められる中で、勝ち組・負け組とか、弱肉強食だとか、モノ・カネが人間の価値までをも測るモノサシになってしまった。そして、二項対立的に簡単に整理してしまう風潮ができてしまった。

    鈴木宗男は「ウォーク&トーク」を始めたらしい。東京では毎月第一土曜日にするとのこと。これを佐藤優は、思いを伝えるための、皮膚感覚の可視化だという。絆の皮膚感覚としての実感。ボクも一度、「ウォーク&トーク」を見に行きたくなった。

    鈴木宗男バッシングについての考察も面白かった。佐藤優は、その本質を「排外主義的なナショナリズムである」と分析する。人間は生まれながらに特定の共同体、民族、地域に所属しているというコミュニタリアン理論(共同体主義理論)があるが、これに対して、アイデンティティとは「発見」されるものではなく、もともと人間はいくつものアイデンティティを持っていて、特定の共同体や民族に属していると考えるのは、その「選択」によるものだと考えるというアマルティア・セン(インドの経済学者)の視点で分析をする。ポピュリズムとナショナリズムが結びついた瞬間、圧倒的大多数の日本人が同じアイデンティティを選択したという分析になろう。

  • 佐藤優曰く「汗水たらして働く開拓農民」を心象風景とする鈴木宗男は「古い政治家」なのか?

    本書は鈴木宗男とその盟友である佐藤、そして同じく「古い政治家」である『野中広務 差別と権力』を記した魚住昭による対談である。

    小泉政権以降の格差社会問題によって、いわゆる新自由主義路線が見直されてから、田中角栄にはじまり、小沢、野中、鈴木に至る戦後保守政治=利権誘導政治=土着的社民主義の系譜は、「温情の政治」として見直されてきた。

    「応援本」の色が濃いものの、本書は、彼らの「温情」がホンモノであるかを考える好材料になるだろう。

  • 鈴木宗男・魚住昭がそれぞれ佐藤優と対談している本となってます!
    読みやすい!鈴木宗男の自叙伝と併せて読むとよりグッと惹き込まれます!
    久しぶりにいい買物をした(*´ω`*)

  • *寄付 採用されず
    かけた情けはみずに流し、受けた恩は石に刻む
    「受けた恩はみずに流し、かけた情けは倍付にする」という人もいる
    今の世相は江戸の元禄期でなく、化政期に似ている 軽薄なお笑いが隆盛。国学が盛ん。(外国に感心をもたない)
    民主主義というのは社会各層の利益を代表した議員が、議論に議論を重ねて得た結果に責任を負う。これが最大の約束事。
    ウォーク&トーク 月一回街行くひとと話をする 銀座第一土曜、札幌第2日曜
    ファシオ イタリア語で束
    今の保守政治家は、社会と結びつくだけの根を失ってしまい、イメージ操作によって成り立っている
    「恋」松山千春がストリップ劇場の照明係をやっているときに作った歌

  •  主題は「鈴木宗男」にスポットを当てているが、収録された対談2回ともに出てくるのは佐藤優氏だ。最初は鈴木-佐藤、次が魚住-佐藤である。
     内容は今までも語られたエピソードが多く、鈴木宗男氏の政治家としての宣伝が主体だ。
     ただ、魚住-佐藤の後半は多少なりとも読み応えがある。佐藤優に期待してわざわざ買う程の対談集ではない。

  • 2012/3/29 Amazonより届く。
    2012/5/29〜6/2

    鈴木宗男氏と盟友、佐藤優氏、佐藤氏とジャーナリスト魚住昭氏の対談による、鈴木宗男氏の政治観を浮き彫りにしようとする書。最近、佐藤優氏の著作を良く読んでいるが、鈴木氏や佐藤氏が逮捕されてからの日本の政治を顧みると、どちらが正しかったのか、という気になる。全面的に支持するわけではないが、私は鈴木ー佐藤氏らにシンパシーを感じてしまう。

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