- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862550378
感想・レビュー・書評
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日本代表でも、数々の試合でスカウティングをした小野剛氏のスカウティングのやりかた、実際の経験の本。
スカウティングは、試合等や相手を分析し、最後に勝利のためには集めた情報をどのように整理するかが鍵である。そのためには、集めた情報を取捨選択することの必要性をまとめている。また、スカウティングのポイント等もまとめている。
実際に、スカウティングをするような人にはよいが、他の人には若干ものたりないかもしれない。スカウティングではこのようなことをやっていると学には良い本だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小野剛さんという、サッカー指導者の方の、まあ思い出話ですね。
●1996年のアトランタ五輪男子サッカー
●1998フランスワールドカップアジア予選
●1998年のフランスワールドカップ
などで、「スカウティング」という、要は対戦相手を事前に分析して、自軍の対策を考える仕事をしていた方なんですね。
それでまあ、思い出話。
サッカーはミーハーに好きだし、丁度上記の頃はそれなりに日本代表は観ていたので。そこそこ面白かったです。
というか、そういう世代が多いから商品として成立する本なんでしょうけどね。
仕事が激しく忙しくなってくると、純粋に気分転換で、難しくない娯楽的な活字を読みたくなることがありまして。
小説のフィクションに入り込む気力も出せないし。
モノゴトを思考したりする精神力もない。
そういうときには割と、こういう類のサッカー本とか読んだりします。
まあ、漫画本でもいいんですけど。
旅仕事の途中とかだと、とにかく荷物を増やしたくなくて、
スマホで読める範囲に限定して読書するもので。
漫画本だと画面が小さくって。。。 -
とても勉強になった、ジョーホールバルをもう1回観てみようと思う。
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前日本サッカー協会技術委員長で、FIFAのインストラクターも務める小野剛氏が「サッカーの見方」について示した本。アトランタ五輪やフランスW杯でスカウティング担当を務めただけあって、サッカーを見る際の本質をわかりやすく示してくれている。ただ、著者自身は指導者ということもあり、スカウティングは「選手たちのパフォーマンスがよくなるためには」というツールのひとつに過ぎないとしている。そうしたスカウティングのあり方についても述べられている。
サッカーを戦術的に見ることに興味を持ち始めた方、指導者を始めたばかりで他チームの試合を見て研究を行いたい、という方におすすめ。 -
★サッカーの見方の基礎に★どういう選手交代をしてシステムをいじればどのような影響を与えられるのか――。サッカーの試合を見ていていつも全く見当がつかなかった(カズでさえどこかのインタビューで似たようなことを言っていた)。その点で、試合の意図を分析するめの本として参考になった。
FWの並び、どこで数の優位を作る(FKでの壁の数にも関係する)、カウンターの起点、横に網を張るネットディフェンスに対しあるサイドだけで縦に出させるシールディフェンス、などポイントとなる点を列挙する。細かくかつ具体的な事例で印象に残ったのは、DFの振り向く方向によるボールウォッチングの癖(例えば左側のFWは見失いやすい)を生かしたアトランタ五輪のブラジル戦、展開力の弱いDFにボールを持たせて前にドリブルをさせ縦パスを出したところをつぶすアトランタ五輪最終予選のサウジアラビア戦。正しい全体像を数多く見ておかしな点を感じられるようにする、という手法には納得した。そのためにはテレビではなく全体像が見渡せるスタジアムでやはり見る必要があるのだろう。
ただしやや不満だったのは、失敗事例の提示が欠けていたこと。また、試合の狙いは良かったが「不運な失点だった」との表現も気にかかった。もちろん運は左右するが、ここでそれを言ってはおしまいでは。選手に対する指導方法も、全体としては雰囲気の話にとどまるように感じた。 -
岡田監督の気持ちがわかる