全教科の成績が良くなる 国語の力を親が伸ばす

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  • カンゼン
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862550545

感想・レビュー・書評

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  • 国語(言語を使ったこと)は、本当に重要なんだと再確認できた本だった。

    学力の基本に国語(言語)による考え方があり、読むときの文章や心情を理解するためには外遊びなどの体験・経験が必要であり、また家庭生活などの思いやりの体験も必要であると改めて感じた。

    また、そのために必要な絶対に外してはいけない漢字学習をすることや、書く力(作文等)、読む力(読書等)が大切だと感じた。

    国語や言語活動をもう一度考え直すには良い本だと思う

  • ☆日本語の宝石を体に埋めておく
    ☆敬語ゲーム
    ☆お話しを作って聞かせる
    ☆体の言葉、野菜、飲み物、漢字で木偏のもの魚偏、人偏

  • やっぱり国語の力必要だよなー。今からじゃ遅いけどなー。これから益々文を書く力が必要になってくるんだけど、子供は本嫌いなんだよなー

  • 花まる学習会のこの代表の方のお名前はよく見ておりましたが、本を手に取ったのは初めてでした。
    とても共感できる内容でした。
    きっかけは、ある保護者の方から「うちの子、文章が読めないんです」と相談されたことでした。本をただ読んでいるだけでは絶対にだめだなと思いながらもその場では適切な助言が出来ず、悶々としていました。
    文中、いろいろなヒントが出てきます。本を読むときには漫然と読む「漫読」としっかりと緻密に読む「精読」の二通りの読み方がある、という話も納得できました。
    国語力は、家庭力から、という長年のご指導で培われて来たノウハウは貴重です。あとは実践できるかどうかは、受け止め方次第ですね。私ももう少し自分で考えて、今後はアドバイスにいかせるようにしたいです。・・手元においておきたい1冊。

  • 【子育て・教育】国語の力を親が伸ばす/高濱正伸/20160825(103/529)<187/51058>
    <きっかけ>
    ・Kが(図)より借りてきた。Fの国語力の問題。

    <感想>
    ・国語の力の定義こそないが、まずは言葉を単に使うだけではなく、親しませる、ことが大切。それはちょっとした工夫でいろいろできる。
    ―①絵本だけでなく、お話を作って聞かせるのもアリ、②しりとり、③熟語やことわざもどんどん使う、④俳句。
     -まずは1日1行か2行の日記を書き慣れさせる。書くことがないという子には、書くことを口頭で引き出してやる。
     -本を読んだら、あらすじを聞く(長文を要約出来ない子は国語ができない)。
     -道順遊びで正しい言い方をトレーニングする。
    等々、
    ・幸い、Fは漢字の成り立ちに興味があるようなので、それをうまく引き出して、漢字に親しみを持てるようにしたい。
    ・結局のところ、国語の力は自己表現力と読解(要約)力なのではないか。前者のためには、「母親が感じたことを言葉で表現すること」、後者については、もっと根本的な思いやり(思いやる心がないと、国語のテストに出てくる人の心の微妙な機微を感じるようなことはできない。)によって育まれるというのも納得。
    ・また、将棋等の古来からのゲームがロジックを育てる上では有効と。感想戦を含めてやりたい。

    <引用>
    ・子供の「どうして?」には必ず答える。わからないことをわからないままにさせておかない。
    ・多様な経験をした子ほど読解力がある
    ★本を読んだら、あらすじを聞く(長文を要約出来ない子は国語ができない)。
    ★親の思いやりが、子供の思いやりを育てる。思いやる心がないと、国語のテストに出てくる人の心の微妙な機微を感じるようなことはできない。
    ・子供の感じる心を伸ばすには、母親が感じたことを言葉で表現すること。
    ・漢字だけは、泣こうがわめこうが、やらせる
    ・言うときの課題 -①正しく言う、②豊かに面白く言う。①が優先される
    ★道順遊びで正しい言い方をトレーニングする。
    ・小学校低学年迄は耳学問の世界。親子で沢山会話する。その土台の上で、高学年からは、ことばノート(分からない言葉があたら、読み方や意味を書いておく)を作る。
    ・勉強しなさい、ではなく、勉強の仕方を教える
    ・囲碁、将棋、アルゴは理詰め対理詰めのキャッチボール。論理的にかみ合った会話が磨かれる。感想戦もやる。
    ・読書 -①慢読(単に楽しむ、活字好きにさせる)、②精読(文章題等読み落とさず)
    ・親以外の第三者が本を紹介してくれる機会があるとベター。同じ本でも親では従わなくとも、第三者なら読む可能性大。
    ・読書ノートを書かせる。
    ・BOOK 国語なぞべー
    ・漫画の扱い:内容による(歴史ものの漫画や手塚治等はOK)。否定するのではなく、そこから活字へうまく橋渡しをしてあげる。
    ・ほめられようとして作文を書くのではなく、本当に自分の喜びとして作文を書くという方向にもっていく(が、これが難しい)。
    ★まずは1日1行か2行の日記を書き慣れさせる。書くことがないという子には、書くことを口頭で引き出してやる。
    ・低学年の子には落ち着いて何度も言い聞かせる。
    ★言葉に親しませるために、①絵本だけでなく、お話を作って聞かせるのもアリ、②しりとり、③熟語やことわざもどんどん使う、④俳句。
    ・聞く力、話す力は会話で鍛える。今日何食べたと子に質問したら、お母さんに同じ質問してみて、と言う。
    ・家庭での学習:そもそも、お母さんの心の安定ありき。

  • [江東区図書館]

    高濱先生の本を数冊、立て続けに読んでいたのでかなり他書と内容がかぶったし、とりたてて目新しいものはなかったが、それでも読むたびに大事だ、かけている、と思った点だけピックアップ。

    ■「読む力」をつける
    ・読解力をつけるおもしろトレーニング(さくら)
    名作の一節を読み聞かせ、その細かい内容についてのクイズを出す
    ・精読力をつける音読打率ゲーム
    約40字×50行ほどの問題文を音読させ、20-30か所の読み間違い(つっかえたり読み飛ばしなども含む)を5つ以下になるまでやりこむ。

    ■漢字は家庭学習の勝負どころ

    ■「書く力」をつける
    ・お父さんはこどもに囲碁・将棋を教えてやるといい。埼玉県トップの進学校である浦和高校では、テストの点数以外にも、囲碁・将棋が4段以上なら加点するというものがある。

    ■読書国語力
    ・思春期に読書に目覚める場合もある。
    「戦争を知らない子供たち」by北山修(元ザ・フォーク・クルセダーズ)@角川文庫
    夏目漱石、小林秀雄、筒井康隆、チェーホフ、カミュ、トルストイ、ドストエフスキーなど

    ■生きる力・作文力をつける
    ・幼少期は1日1-2行の日記で書きなれさせる。この時期は作文より日記がおすすめ。
    ・自分で書けなければ口頭で引きだす。その場合、やったことを時系列に並べるだけでなく、五感を通じて思い出させる。
    ・高学年になったらテーマを与えて作文。
    そのほかにも作文力と読解力をつけるものとして、文章を映像化させたり、その逆、また地図に目的地までの道順が書いてあるものを文章化させたりする。

    ■国語力は親がつける
    ・あいさつを習慣づける
    ・かるた・百人一首などのことばゲームを身近に。
    しりとり、ジャンル別単語、漢字の偏や作りごとの漢字挙げ、辞書の早引きゲーム、意味から言葉を推測して引かせる、定義→単語さがし、同音意義・異綴語さがしゲームなど
    ・敬語ゲームもおもしろい
    ・低学年にはお話を作って聞かせる

  • 期待していたほどではなかった・・・。

  • 「花まる学習会」の高濱先生の実践が分かる本。
    今回は、「読解力」、「書く力」、がメイン。
    今回も参考になった。

    授業にもどんどん取り入れていきたいな。

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著者プロフィール

高濱正伸(たかはま まさのぶ):
花まる学習会代表。1959年、熊本生まれ。東京大学農学部・同大学院修了。
学生時代から予備校等で受験生を指導する中、学力の伸び悩み・人間関係での挫折と引きこもり傾向などの諸問題が、幼児期・児童期の環境と体験に基づいていると確信。1993年、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、小学校低学年向けの学習教室「花まる学習会」を設立(現在は年中〜中学生)。2015年より、佐賀県武雄市で官民一体型学校を開始。著書多数。

「2022年 『マンガとクイズでまるごと覚える!47都道府県地理カード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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