バルセロナが最強なのは必然である グアルディオラが受け継いだ戦術フィロソフィー

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制作 : 羽中田 昌 
  • カンゼン (2011年9月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862551023

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バルセロナが最強なのは必然である グアルディオラが受け継いだ戦術フィロソフィーの感想・レビュー・書評

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  • 全体をみるということが冒頭に描かれているが、読み進んでいくうちに細分化されたアクションを、どのような「目的」のもとで、どのような「原則」で、どのような「手段」で、「誰が」行うかを徹底的に練り上げられた上でのことであった。
    バルセロナは攻守一体でトランジションが要、育成方法が一貫してから、などありきたりでない部分も解説されている。

    選手の評価基軸として、フィジカル、コーディネーション、社会性と情緒性、感受性と意志、創造性とテクニック、認識力(判断)、メンタルという7つに理解できるとのこと。これらは相互作用がなされていき、フィードバックにより選手は複雑に成長していく。参考にしたい。

  • 正直、僕には分からなかった。。

  • 内容はあまり論理的ではないように思ったし、著者バルサが好きすぎて客観視できていないんじゃないかと思った。読んでてもつまらなかったので、chapter1で見切りを付けてしまった。衝動買いの付けが来た。

  • 08/09シーズン終了後、ペップ1年目を見た上で書かれた本だと思う。哲学者やフットボールに携わる人たちの言葉を用いながら、バルセロナの固定観念に縛られないスタイルと共に、魅せるだけでなく勝利も勝ち取るスタイルに行きつくまでを前半は抽象的に、後半は部分ごとに具体的に書き綴っている。内容は面白いけど、タイトルと訳が気になる。あきらかにタイトルはおかしいし、訳者もフットボールを知ってるだけでは駄目だなと思わせる内容だった

  • 正直意味わからず。

  • 攻撃と守備を分けない考え方など、なるほどと思えるところがたくさんあったが、難しい。
    シャビの「正直に言って、僕が生きるも死ぬもチーム次第だ。僕のプレーには仲間が必要だ。一人が相手のマークを振り切って、もう一人が僕のために短い距離を動いてくれなければ、僕は僕になれない。チームメイトなしでは、僕のフットボールは意味をもたないんだ」という言葉がとても印象的だった。

  • こんな切り口でサッカーの話題が語られる読み物は初めて。デカルト、ニュートン、モラン、哲学者、社会学者、物理学者・・・の引用がバンバンでてくる。しかしどこか最近よく耳にするキーワードが並ぶ。「部分ではなく全体を」「因果ではなく系(システム)で捉える」「関係性と相互作用に着目する」「複雑性の思考を取り入れる」・・・刺激的で興味深いが、わかるようでわからない。ただ一つ、バルセロナに魅力を感じる理由が、ロジカル・システムの追求と人間的な主体性・相互作用への尊厳が高度に融合している点、だということがよくわかった。

  • バルサの組織的サッカーの哲学が書かれている。サッカーに特化した書物ではなく一般論も明記されている。イブラがバルサのサッカーに適応できなかった理由が分かる気がする。

  • 現地スペインで発行された本を、車椅子ながらバルセロナ留学を経てS級ライセンスを持つ羽中田昌さんが訳した一冊。日本でもバルセロナ本が乱立しているが、以前読んだ西部謙司さんの『バルセロナ戦術アナライズ』を導入本とするなら、こちらはより詳しいバルセロナの戦術コンセプトの細部にまで迫れる一冊。クラブW杯でバルセロナをリアルタイムで見て、そのすごさに感嘆したサッカーファンが強さの秘密を知るにはうってつけ。

  • ペップ・グアルディオラの就任以降、輝かしい栄光を欲しいままにしているバルセロナ。この強さも相まって、バルセロナに関する様々な書籍が出てきたものだ。

    しかし、このバルセロナの強さの本質に迫る内容という書籍には巡り会えていなかったように思える。

    そんな折、本書を手に取ったところ、大変に興味をそそられる内容であった。

    過去に「戦術的ピリオダイゼーション理論」を取り上げた書籍について読んだとき、フットボールの新パラダイムである複雑性に興味を持った。本書はそれをバルセロナというケーススタディに当てはめて解説をしている。
    フットボールの戦術本と侮るなかれ、哲学の類いのカテゴリにも分類できるだろう。

    本書を読了後、バルセロナの試合(サラゴサ戦)を観戦し、個人的にも新たなパラダイムで試合を見ることができたと感じる。
    本書を読み通した結果、バルセロナが最強でなくなる理由に思いを馳せたのだが、私が思うに「飽くなき探求精神が尽きたとき」ではないかと思う。

    つまりペップがこのクラブでやり尽くしたと感じるその瞬間に他ならない。相手によってやり込められなく継続が途切れるとき、そのチームは伝説的に語り継がれる。すでにその片鱗は見えているが、彼の今後とチームの進化、引き際のタイミングなど、注目せざるを得ない状況であるだろう。

    大変におすすめな1冊である。

    この魅惑的なチャレンジングな内容を書籍にしたオスカル・モレノ氏、それを訳す大変な作業を行った羽中田昌氏には敬意を表し、締めくくりとしたい。


    ■目次
    Introduction バルセロナの本質に迫るために

    PART1 バルセロナのフィロソフィーを解明する
    CHAPTER1 古典的なパラダイム(枠組)で捉えてはいけない
    1‐1 細分化しては全体像が見えない
     ▼攻撃と守備が分けられてしまっている
     ▼プレーヤーの能力を解体してはいけない
     ▼数値化することで安心してはいないだろうか
     ▼プレーだけを抽出することはできない
    1‐2 代表でメッシの力を発揮させることができるのか
    1‐3 従来の補完性の考え方
    1‐4 ただ順守するだけの原則はいらない
    1‐5 プレーヤーと監督の関係を考える
     ▼知の所有者としての監督

    CHAPTER2 新たなパラダイム(枠組)がもたらすもの
    2‐1 部分のさらなる先に全体像が現れる
     ▼攻撃の手段は守備とつながっている
     ▼プレーヤーは一つの機能を持ったシステム
     ▼プレーヤーを評価する基準とは?
     ▼ドラムでもピアノでもなく、ジャズを聴く
    2‐2 スター選手がチームが変わると活躍できない理由
    2‐3 プレーヤーたちを強く結びつけるために(新しい補完性の考え方)
    2‐4 フットボールの原則から解き放たれよ
    2‐5 主体となるのは監督ではなくプレーヤー
     ▼監督はチーム内の一つの駒にすぎない

    CHAPTER3 バルセロナのプレーに秘められた原理
    3‐1 バルセロナの全体像をつかむために
     ▼ボージャンの自然なプレー(組織化の原理)
     ▼バルセロナらしさは各プレーヤーの中にもある(ホログラムの原理)
     ▼スタメンが同じでも、同じ結果は得られない(フィードバックループの原理)
     ▼生産物であると同時に生産者である(再帰性の原理)
     ▼コインの両面を調和させる(自己組織化の原理)
     ▼個人であることと集団への帰属は分離できない(ディアロジックの原理)
     ▼アウベスが新たな手段を持ち込んだ(知の導入の原理)
     ▼すべてのピースを結びつけるチャビのプレー(差別化の原理)
     ▼セスクはアーセナルで指揮者の役割を担う
     ▼ブスケツを投入したことの意味合い(補完性の原理)
     ▼クライフの遺産に、新たな特性を加えていく(進化の可能性の原理)

    PART2 バルセロナのプレーモデル
    CHAPTER4 バルセロナのプレーモデルを紐解く
    4‐1 バルセロナのプレーモデルとは
     ▼どのようにオーガナイズされているのか
     ▼ラインの敷き方とポジションからわかること
     ▼プレーモデルの最も重要な目的とは?

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