バルセロナが最強なのは必然である グアルディオラが受け継いだ戦術フィロソフィー

  • カンゼン
3.09
  • (4)
  • (6)
  • (5)
  • (4)
  • (4)
本棚登録 : 90
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862551023

作品紹介・あらすじ

メッシ、チャビ、イニエスタ、ペドロ、アウベス…etc.ピッチ上で躍動する彼らのプレーの根底にある原理とは何か。史上最強チームが構築する戦術的メカニズムを説く。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 内容がマニアック過ぎて、ある意味ガチなサッカーの解説書としては価値があるかも知れないが、リーダーシップやマネジメントについて示唆を得ることを期待していたので、読み飛ばして終わり。

  • 意地で読了

    物理学者や哲学者の言葉を読んでも、
    まずそれが理解できません。
    その言葉と本文がどうリンクしてるのか?

    10年前の本ですが指導者には参考になると思う。
    サッカーはさらに進歩してるだろうし、
    どうアレンジするかだろうね。

    観戦してて疑問に見えてた動き。
    この意味が分かったんで、
    まぁ読んで良かったかな。

  • この本の主張は、断面とかパーツで見て評価してはダメだということ。それと、数値に頼り過ぎていないかということ。まず前者だけど、サッカーというのがゲームという流れがあって、チームが有機的に機能して勝利に結びつくことから、個々の能力の足し算がチーム力ではないということがポイント。いい選手をとっても、チームの戦術にマッチしなければ能力を発揮できない。チームの決まり事、あるいはそれはカルチャーなのかもしれないけど、それと選手の能力がマッチしてチーム力が決まるので、チームとしてのカルチャーをどう全員が理解し、機能するかという組織マネジメントの問題にもなるというところかな。数値の話はその一部ではあるのだけれど、数値で表現されると安心される一方で、数値では表現できないものがあるのも事実。フィジカルなどは数値化し易い分、数値化が進むとフィジカル面重視になってしまうというところがポイント。もちろん、これだけではないのだけど、チームの決まり事を浸透させる仕組みがバルセロナは半端ないということ。そして、そのことの正しさは、勝つことによって証明されているということかな。益々バルサが好きになってきました。

  • 全体をみるということが冒頭に描かれているが、読み進んでいくうちに細分化されたアクションを、どのような「目的」のもとで、どのような「原則」で、どのような「手段」で、「誰が」行うかを徹底的に練り上げられた上でのことであった。
    バルセロナは攻守一体でトランジションが要、育成方法が一貫してから、などありきたりでない部分も解説されている。

    選手の評価基軸として、フィジカル、コーディネーション、社会性と情緒性、感受性と意志、創造性とテクニック、認識力(判断)、メンタルという7つに理解できるとのこと。これらは相互作用がなされていき、フィードバックにより選手は複雑に成長していく。参考にしたい。

  • 正直、僕には分からなかった。。

  • 内容はあまり論理的ではないように思ったし、著者バルサが好きすぎて客観視できていないんじゃないかと思った。読んでてもつまらなかったので、chapter1で見切りを付けてしまった。衝動買いの付けが来た。

  • 08/09シーズン終了後、ペップ1年目を見た上で書かれた本だと思う。哲学者やフットボールに携わる人たちの言葉を用いながら、バルセロナの固定観念に縛られないスタイルと共に、魅せるだけでなく勝利も勝ち取るスタイルに行きつくまでを前半は抽象的に、後半は部分ごとに具体的に書き綴っている。内容は面白いけど、タイトルと訳が気になる。あきらかにタイトルはおかしいし、訳者もフットボールを知ってるだけでは駄目だなと思わせる内容だった

  • 正直意味わからず。

  • 攻撃と守備を分けない考え方など、なるほどと思えるところがたくさんあったが、難しい。
    シャビの「正直に言って、僕が生きるも死ぬもチーム次第だ。僕のプレーには仲間が必要だ。一人が相手のマークを振り切って、もう一人が僕のために短い距離を動いてくれなければ、僕は僕になれない。チームメイトなしでは、僕のフットボールは意味をもたないんだ」という言葉がとても印象的だった。

  • こんな切り口でサッカーの話題が語られる読み物は初めて。デカルト、ニュートン、モラン、哲学者、社会学者、物理学者・・・の引用がバンバンでてくる。しかしどこか最近よく耳にするキーワードが並ぶ。「部分ではなく全体を」「因果ではなく系(システム)で捉える」「関係性と相互作用に着目する」「複雑性の思考を取り入れる」・・・刺激的で興味深いが、わかるようでわからない。ただ一つ、バルセロナに魅力を感じる理由が、ロジカル・システムの追求と人間的な主体性・相互作用への尊厳が高度に融合している点、だということがよくわかった。

全16件中 1 - 10件を表示

羽中田昌の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジェームス W....
カルロ・アンチェ...
落合博満
フアン・カルロス...
三浦 しをん
ウォルター・アイ...
アルベルト・プッ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×