サッカー選手の正しい売り方 移籍ビジネスで儲ける欧州のクラブ、儲けられない日本のクラブ
- カンゼン (2012年2月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862551030
作品紹介・あらすじ
なぜ日本人選手は欧州に"0円"で引き抜かれるのか?Jクラブが移籍ビジネスの勝者となる「戦略」と「交渉術」を総力取材で解き明かす。
感想・レビュー・書評
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Jリーグが20年を迎え、これからどう進んでいくのか。
切り離せない問題なのが、選手の移籍やGM制度の不備…。
筆者は、
●日本人選手以外も「育てて売る」
●アジアのトップリーグを目指す
●欧州に合わせたシーズン、契約期間の導入検討
●代理人文化の醸成…などを提言。
変わっていくものを追いたいよな。 -
日本(Jリーグ)の移籍制度はあまりマスコミは報じないので、この本で初めて知ったことが多かった。とても貴重な一冊。
著者は「日本のサッカーを向上させるには、日本のクラブも交渉力をつけて世界のマーケットに参加することが必要」という立場。一方、現場のクラブはそれが理想だと理解しつつも「そうは言っても現実的には厳しい」つまり、日本のサッカービジネスまだまだ成熟していないので、今グローバルマーケットに参加しても食いつぶされるだけだという意見。本書ではそういったクラブ幹部や、そのクラブからボロクソに敵視されている(笑)代理人、そして一番の当事者である選手まで、色々な立場の生の声が聞けるのが素晴らしい。
それぞれの立場でそれぞれの正論があるので誰もがハッピーな道はない。読者は日本サッカーやJリーグのサポーターだろうから、その読者も他人事ではないはず。究極的には、クラブと選手どちらをとるかの選択。日本人ファンは選手を尊重する傾向が強い。しかしそれでは日本のサッカーは成長しない、と著者は主張する。
さあ、僕自身はどうなんだ?───ただ読んで「面白かった」だけでなく、読後も自分なりに考え続けさせるほどの力を、本書は持っている。 -
今の流れの現状が具体的に読めました。売り方を経験している最中だと、よくわかります。
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新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、2階開架 請求記号:783.47//O97
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2010年:FIFAルール適用
2011年FIFAエージェント⇨31人 -
再読の価値あり!!
日本人の0円移籍問題に切り込む!
ロベルト佃のホントの並読をオススメ。
マドリーの2トップエージェント
・ホルヘ・メンデス(ポルトガル人)
→モウ、Cロナ、ディマリア、ぺぺ、カルバリョ、コエントラン
・ドイツ在住、イラン人のファゼリ
→エジル、サヒン、ケジュラなどをマドリーへ。
トルコ系ドイツ人のパイプを持つ。 -
契約があるうちは移籍など考えれない!契約を満了してから移籍すべき!などという人もいると思うが、私は育ててもらったチームにお金を残せない方が不義理であると思う。
夢もあるだろうが、本当に必要と考えてくれるチームであれば金を払ってでもとりたいと考える。そういうチームに行く事が選手にとってのやりがいではないだろうか。今は日本の名を売る時期で致し方なしとも考えるが、近い将来、移籍金を取れる選手が増えてほしいと考える。
こんな本が読みたかった。 -
勉強になりました。
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他にはない本です
興味深い事がたくさんのってます
感謝。
感謝。