「前へ」明治大学ラグビー部 受け継がれゆく北島忠治の魂

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  • カンゼン (2011年10月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862551092

「前へ」明治大学ラグビー部 受け継がれゆく北島忠治の魂の感想・レビュー・書評

  • 二度目の読破です。67年間明治大学ラグビー部の監督を務め、紫紺の明治を最強にした北島監督の教えの詰まった一冊。そしてタイトルの「前へ」監督が貫いたこの言葉は、ラグビーだけでなく、経済界、スポーツ界で共感を!

  •  世の中のスポーツで観戦していて最も興奮してドキドキするのがラグビーだ。特に僕は大学ラグビーをこよなく愛している。秋から冬にかけて行われる早慶戦、早明戦(時には大学選手権)を観戦するために生きているといっても過言ではない。(最近はアメフトが面白いので、余計に冬が楽しくなってきた)
     僕が大学生活を過ごした頃の明治は圧倒的に強かった。「認定トライ」なんてものがあるんだ、って早明戦で初めて知った。本格的にラグビーを観戦し始めてからはこの著作の主人公北島氏はこの世を去っていた。でもラグビーのラの字も知らない時から、北島氏のことと「前へ」という言葉を知っていた(TV等で特集されることが多かったのためかと思う)のだから、恐れ入る。
     この本は(明治)ラグビーの事を知って読むと相当面白いと思うし、知らなくても氏の生き方・考え方がよくわかる大変興味深い本だと思う。人生訓・処世訓として読むという方法もアリだと思う。ラグビーに関する本というよりむしろ、「生き方指南」という要素が強い本かもしれない。
     また、明治をはじめ早稲田・慶応他多数の大学ラグビー関係者のインタビューも含まれていて、大変豪華な作りになっている。大学ラグビー愛好者は是非持っておきたい一冊だと思う。
     明治が強い時の早明戦(国立競技場)は、地響きのような応援がする。あの応援は圧巻だと思う。FWでグイグイ押す、わかってても止められない。それが明治の特徴だし、そういう戦いに拘ってほしい。佐々木組の時の早稲田なんか往年の明治を思い出させるような強力FWで、ドライビングモールなんてよくやっていて、見ていて溜飲が下がる思いだったがその一方で「FWで押すなんてらしくないな」とも思った。明治がBKをで華麗に展開してトライをとってもファンの人は納得しないと思う。
     大学ラグビーに(昔ほどではないにしろ)あんなに人が集まるのは、やはり形容しがたい魅力があり、チームカラーがあるからだろう。タックルの慶応、縦の明治、横の早稲田。そういう特徴があるから見ていて面白い。
     潜在的ラグビーファンは多いはずなのに、トップリーグや日本代表を見に行こうという人はそれに比べて少ない。この状況を日本ラグビー協会はよくよく考える必要があると思う。確かにトップリーグなどを見ると、技術も高いし、巧さも感じる。でも「だから・・・」って思っちゃう。僕は少なくともラグビーの代表システムを変えるべきだと思う。メンバーの半分くらいが外国人のチームをみて「これが日本代表です」って言われても「?」でしょ。 (個人的には大学スポーツの外国人制度を廃止すべきだと思っているが、それはさておき)その点サッカーの代表の方がわかりやすい。基本的に「日本人」だから。
     とかいろいろラグビーについては思うところがあるのだが、僕は大学ラグビーを愛し続けるし、大学ラグビー以外の観戦を積極的に行うつもりがない。だからこそ大学ラグビーの発展を心から願っている。
     「前へ」という言葉、僕はすごく好きなんです。この本は人生に迷った時に何度も読み返したくなる良著だと、(贔屓目にみて)そう思うのです。

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「前へ」明治大学ラグビー部 受け継がれゆく北島忠治の魂の作品紹介

明治大学ラグビー部を作り上げた御大・北島忠治の人生・指導理念とは-日本ラグビー界の神様が今蘇る。総勢21名のインタビューに、スポーツライター藤島大氏の特別書き下ろし文も収録。

「前へ」明治大学ラグビー部 受け継がれゆく北島忠治の魂はこんな本です

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