サッカープロフェッショナル超分析術 システムマッチアップ分析至上主義宣言
- カンゼン (2013年12月18日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862552150
感想・レビュー・書評
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サッカーのフォーメーションの図解は難しいことだと思うけど、もう少し図を使った説明があっても良かったかなと思います。
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オランダサッカー協会1級のライセンスを持っていて、現地での育成のコーチ経験をもつ林氏の意見を、梅本氏がまとめた本。
基本的には、組織戦術を図解によるマッチングによって解析しようとする手法の紹介であると思ってよいと思う。本書では、「システム・マッチアップ分析」としている。
内容は、最強システムはないという前提で、システムが相対的に変化することをおさえながら、チャンピオンズ・リーグの8試合を、ボールを持っているとき、持っていない時に分けて、マッチアップ分析している。
その後、オランダサッカーの基本を解説して、試合でよくである状況での1つの解答例を紹介している。また、個人戦術によっては、組織戦術の限界も指摘している。
一番心に残ったのは、オランダでは指導者には戦術等のことは徹底的に学ばせる代わりに、指導の際にはプレイヤーに徹底的に考えさせ、引き出させるようにしていることである。サッカーの試合で同じことはないわけで、状況に応じた適切な判断能力を磨くことが大切であることがわかっているからだと思う。
指導者が学ぶことと、プレイヤーへの接し方などを学べたと思う。