皆殺し映画通信 天下御免

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著者 : 柳下毅一郎
  • カンゼン (2015年2月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862552921

皆殺し映画通信 天下御免の感想・レビュー・書評

  • やなした・きいちろう 映画評論家・翻訳家 1963-

    見る前から「これは残念な作品だろうな」と分かる映画をわざわざ見に行き、
    どう残念な作品だったか詳説する評論集の第2弾。
    そこに地雷があると分かっていて踏みに行く「ハート・ロッカー」的活動には
    敬意を表さざるを得ない。

    ただし今回の第2弾(2014年公開作品をカバー)は、前作(2013年公開作品)より
    「公開されたことすらほとんど誰も知らない作品」の割合が増えた。
    ハート・ロッカー活動に勤しむうちに、そうした作品群の存在に
    のめり込んでいってしまったようだ。

    引用●駄目と分かっている低予算映画をなぜ見に行くんだ、とよく言われるが、
    その「そこらへんで公開されているけれど、誰も見向きもしない映画」に
    どうしようもなく興味があるのである。別に叩くために見に行っているわけじゃなく、
    これは一種の考古学のようなものだと思っている。いや、現在の映画を発掘して
    いるのだから映画考現学と言うべきだろうか。(序)

    というわけで、『竜宮、暁のきみ』『くらげとあの娘』『クラブアンダルシア』
    『カラアゲ☆USA』『ワンネス~運命引き寄せの黄金律』といった、
    どこで公開されていたのかも知らない作品が紹介されていくのである。

    それも興味深いが、やはり私としては、シネコンでフツーに公開された
    地雷作品の評も読みたい。もちろんそうした作品も取り上げられている。
    それらの評は、ストーリーを全部語るだけで、いかに残念かが分かる。
    つまり、脚本がダメということだ。脚本がダメでは、良い映画はできない
    ということが理解できる(もちろん、面白おかしく語ってる部分もあるだろう)。

    もうひとつ著者が厳しいのが「副音声映画」というやつで、
    「登場人物が全員自分が何をどう感じているのかリアルタイムで口に出して
    喋るタイプの映画」(P167『ホットロード』評)であり、
    そういう映画、あるある、と思い当たる。

    とにかくこの本で取り上げられているのは、たとえ題名を知っていたとしても
    見る気が起きなかった作品がほとんどであり、ほぼ完全ネタバレで、どんな
    作品だったか教えてくれる評論はありがたい。今後も続けていただきたい。

    なお巻末の古澤健監督との対談は、映画興行に関心のある人は必読だ。
    古澤監督、武井咲主演の『クローバー』の、現場での製作費が明言されている
    (P287)映画の製作費がハッキリと活字になるのは珍しいと思う。

  • まあまあ面白い。

  • 映画評。

    ・『ヒットマン 明日への銃声』
    ・『HO~欲望の爪痕~』
    ・『ジャッジ!』
    ・『黒執事』
    ・『御手洗薫の愛と死』
    ・『抱きしめたいー真実の物語ー』
    ・『僕は友達が少ない』
    ・『劇場版テレクラキャノンボール2013』
    ・『ゲームセンターCX』
    ・『魔女の宅急便』
    ・『偉大なる、しゅららぼん』
    ・『乙女のレシピ』
    ・『ねこにみかん』
    ・『サンブンノイチ』
    ・『L♥DK』
    ・『Route42』
    ・『A.F.O』
    ・『歌舞伎町はいすくーる』
    ・『醒めながら見る夢』
    ・『キカイダー』
    ・『薔薇色のブー子』
    ・『女子ーズ』
    ・『わたしのハワイの歩き方』
    ・『万能鑑定士Q-モナ・リザの瞳ー』
    ・『渇き。』
    ・『好きっていいなよ』
    ・『竜宮、暁のきみ』
    ・『幕末高校生』
    ・『しもつかれガール』
    ・『STAND BY ME ドラえもん』
    ・『くらげとあの娘』
    ・『ホットロード』
    ・『ルパン三世』
    ・『イン・ザ・ヒーロー』
    ・『銀座並木通り クラブアンダルシア』
    ・『ハニー・フラッパーズ』
    ・『カラアゲ★USA』
    ・『マザー』
    ・『風邪〈FUJA〉』
    ・『拳銃と目玉焼』
    ・『シャンティデイズ 365日、幸せな呼吸』
    ・『ふしぎな岬の物語』
    ・『スイートハート・チョコレート』
    ・『東京~ここは硝子の街~』
    ・『トワイライト ささらさや』
    ・『神様の言うとおり』
    ・『ワンネス~運命引き寄せの黄金律』
    ・『生まれ変わりの村』
    ・『和~WA~』
    ・『MIRACLE デビクロくんの恋と魔法』

  • 今年も登場。私が観たのは一本だけ。でも予告編でよさそうと思った作品も含まれていた。

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皆殺し映画通信 天下御免の作品紹介

ヤバくて愉快なトンデモ映画が増殖中!!殺し屋稼業に安息なし!?日本映画50本、タブーなき殺しのレビュー!!

皆殺し映画通信 天下御免はこんな本です

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