- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862631848
感想・レビュー・書評
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寡黙男×下衆医師
ある日、若宮は同僚のセフレ医師と見も知らぬ男を拉致して無理矢理3P
しかしその男は先日病院で亡くなった女児の父親だった。あまりのバツの悪さに謝罪をしようとしてもけんもほろろしかも何かと運悪くかえって迷惑をかける始末。
冷静に拒絶されていたはずが思いもかけずやっと向き合ってくれた岡田に若宮はどハマりする。何をやっているのか、常に気になって束縛しまくる。それに岡田も応えてくれていた。
しかし気持ちか膨らみすぎるあまりに岡田に近づくもの何もかもが許せなくなっていき…
まぁ下衆な遊び人が本気で恋愛にハマった話。
しかも相当な束縛。相手はあんまり言葉とかには表さないけど、かなり溺愛してくれてると思うんだけどねぇって話詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
正直突っ込みどころは満載なんだけど、気分は盛り上がってしまったので☆4つ(笑)
もし、こんな医者が主治医だとちょっと不安だよね。
そして、岡田が若宮に惹かれるのがどうしてもピンとこない。そのへん説得力があればもう少し楽しめるかもなあ。 -
何回か読み直す程に好きでしたー
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人を尊敬せず、自分の社会的地位に胡坐をかいているような、いわゆる「嫌な奴」である若宮と言う男が、人格をまるごと改めるような話ではなくて、たった一つ、一人の人間に対して「好きだ」と言葉にして言えた、と言う事だけを
書いている物語だとも思った。人に対して「好きである」と言う自覚をすること、それが如何に難しく、滅多にないもので、自分を顧みるきっかけになったりするか、若宮にもそう言う事が幸運にも訪れたと言うお話だと思った。訪れたものに気付かずに済んでしまう事もあるわけだから、若宮も捨てたもんじゃないな、と(笑) -
最初は悲惨すぎてどうしようかと思った。結局ハッピーエンドになったけど読み終わった後にじんわりと寂しい気持ちが湧いてくる。木原さんの本は全てそう。