薔薇色の人生 (ビーボーイノベルズ)

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著者 : 木原音瀬
制作 : ヤマシタ トモコ 
  • リブレ出版 (2008年7月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862634221

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薔薇色の人生 (ビーボーイノベルズ)の感想・レビュー・書評

  • 前科者でシャブ中でムショ帰り…ダメダメな人生を歩いてきて自暴自棄になっていたモモの前に現れたのが警官のロンちゃん。
    その日からモモは全てロンちゃんの為に生きるようになり、危険を承知で再び危ない道に足を踏み入れてしまいます。読んでるこっちだって分かるくらい簡単な罠…でもロンちゃんの役に立ちたいが為にボロボロになりながら自らを犠牲にするモモ。馬鹿で情けなくてどうしようもないほど愛おしい…。
    大好きなロンちゃんに愛されてると分かって何度も涙を流すシーンにこちらも幸せ過ぎて胸が熱くなりました。そんな一途なモモの思いを全身で受け止め不器用ながら応えていくロンちゃんも本当可愛いくて…。初めての恋愛に戸惑い先輩に逐一相談するロンちゃん。何故いちご牛乳で笑われたのか分からないロンちゃん。もう二人の全てが可愛いくて愛おしい!
    木原作品における欠陥だらけなのに何故か愛おしい登場人物はここでも健在でした。どんなにみっともなくても愚かでも、人を愛するって素晴らしい!と思わせてくれる作品です。

  • 木原さんは初読。バッドエンドに定評があるというのでびびりながら読んでましたが、読後感はかなり良いです。出会えてよかったと思えるBL本。

    全然好みの攻め受けじゃないはずなのに、読み終わってモモちゃんとロンちゃんがすごく愛おしくなりました。キャラクターのデフォルメとリアリティのバランスがちょうどいいです。ダメ人間だけどロンちゃんが大好きで情にあついモモと、不器用で実は友達少なくてモモに救われてるロンちゃん。片側から見たら欠陥だらけの二人の魅力が、しっかり伝わってくるお話。幸せで頭がホワホワするBLに久しぶりに出会いました。
    モモちゃんが初めダメ人間すぎてびっくりしましたが、読了後の余韻で一気に評価が上がりました。好みもあると思いますが、濡れ場に色気があるのもポイント高いです。

  • 木原さんを読み終わって幸せな気分になるなんて!

  • 攻が前科者で家族に迷惑かけ通しで、両親は間接的にそれが原因で死に、兄には絶縁を告げられるというおよそ感情移入できないクズ男。しかも、自分を助けたノンケ受を、自殺をチラつかせ無理矢理抱くという所業つき。ないわー…と読んでいましたが、途中からは夢中になって読んでました。
    受のために危ない橋を渡ろうとする愚かさ、浅はかさ。好きにはなれなくても、その愚直さには惹かれるものがあった。本編後、攻の浮気現場(誤解)を目撃して嫉妬する受に萌え。ちゃんとそこに愛があるのがたまらなく嬉しい。

  • どん底からでも頑張れる、誰かのために頑張れる百田は本当に優しい人。ロンちゃんの役に立ちたくて危ない道を歩いてしまうところも健気。高校中退前科三犯の自分なんか…という不安がいつも彼にはあるからこんなことをしちゃうんだけれど、モモちゃんにはもっと自分を大切にしてほしい。
    そんなモモちゃんの過去を気にしないロンちゃんも同じくらい優しい人。
    モモちゃんがロンちゃんがいるから更生できたように、ロンちゃんもモモちゃんがいるから、モモちゃんとの愛のある生活があるから生きることごできている。
    2人ともお互いがいるから自分がいて…掛け替えのない存在になっている。もうほんとに素敵なカップル。

  • うーーーーん木原音瀬先生は一回読めばもういいやとか言ってすいませんでした……。なんていうか、現状肯定力がすごい。途中どうなってしまうんだろうとハラハラしながら読んだけどハッピーに終われて良かったーー!攻めが全然イケメンでもなんでもない不細工というのがまた。そしてヤマシタ先生は小汚いチンピラを描くのが上手すぎる……。木原音瀬先生の小説で手元において読み返したいと思ったのは初めて。タイトルに思わず納得でした。

  • これ、大好き。
    再読~~♪

    時計を贈り合うエピソード、何度読んでもいいなあ。
    ロンちゃんがモモに指輪を贈るとこも好き。
    男前が不細工を盗られまいと牽制するってツボ(笑)

  • デリヘル店マネージャー×刑事。
    ラブラブな現在から出会いを振り返っていく形で書かれています。

    ムショ帰りのモモの自殺を止めようとした真面目な警官・ロンちゃん。

    最初は半ばレイプのような酷い始まりでしたが、
    モモが真剣にロンちゃんに恋をして行きます。

    モモはダメ男なんですが、何だか憎めません。
    自分ではどうしようもない人間だと思っていますが、
    読んでいるうちに読者にはモモの美点が分かってきます。
    このあたりが木原さんのすごいところですよね。
    愛すべきダメ人間を描くのが上手い!

    思いがけずロンちゃんがモモの気持ちを受け入れて
    恋人になれた、まさにそれが「薔薇色の人生」。
    両想いになってボロボロ泣くモモにギュ~っと心をつかまれました。

    ロンちゃんの役に立ちたいあまりに
    危ない仕事に手を染めるあたりはハラハラしましたけど、
    あんまりひどい結果にならなくてよかった~。

    一転、ロンちゃん視点では、
    ロンちゃんもなかなか問題のある男なのですよね。
    真面目だけど、人の気持ちが読めない。
    「一度も好きだと言われてない」
    「言わなくてもわかんだろ」という
    よくある恋人同士のやりとりが、
    本当に分からなかったからだとは!

    でも、モモが察しが良くて人当たりがいいのが
    ぴったりなんですよね。

    モモ視点の話だと何でロンちゃんが受け入れたのか
    分からなかったけど、ロンちゃん視点でよくわかりました。

    定年を迎えて結婚するって言う宣言が真っすぐで気持ち良かったな~。

    幸せな気持ちになれました。

    ラストの甚呉視点の話もニヤニヤしましたw

  • 再読。やっぱ好きだわ~。
    ムショ帰りのモモと警察官のロンちゃんの話は、二人とも精一杯真剣で、応援したくなる。

  • 面白かった!木原作品にしては、そんなに痛くない…かな?でも高校中退・元シャブ中・前科3犯のモモ×真面目すぎて面白味のない警察官ロンちゃんというカップルなので、やっぱり痛いシーンもあるにはあるんだけど(いろんな意味で)
    6年かかって築き上げてきた二人の関係がしっかり描かれていて、途中の展開にハラハラしつつも愛の深さに「大丈夫!」と思わせてくれた素晴らしいバカップル。不器用で一生懸命な姿が、堪らなく愛しく感じられる作品。

    木原作品にしては珍しく、既にお付きあいしている二人の過去から現在、そして周囲の人を巻き込んだ進行形で話が進む。正反対の人生を歩んできた二人が、こんな形で寄り添うなんて…BLらしいドラマチックさの中でたゆたっていると、ふいに木原さんならではの生々しい現実が目の前に突き付けられる。
    大好きなロンちゃんを信じきれないモモが「ホントに信じられないのはロンちゃんじゃない、駄目な自分自身だ」と思考の渦の中で考えるんだけど、それも仕方ないと思えるくらいのダメっぷりだよ(笑) でも愛嬌があって優しくて、良いところもいっぱい出来たモモ。それはロンちゃんのおかげ。人付き合いが苦手で我関せずで生きてきたロンちゃんが変わったのも、モモのおかげ。そんな相乗効果で出来上がったカップルだけど、いつも不安の上に成り立っていたね。

    途中、ロンちゃんがモモを好きになった経緯が不思議だったんだけど、ロンちゃん視点の話を読んだらすんなり納得できた。この二人、セックスばっかヤってないでもっとちゃんと話した方が良いよ(笑) 甚吾先輩を介してノロケまくりの二人のバカップルさ加減はホント楽しかったけど、あぁいうのは相手に直接言えばイイヽ(●´ε`●)ノ
    泣いて笑っての忙しい作品だった。でもそこがリアル。
    最終的にきっと、人生は薔薇色。

  • なんて可愛い攻めなんだろう。とても一途。パッとしないルックス。(と言ってもヤマシタトモコ先生のイラストの為くたびれた感じも妙にオサレなんだが)ヘタレ攻?とも違うこの攻の可愛さは後からジワジワくる。容赦ない不幸さの描き方も加えてホント幸せになって欲しいよこの二人。と思わせてくれる一冊。

  • 木原音瀬の本にしては、珍しい甘々なストーリー。所々、百田の痛い過去の話もあるけれど、警官とダメ男百田のやりとりは、とてもいい。
    本編は百田視点で、番外編に、警官ロンちゃん視点、ロンちゃんの先輩警官視点があり、どれもおもしろい。続編が読みたくなる内容です。

    ヤマシタトモコの挿絵もぴったり。

  • ロンちゃんがいたからモモは変われたし、モモがいたからロンちゃんも変われたんだね。
    そしてロンに対するマニの気持ちもとかす(であろう)モモの言葉にキュンとした。

  • ヤマシタさんの挿し絵に惹かれて。

    モモちゃんがかわいいなぁと思えるのは、ヤマシタさんの挿し絵のおかげもありました笑
    あのちょっと間の抜けた感じの顔が良い^^

    どうしようもない自分を全力で肯定して受け入れてくれる、そんな存在が居るモモちゃんが心底羨ましいです。

    あと書き下ろしの甚呉さんがスゴく好き。

  • 間違いなく自分的にコノハラ作品のトップ5に入る作品。
    人を愛する気持ちってホントに素敵だなと思わせてくれます。
    木原さんが王道の恋愛小説を書くとこんな風になるのかなーと思いました。

  • 木原さんの一筋縄ではいかない感じとはこういうことか…と。今作読んで少しわかったような。展開が容赦ない。主人公にも決して甘くない。そこが木原さんBLの魅力でもあるのかなと思う。
    元ヤク中前科三犯と警察官…これ以上ないほどのミスマッチカップル。モモもロンちゃんも素敵。純粋かわいい。
    「僕が六十になって退職したら、結婚してください」ってすごいな。

  • モモちゃんが欲しい・・・ ロンちゃんずるい・・・

    とか思っちゃうくらいらぶらぶカップル!
    うらやま!!(`゚Д゚´)


    内容はシリアス気味で、
    ヤマシタさんの絵もあっていて、
    続きが気になって私の中で最短で読み終わったと思います。

    いい!!

  • 全く違う人生と価値観をもっていた二人が出会い、徐々にお互いを大切に愛しく思えるようになり、最後はかけがえのない相手になる すてきはカップルでした
     
    ちょっとダメすぎだけども、それも含めて君が必要なんだって思える相手に出会えた人生は確かに薔薇色だと思います^^

  • 最初のうち、受けのロンちゃんに出会ってから少し経つまでの攻めのモモがあんまりにしょうもなくて、今からこんなしょうもないおっさんの恋バナを読むのか…と思いながら読み進めていました。でも読み終わると、そのおっさんが自分の中でお姫様に変わっていました。受け攻めで言えばロンちゃんがお姫様ですが、それはまた別として、弱くて、寂しがりで、守ってあげたい可愛い人は、私はモモの方だなと思います。一方ロンちゃんの0か1かしかない実直さも、これ以上ない王子様気質だと思います。身も心も削り合って関係を築くと言うよりは、納まるべき組み合わせの二人が納まるべき場所に納まるべくして無事納まった感じの安心感。あまりにもファンタジーなのに皮肉に感じないのは、お姫様が特別なことは何もない、むしろマイナススタートのしょうもないおっさんだったお陰かなと思います。「王子様とお姫様は、末永く幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし。」そんな決まり文句で本を閉じたくなる、心温まるお話でした。

  • もう!これは本当にやばい!!!
    ももが、ももが、素敵だよ!!本当に一途で素直で、よくまあ、スレてた時期もあったけど、心底スレることはなく。いい男になったもんだ。ロンちゃんは幸せ者だね。

  • ドラマCDを先に聴いていたので、声優さんの迫真の演技に圧倒されて、モモの駄目っぷりの酷さに聴いている自分までモモの感情に振り回された感覚が強く、どこまでも登場人物に過酷な責め苦を貸す作家さんだな、と思ったのがこのドラマCDだった。肉声が加わることで人の負の感情が増幅される、と言う作家だ、と言う事が解ってから読んでみると、何も望むものがなくなってしまって自ら死を選ぼうとした男の急死に一生を得る話で、モモに声をかけた警官がロンちゃんであった事の偶然が素晴らしいお話だった。

  • 愚かな生き方のせいで、家も家族もなくしてしまった百田。生きていても仕方がないと自棄になりかけた時、偶然通りかかった警官に制止される。生真面目な正論に腹を立て、その警官・浜渦に「抱かせろ」と無理難題をふっかけるが、彼はすべてをなげうち、百田を救ってくれた。彼のために生きることを誓う百田だったが…。ひたむきな恋がすべてを変えていく。大人気のモモ×ロンちゃんシリーズ!
     書き下ろしショートつきv
    出版社より

  • ロンちゃんはほんとーーにダメ人間なんですが、
    なんだか愛しくなるキャラクターですね。
    モモちゃんは可愛いけど男前でステキ。
    プロポーズがモモちゃんらしくて好きです。

  • ロンちゃんかわいいい(*´∀`*)

  • CD版のよっちんの演技がすごい。「スタジオでオーバードーズしてるの!?大丈夫!?」というぐらい上手い…そしてそれを心配するまえぬが…穏やかな役をやることがBL界で少ないため、なんとなく本人の性格と違いところを感じさせて so moeru!
    原作にはCDにはないろんちゃん視点の「どのようにももを好きになったのか」エピソードがあり是非まえぬに「パイズリの何が面白いんですか?」と言わせたくなります。

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