MO’SOME STING (ゼロコミックス)

  • リブレ
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感想 : 118
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784862636676

感想・レビュー・書評

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  • ヤクザと自殺志願の弁護士と追手から逃げる女子高生の話。
    クマちゃん(女子高生)がとにかくいい~!大好きだこういう子。ヤマシタさんの描く女の子はイキがよくて勘もよくて大変好ましい。ヤマシタさんの作品はBLだろうがホモだろうがかまわずに女性がばんばん出てくるところが好き。対比として出てくるわけじゃなくて人間のひとりとして登場するので男も女も関係ない、と言われてるみたいで非常にすがすがしい。そんなわけで、ホモが出てきますがこれBLなのかはちょっと謎…。
    キャラ萌え作品と作者自身が言ってますが、まさに…。名前がみんな動物なのもひそかに好きポイント。キャラ的に個人的ツボはドエスなキツネさんですが、実際にいたら絶対に関わりたくない。
    これ長いスパンでシリーズ化してほしい。

    (20090924)旧ブログより転載

  • サギさんが好きです。
    あの全力の悪人顔で、筋の通った大人としての姿勢を主人公に見せてくれる、この作品中ではとても貴重な人物だと思う。
    人相の悪いおっさんが大好きだから、特に好きになってしまっているのかもしれないけれど。

    キツネさんも好きだった。
    病んでるのはどうにかしろよと思うけれど、
    体型と服装とラストのメールがステキ。

    ……でも、何をおいても一番のイケメンは
    主人公の女子高生だ。
    タヌキもイタチもキツネも、彼女にかかれば
    本当に弱っちぃ。と、感じざるを得ない。

    ステキなイケメンをありがとうございました!

  • 命を狙われている女子高生と、助けようと動いているホモの伯父(ヤクザ)と死にたがりマゾヒストの法律屋と、世渡り上手なはずの保険屋と、ヤクザの坊(オタク)の話。

    生きることは必死。
    なんで生きてるとか、どうして生きるとか、
    そんなん関係ないよね、て思わされる作品でした。
    だって生きてるんだもんん。

    好き。

  • この本の前2つの単行本がやや迷走気味?という印象があったので、ストーリー的におもしろくてよかったです。
    いい意味でBLじゃないと思う、という主張。BLにカテゴライズされてるのが勿体ない。
    エッジのきいたアプローチというか、設定を斜めった視点から鋭く切り開いて描いてる感じが好きです。これは“ヤマシタトモコ”にしか描けない漫画だと思いました。相変わらず好き嫌いは分かれそうな作風ですが。
    この方の話って、結構淡々とした日常系が多いですが、このお話はストレートなハラハラ感があってわくわくします。暴力とかアウトローな背景とか。なので明るい話、というわけではないのですが、もっとこういう話を描いてほしい。かっこいいだけのBLヤクザじゃない部分とか。

    オジサンと少女って本気で萌える。やっぱり駄目なオジサンと10代の不安定な強さを描かせたら秀逸。がんばれ射立!と思いつつ、十和子と狐文の組み合わせもなんだかかわいい。
    か弱くて不安定だけど、女の子(の本質)ってやっぱり逞しいし強いと再確認できる。

    印象的な台詞が多くて結構身に沁みる痛い言葉もあったり、真面目に生きなきゃなと…思ったり。生きることに必死にならないとわからないことってあるんだな、とか。
    現実的な生々しい部分を綺麗に描かない方なので、誰もが手放しの幸福を手に入れてハッピーなんて終わり方はしない。後味は微妙に感じるかもしれないですが、誰もが100%報われたら人間は神にでもなれてると思います。ので、この方のそういう容赦ない感じの考え方が好き。

    あと、キャラ萌えと作者本人様が仰っていたのがよくわかる…。すごくヤマシタさんが好きそうなキャラばっかり…と思って読んでました。
    個人的にキャラ萌えでいったら浅黄か十和子、狐文あたりが好きです。でも浅黄の趣味はわかんない。だからと言って狐文を選べってことには絶対にならないですけど、田貫のどこがいいの?と真面目に思ってしまう(笑)

  • 自分の性癖に突き刺さる作品でしたわ。

    え、これ凄い面白かった…続編…ありませんかね?(切実)

  • もっとシリアスなverも読みたかったような可哀想で読めなさそうなような。

  • 最近なんだか出版ラッシュですねえ。でも、これも結構スゲー話でした。愛も生きることもイタイ、ということなんですなあ。

  • 変人具合がかなり好き。

  • おもしれーー!!ヤマシタトモコさんの作品って、どれもぐいぐい読ませてくる!
    浅黄さん、超男前!!!田貫、ほんとにあんた、勿体無いことしてるよ!三角関係とかあんま好きくないけどこれは、イイ!!!浅黄さんの想いも、王の想いも、切ない!

    「おれとコグマちゃんとクソダヌキと何が違うってんだなんでおれだけ!!おれだっていつでも死にたいのに必死で生きようとしてる」

    「ーーどうかしてるよ 弱ったときにお前の顔が見たいだなんて …実際あったっておまえはおれに惚れるどころか同情もない …なぐさめにもならやい 傷付くだけだ……」

    仕事中に電話かけてくる射立も可愛いな〜

  • タランティーノの映画みたい!スピード感溢れてて暴力的だけどユーモアもあって、ラストでキュッとしめてくれる感じとか。

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著者プロフィール

1981年5月9日生まれ。 2005年のデビュー後、すぐに「ねこぜの夜明け前」で講談社「アフタヌーン」主催の四季賞、夏・四季賞を受賞。 19年には「違国日記」がマンガ大賞4位に入賞する。主な作品に『BUTTER !!! 』『ひばりの朝』『さんかく窓の外側は夜』(本書原作コミック)『花井沢町公民館便り』などがあり、幅広い層の支持を得ている。

「2020年 『さんかく窓の外側は夜  映画版ノベライズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ヤマシタ・トモコの作品

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