ドントクライ、ガール (ゼロコミックス)

  • リブレ出版
4.12
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784862638069

感想・レビュー・書評

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  • バカな親の不手際により
    父の知人宅に居候することになった
    処女で清純な女子高生たえ子。

    しかし知人宅の升田なるイケメン(31歳)は
    なんと裸族だったのです…
    (勿論家の中限定!)


    いやぁ〜
    下ネタのオンパレードのこんな変態漫画に
    まさか…
    まさか泣かされるとは…(笑)
    (特に後半の二人が異性を意識する怒涛の展開には
    萌えに萌えさせてもらいました笑)



    罵りによって興奮し
    処女に萌える変態野郎だけど(笑)
    どうにも憎めない謎の男、升田と、

    その友人で
    ロン毛でイケメンパティシエ(巨根信奉者)の陣内。

    そんなアホウな大人たちに弄ばれ
    毎回深く絶望しながらも
    健気に耐え抜く
    ウブな女子高生たえ子の葛藤具合が
    またそそるんよなぁ(笑)



    しかし孤独な少女と中年男の組み合わせって、
    「シベールの日曜日」にしても、
    「ロリータ」や「レオン」にしても、
    若き加賀まりこの
    「月曜日のユカ」にしても、
    なんだか淫靡で
    エロチックな香りがするのは
    なぜなんでしょ(笑)


    変態とギャグを隠れ蓑にして
    この漫画が描いているのは、
    園子温監督の大傑作映画「愛のむきだし」や
    塩田明彦監督の切なさいっぱいの変態映画の名作「月光の囁き」、
    三池崇史監督の
    昭和ミュージカル劇画「愛と誠」にも通ずる
    正真正銘の『純愛』です。


    愛を愚直に貫けば貫くほど、
    純粋に愛すれば愛するほど、
    それは他人の目からは
    なんとも奇異で滑稽に映るもの。


    壊れてしまいそうな心を
    支え涙してくれる
    升田の優しさを理解しながらも、
    変態を嫌い
    裸族でいて欲しくない(笑)
    たえ子。


    裸族でいること、
    変態であることに誇りを持ちながらも、
    たえ子のために
    脂汗を流しながら服を着て(笑)
    葛藤する升田。


    そう、純愛とは
    かくも可笑しきものなのです(笑)

  • 裸族が服を着ただけでどうしてこんなに心動くのだろう。

    ほぼ裸と下ネタのみ。
    しかし、たえ子のたまりにたまった鬱憤は脂汗という形で表面化する。
    どこか悲しそうでちょっとした絶望感が漂った様なたえ子の姿に、裸族の升田が、服を着てたえ子を抱きしめる。
    このシーンの為だけに彼は裸なのではないかと言うほどカッコ良かったです。
    ヤマシタさんの作品はいつも、激しい言葉の応酬の中に切なさを潜んでいて、最後まで目が離せないです。

  • 裸族のイケメンと同居することになった女子高生の刺激的な日常。
    笑えます。笑えるんだけど。
    イケメンで家事スキルが高く小綺麗なマンションに住めるくらいの収入もある変態か…。
    自宅で真っ裸ぐらいなら全然許せるなと冷静に考える自分がいました。

  • や、もうほんと好きでして・・・。
    ヤマシタトモコさん、いくつか作品は読んでいたのですが
    この本が私の心を打ち抜き、作者買いの決定打となりました。

    変態を愛でたい。
    股ぐらに置かれたタケノコにかぶりつきたい。
    そんなあなたにオススメ。

    • かおちゃん1/4さん
      変態を愛でたいに賛成!
      arunaiさんのレビューに惚れました。
      フォローさせて欲しいです☆
      変態を愛でたいに賛成!
      arunaiさんのレビューに惚れました。
      フォローさせて欲しいです☆
      2012/03/07
  • 本屋さんで試し読みが出来たので試し読みをしてから購入しました。
    もう試し読みしただけで絶対に買おうと心に決めたマンガです!
    私の大好きな(?)イケメン全裸男性と女子学生(高校生かな?)のひょんな事から始まる同棲ストーリー。
    いやーホント、全裸男性と共に暮らしたいですね。
    ひとり、読みながらキュンキュンしてしまいました。
    下ネタがちょいちょい出てきます。
    残念なのはもうちょっと長ーく読みたかったなぁというところでしょうか。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「共に暮らしたいですね。」
      って、、、一緒に外出できないのにイイの?
      まぁ個人の好みか。。。
      ヤマシタ・トモコの「サタニック・スイート」をジ...
      「共に暮らしたいですね。」
      って、、、一緒に外出できないのにイイの?
      まぁ個人の好みか。。。
      ヤマシタ・トモコの「サタニック・スイート」をジャケ買いしたら痛かった、懲りずに「MO’SOME STING」を読んだら、もっと痛かったです。。。
      2013/04/18
  • そこまでどぎつい下ネタでもなく、あっさり読める。

    とても好きだ。

  • なにこの人!秀逸!続きないの??
    と検索したらBL作家さんだったときのショックたるや・・・。

    最近BL出身の作家さん、平行してなさってる方が多いけどやっぱ自分はひいてしまいます。ほんと、苦手な人のことも考えて・・・。

  • がっつりコメディです!
    とにかく面白かった、ハマりました。シモネタ多いですが凄く爽やかに感じます。主人公の女の子も可愛く、相手の男性もかっこいいです!(変態入ってますが…)テンポも良くて読みやすかったです。
    コメディとシモネタ大丈夫な方はおすすめです。

  • おバカで可愛い!
    テンポよくお下品なギャグが続きます。
    最後はまーるく収まってニヤニヤしちゃう。
    ヤマシタトモコ作品の男性は皆かっこいい。

  • なにこれ面白い!
    裸族という変態なのにかわいい~。
    全編変態なのに変なさわやかさ・・・。
    読んでてニヤニヤしちゃう。。

    2013.2.27読了

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著者プロフィール

1981年5月9日生まれ。 2005年のデビュー後、すぐに「ねこぜの夜明け前」で講談社「アフタヌーン」主催の四季賞、夏・四季賞を受賞。 19年には「違国日記」がマンガ大賞4位に入賞する。主な作品に『BUTTER !!! 』『ひばりの朝』『さんかく窓の外側は夜』(本書原作コミック)『花井沢町公民館便り』などがあり、幅広い層の支持を得ている。

「2020年 『さんかく窓の外側は夜  映画版ノベライズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ヤマシタ・トモコの作品

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