ハッピーエンドアパートメント (シトロンコミックス) (CITRON COMICS)

著者 :
  • リブレ出版
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784862639783

感想・レビュー・書評

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  • 住民全員ゲイなんですか、このアパート(笑)。スペインを舞台にしたちょっと切ない恋物語集。ちょっとしみじみした。

  • エロ:無し


    主人公のルカは小説家志望。
    出版社にハッピーエンドを書くよう言われるが、
    彼はハッピーエンドを知らない。

    「本人が幸せじゃないのに書けるもんか」
    「ここの住人を小説にしたらどうかな」

    紡がれる、幸せ通りつき当たりのアパートメント「ハッピーエンド」の、幸せに向かう物語たち。


    ——————————————————

    本作はオムニバス形式となっているが、どれも良い。


    chapter1.ディノとサルバドール
    最もロマンチック。
    愛を失うことをおそれるのはとても共感ができるので、この物語は好き。その結果の行動「服を着ない」は突飛にも感じられるけど、それだけ恐れが大きかった、つまり愛が大きかったということなんだろう。ラストの裸で伝え合うシーンはとても良い。なにも着せない、本音たちと裸。


    chapter.2ノエと双子
    私は“幸せな3P”が好きだ。
    現実には難しいと思うからこそ、創作でそういった作品を好んで選ぶ。この双子とノエの見た目性格のバランスが良い。キャラデザ&キャラメイクの勝利。

    chapter.3 マティアスとぺぺ
    この話、一番すきかもしれない。
    愛を置いていったセバスティアン…。
    オムニバスの中で一番、ラストに心踊ったからかもしれない。

    chapter.4 ホセとエヴァ
    展開が一番面白いのはこれかも。
    笑っちゃうくらいハッピーに感じられたのは、恋愛が全てじゃない、沢山の愛で包み込むラストだったからかも。

    chapter.5 ハビとルカそしてルカ
    他と比べるとこれといって感想はないな…

  • 1話目のディノとサルバドールと2話目のノエと双子、4話目のホセとエヴァが好き。ほとんどだね。3話目がハマらなかったのはショタが出てきたから。好みの問題です

  • 規格から外れてる人たちのハッピーエンドの話。少女漫画を呪縛するハッピーエンドに違和感があるからBLに足を突っ込んだのにいつの間にかわたしもハッピーエンドの呪いにかかってたなと気づく。

  • うん、すき。

    「うどんの女」みたいに意味不明な話だったらどうしよう、と思っていたけど、アパートの住人それぞれのお話がまとまっていて、良い。
    全部がぜんぶ、ハッピーエンドじゃないところも。

    この人の絵、好きだな~。おしゃれ。外国人描くのがすっごい上手だよね。

  • 妄想と欲望の産物である”BL”ではないと思います。
    センスのよい絵柄がヨーロッパの風景や生活によく馴染んでいるせいでしょうか。
    登場人物の体格は確かに欧米人の体だし、少し変な人たちではあるけど普通にゲイカップルの話という感じがします。
    題名に偽りなく、ハッピーエンドな連作短編集です。

  • 良いオムニバス!全裸の話と双子との話が好きだなあ。それにしてもえすとえむさんの描く男性は色気がありすぎて困ります。もっと生活を覗き見たくなるじゃないか。

  • どの話もじんわりくる幸福…そして『エンド』ではないよなぁとww 

  • アパートの住人たちの恋模様をオムニバス形式で。どれも面白かったです。双子といっぺんにつきあうって、実際可能なのかなあ?(笑)

  • 同棲相手に追い出されたルカは部屋探しへ。入居募集の張り紙を見つけ行ってみると部屋は空いておらず大家が「俺と一緒に住まないか?」と誘ってきた。超不審だが背に腹は変えられず住むことを決める。さらにそのアパートは奇妙な住人ばかりで・・・。
    (出版社より)

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著者プロフィール

2006年「ショーが跳ねたら逢いましょう」(東京漫画社刊)でデビュー。フィール・ヤング(祥伝社)にて連載の「うどんの女」が「このマンガすごい! 2012」のオンナ編第3位にランクイン。2011年からは月刊IKKI(小学館)にて闘牛をテーマにした「Golondrina ゴロンドリーナ」を、2012年からはジャンプ改(集英社)にて若き靴職人を描く「IPPO」を連載。BL誌、女性誌のみならず、青年誌にまで活躍の幅を広げている。

「2021年 『CITY HUNTER外伝 伊集院隼人氏の平穏ならぬ日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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