猫のながし目

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著者 : 坊城浩
  • 鳥影社ロゴス企画 (2012年4月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862653505

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猫のながし目の感想・レビュー・書評

  • 猫好きの小日向家の家長・四郎さんと、犬好きの奥さん・咲子(えみこ)さん夫婦のもとに一匹の猫がやってくるところから始まるお話。

    その猫は、長女のキナコさんが青年海外協力派遣隊員として赴いていたガーナから帰国時に連れ帰ってきた「翡翠」。
    もともと猫好きだった四郎さんは「孫」のように可愛く思い、野良猫が庭に来ると即座に水を撒いて追い払うほどの猫嫌いだった咲子さんも翡翠を可愛がる。

    咲子さんの宗旨替えが野良猫ネットワークに流れたのか、今まで寄り付かなかった猫たちが庭や玄関先に現れるようになり、小日向家は続々と猫たちとの縁ができる。
    そのまま飼い猫になったコや庭猫として住み着いたコ、通い猫のままのコ・・・ほぼ名前だけのコもいるが、二十数匹の猫たちが登場する。
    たくさんの猫が登場するということは、必然たくさんの悲しいお別れもあり、いくつかのエピソードでは涙がじわり。

    全体的には、四郎さんの書く「翡翠日記」を織り交ぜた日常のあれこれは、軽やかでユーモラス。
    猫たちの避妊去勢手術の是非や、外に出すかどうかなどの意見が食い違い、夫婦喧嘩が勃発・冷戦状態になったり、咲子さんのネーミングセンスを疑ったり、猫の座高を測ろうとしてみたり。

    咲子さんが野良猫にご飯を配る「猫おばさん」になったり、庭猫たちがご近所のお庭やお部屋に入り込んでいたり、交通量の少ない住宅地とはいえ道路に猫たちがたむろしていたり……猫好きでもひっかかる場面があるので、「そういうの気になるかも」と思われるかたは読まないほうがいいかもしれません。

    わたし自身、もし続編が出たら読むか、というと微妙ですが……。
    「ちび太とボタンちゃんのこと」という章に出てくる中学生のボタンちゃんのその後が気になります。
    ボタンちゃんが年頃のこどもらしい笑顔を取り戻せるエピソードがあるなら読みたいなぁと思う。

  • 図書館で。こてはし台在住の作家さん、と言うことでものすごい親近感がわきました。多分中学校近く、横戸小の近くにお住まいなのかなあと思ったり。田中先生はあの田中先生ですよね。おなつかしい…と郷愁をくすぐられました。
    最初の方は面白かったのですが段々ネコの数が増えるにつれこれ、どの子だったっけ?と言う状況になり最終的には翡翠ちゃん以外わけわからなくなりました。吾輩は猫であるみたいで面白かったんですけどね。うちもこてはし台在住時代、ノラがたむろしていて餌をあげていたのでわかるなあ~と思いながら読みました。

    そして田中先生も亡くなられたのかなあ…と本を読み終わった時さみしく思いました。元々畜産系の大動物の診療をみるためにあの辺りに動物病院を出されたと聞いたことがあった気がします。うちの子もお世話になりました。おなつかしい。こてはし台も近いけど遠い場所になりました。故郷って言うのはそう言う存在なのでしょうね。

  • 猫好きもここまでくると「ご立派です。」と言わざるを得ない。

    一匹も購入せずってのはさすがですね。こんなにたくさんの猫を飼っていると近所迷惑とは思いますけどすべての猫に去勢や避妊をしているのは立派です。

    私には出来ないな。

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猫のながし目はこんな本です

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