元アイドル２

著者 : 吉田豪

• ワニマガジン社 (2007年3月26日発売)

感想・レビュー・書評

[古泉智浩さんの感想 · 2019年5月3日]

　１は買った直後に読んだのだけどこちらはずっと放置していたので、１がどんな内容だったかすっかり忘れてしまった。80年代に売れなかったアイドルが奴隷みたいな扱いでつらい。セイントフォーがレッスン期間2年という滅茶苦茶な話で、子供が大人にいいように扱われてひどい。栄光を求めた時点で負けみたいな恐ろしい話であった。
　最近と言っても2007年の本であるけど、最近も売れなければつらいのは同じだなーと思った。情報公開が進んでいる分、悪が減っているのかと思えば、NGKの山口さんのような話もある。悪行が露見しやすくなっただけで別に減ってはいないのではないだろうか。
　洞口依子さんのその後を知ったうえで『ドレミファ娘の血が騒ぐ』を見たくなった。

[reinouさんの感想 · 2017年1月8日]

2007年刊行。一世を風靡した元アイドルへのインタビュー集。松本伊代、大場久美子、濱田のり子、Kei-Tee、滝島梓、林寛子、立花理佐、岩崎良美、伊藤さやか、青田典子、岩間沙織、洞口依子、田中有紀美、森川由加里、後藤理沙、鈴木早智子、桜庭あつこ、荒井美恵子、横山知枝、来栖あつこ、森川美穂。

[大西 諒さんの感想 · 2012年8月13日]

インタビュアーの吉田豪が主に80年代、90年代にアイドルとして活動していた女性たちにインタビューした内容をまとめたもの。の第２弾。氏が「プロインタビュアー」と名乗るだけあり、返しの端々にある情報が豊富でありかつイヤミがない（少なくとも僕は）作りになっている。

[斧子さんの感想 · 2009年5月6日]

インタビュー集。

著者プロフィール

吉田豪（よしだ・ごう）
1970年、東京都生まれ。プロインタビュアー／プロ書評家／コラムニスト。編集プロダクションを経て『紙のプロレス』編集部に参加。そこでのインタビュー記事などが評判となり多方面で執筆を開始する。現在、雑誌・新聞に多数の連載を抱えるほか、テレビ・ラジオ・ネットなど様々なメディアにでも活躍中。今までに格闘家、プロレスラー、アイドル、芸能人、政治家と、その取材対象は多岐にわたる。著書に『人間コク宝』シリーズ（コアマガジン）『聞き出す力』『続　聞き出す力』（日本文芸社）『吉田豪の空手☆バカ一代』『吉田豪の“最狂”全女伝説』『吉田豪のレジェンド漫画家列伝』『吉田豪と15人の女たち』『吉田豪の部屋の本──＠猫舌SHOWROOM──』（白夜書房）などがある。

「2021年 『証言モーヲタ ～彼らが熱く狂っていた時代～』 で使われていた紹介文から引用しています。」