たんぽるぽる (かばんBOOKS)

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著者 : 雪舟えま
  • 短歌研究社 (2011年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862722461

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たんぽるぽる (かばんBOOKS)の感想・レビュー・書評

  • 初めて読んだときの衝撃といったら。もう。筆舌に尽くしがたい。本当に素敵すぎて、改めて、世の中には才能というものが存在するのだなと。

  • かきとめたいほどの(ry

  • ガーゼハンカチに苺の汁しみて うん、しあわせになるために来た

  • 強い女だ…強い…と思いながら読みました。それも恋に生きる女性です。あっけらかんとしていてロマンチック。生活のにおいもするんですがなんだか浮世離れしていてファンタジックですらあります。一息に読めました。

  •  ほむほむの『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』の「まみ」ちゃんのモデルとなった人が雪舟えまさんだと知り、急いで購入しました。あまりリアル書店で出回ってないので、ネットでなんとか見つけて購入。買えて良かった〜。「まみ」っぽさ、分かりました。短歌も結構面白いし、もっとこの人の作品を読みたいな〜。と思いました。

  • 第一歌集。地球に住みついた異星人が目に映るものをそのまま言葉にしたような世界。目線に先入観がなく、棘がないのが魅力的。やさしさを感じる。

  • 表示見ただけで涙が出る童話と同じ第一印象の人

  • やさしくて素直で、ときどき生々しい。上の句と下の句の組み合わせが秀逸すぎて、ハッとする。

  • 往来堂で買ったらサイン本だった。
    雪舟えまの歌集。ブログで通貨が炎なのはここからか。不定形短歌にはまるこの頃。好きです。

  • いつも心にこの一冊。

    by 真冬

  • メモ
    ホットケーキを持たせ夫送り出す
    ホットケーキは涙が拭ける

  • 短歌集。

    愛と生を楽しむことと茶目っ気を混ぜて、作者の世界を一度通してから落ちてきたような短歌ばかり。自分と自分の周りの環境を手放しで楽しみたい!という意思が伝わってきて、明るい気持ちになれた。

    「たんぽぽがたんぽるぽるになったよう姓がかわったあとの世界は」
    「逢うたびにヘレンケラーに[energy]を教えるごとく抱きしめるひと」

  • 「温度の不安定なシャワーのたびに思いだすひととなるのだろう」
    「人間をすきじゃないまま死にそうなペット 宇宙の はるなつあきふゆ」
    「みにおぼえないほどの希望に燃えて目覚めてもあと二万回の朝?」
    「きみ眠るそのめずらしさに泣きそうな普通に鳥が鳴く朝のこと」
    「郵便は届かないのがふつうだと思うよ誰もわるくないのよ」
    「微熱なのかこれが平熱になったのかきめて、札幌からきたトラック」
    「逢えばくるうこころ逢わなければくるうこころ愛に友達はいない」
    「事務員の愛のすべてが零れだすゼムクリップを拾おうとして」
    「その名前口にするときわたしにはまだ使えない呪文のようだ」
    「ふたりだと職務質問されないね危険なつがいかもしれないのに」
    「聴診器ひやりと胸に吸いつけばつながっている母、祖母、曾祖母」
    「目を閉じてこの身にあたるぶんだけを雨とおもえば怖くはないわ」

    素朴で、けれどどこか切なさを漂わせる言葉たち。
    まだまだお気に入りはありますが、とりあえずこの10歌を。

  • 装丁がかわいい。
    「たんぽぽがたんぽるぽるになったよう姓が変わったあとの世界は」
    「青森のひとはりんごをみそ汁にいれると聞いてうそでもうれしい」
    「春雷は魂が売れてゆく音額を窓におしあてて聞く」
    「胸にわたし背中に妹をくくり父はなんて胴のながい天使」
    「海に雨ふる共食いを見たあとで平気な顔をして会いにゆく」

  • 「大人になったら、すきな人と住んで、お菓子をすきなだけ食べて暮らしたいと思っていた。いまその夢を生きている。」
    こんな素敵な人だから、あんなに素敵なことばの魔法が使えるのかな〜

    夢って将来なにになるとか、そんなことじゃなくて、そんな暮らしの積み重ね、延長線上にあるものだ。
    夢みたいなものを食べる、夢みたいな部屋に住む、まいにちの暮らしを夢みたいなものにすることを忘れてはいけない

  • 札幌市、北広島市、杉並区に
    そして、これから住むすべての場所へ
    愛をこめて

    で、始まる歌集。

  • (私小説に対して)私短歌というものを確立している気がしました。

    気になった歌を挙げていきます。

    恋びとのうそと故郷の羊肉が星の散らばる新居に届く

    サイダーの気泡しらしら立ちのぼり静かに日々を讃えつづける

    しろがねの形見のマウス受けとれば石が呼吸をしているごとし

    われわれが生んだ十秒ほどのその遊びをコルコバードと名づく

    あいしてよ桜 ギターを弾くときにちょっぴり口のとがる男を

    傘にうつくしいかたつむりをつけてきみと地球の朝を歩めり

    一列の鍵盤刻まれし机わがものとなる席替えの朝

    目をあけてみていたゆめに鳥の声流れこみ旅先のような朝

    ヨーグルトの匙をくわえて朝の窓ひらけば百億円を感じる

    少しだけ笑ってくれたエイリアン月と電信柱の間で

    独房に一条差す冬の朝日はトイレ文庫のリルケのために

    ルビナスの爪の中レンズ雲浮かぶDNAよこれはいつの空

    千年もたった気がしてベンチ立つジーパンの穴ひろがっている

  •  穂村弘さんの書評を読んで、無性に読みたくなったのである。

     図書館にあったので図書館で借りたのだが、もし図書館になかったら購入していたかもしれない。
     
     以前、「ニッポンの書評」(豊崎由美・著)について書いたが、その観点から観ると、穂村さんの書評は特Aクラスの書評だったということだろう。

     短歌形式で非常に色々と実験されていますね。

     私はファンタジー的というか、SFチックというか、非現実的な傾向の作品が好きだ。
     自分でもこんな歌を詠んでみたい。
      
      http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20110824/p1
      

  • まず雪舟の短歌に圧倒され、
    跋文やあとがきからみえる雪舟えまという人間に圧倒され、
    最後に装丁(というかカバー)に驚かされる。

    これはすごい歌集。

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