社会が変わるマーケティング――民間企業の知恵を公共サービスに活かす

  • 英治出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862760098

作品紹介・あらすじ

世界各地で起こっている「社会が変わる」事例を満載。公共サービスはこんなに良くなる。

感想・レビュー・書評

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  • コトラーの本は比較的、株式前提の戦略が多いですがこの本は兼ねてから読みたかった行政戦略に関わるものが豊富です。
    公共政策に役立った事例も多くためになりました。

  • 関連した職場で「物事を進めていく」を学ぶための課題図書、課題は第1章のみ。
    他もサッと目を通して流し読みをした。

    ・マーケティングの概念
    マーケティングは市民のニーズを満たし、本当の価値を届けたいと願う公共機関にとって、最善の計画を作成するための基本概念である。マーケティングの最大の関心事は目標とした市場がその価値を認めたと言うアウトカムを生み出すことである。民間企業でのマーケティングのスローガンは顧客価値と顧客満足だ。公共部門でのマーケティングのモットーは市民価値と市民満足だ。

    ・イノベーションの普及理論
    新製品を進んで検討しようとする人の姿勢には大きな個人差がある。
    イノベーター、アーリーアダプター、アーリーマジョリティー、レイトマジョリティー、ラガード。自分は後から2つに該当しそうと思った。
    市場を細分化しターゲットを決める上で考えることと学んだ。

    ・マーケティングの4P
    Product 製品(有形でもサービスのように無形でも良い)
    Price 価格(顧客が払う金銭以外に費やした時間・労力・心理的リスクも含む)
    Place 流通チャネル、立地(いつ・どこで・どのように手に入れるか)
    Promotion プロモーション、販売促進(広告・対面・促進活動・広報など)

    実感が湧かない、興味が足りないため深く読み進められなかったがどんなことが書いてあるか大枠は掴めたので必要な時に再読したい。

  • 実践例を通じてマーケティングの考え方が理解できる本。マーケティングは学ぶものではなく実践するものであることが再確認できた。

  • 行政におけるマーケティングの必要性とそのめざましい効果を具体例を通して紹介。実践のためのノウハウも満載。名著だと思います。

    ただし、翻訳が……。

    無味乾燥で、読んでいてちっとも面白くない。

    翻訳が個人名ではなく会社名になっているのも気にくわない。
    文責は誰なんだろう。

    こういう文章って、えてして誤訳が多かったりするのでは。
    いちいちチェックしたわけではないので、言いがかりとかいわれそうだけども。

    原文で再読してしてみようかな。

  • 「非営利なんで、マーケティングとは縁遠い」という思いこみ、喰わず嫌い状態でこれまで全く読まなかった分野の本。その勘違いは覆った。身近でできそうなヒントが多くあり、何度も読み返して今後の参考にしたい。

  • 3

  • 公共セクターの観点からマーケティングの適用、解説を図った良著。マーケティングそのものの勉強にもなる。
    <メモ>
    ・4Pから4C 顧客コスト、顧客ソリューション、利便性、コミュニケーション

  • 【読書メモ】
    デビッド・オズボーン、行政革命

    マーケティング
    目標とした市場がその価値を認めたという成果
    顧客の利用度や参加意識に依存しなければならない組織はマーケティング意識が強い

    high-tech, high-touch

    ドラッカー「マーケティングの究極の目的は、販売活動を不要にすることだ。顧客を知り抜いて理解さえしていれば、製品やサービスは顧客のニーズに合致するのだから、放っておいても売れるはずだ。」

    市場とは、既存の、もしくは将来見込める購買客の集団。重要なのは、市場にたいして、いつ差別化を行うのか、いつアプローチをセグメントごとに変えるのか。

    接点が便利になることによって行動に影響が出てくる
    OC矯正局、刑務所に面会用のビデオ会議システム

    効果的なメッセージ
    何を知らせたいか、何を信じてもらいたいか、何をしてもらいたいか

    フォーマティブリサーチ
    トライアル調査

    マーケティング活動のパフォーマンス評価
    アウトプット、アウトカム、インパクト

  • マーケティングの復習を兼ねて少し進んだ話題をと思い手に取ったが、各事例の掘り下げが浅くガイドブック的な感じだった。

  • マーケティングの基礎を学び、それを公共サービスに活用するためのケーススタディができる本。

    社会の公器としての大学も「ローテク、ロータッチから「ハイテク、ハイタッチ」に生まれ変わることができると感じた。

    ドラッカーの言葉「マーケティングの究極の目的は、販売活動を不要にすることだ」が引用されている。
    さてどのようなマーケティング計画が作れるのだろう?

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著者プロフィール

2022年11月現在
米国・ノースウェスタン大学経営大学院(ケロッグスク-ル)S.C. Johnson & Sons 特別栄誉教授

「2022年 『「公共の利益」のための思想と実践』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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