芸術の売り方――劇場を満員にするマーケティング

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制作 : 山本章子 
  • 英治出版 (2007年9月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862760104

芸術の売り方――劇場を満員にするマーケティングの感想・レビュー・書評

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  • クラシックとオペラを興行としてどのようにマーケッティングして成功させるか、詳細なケーススタディとともに解説している。

  • どの業界においても基本的なマーケティングは変わらない。
    具体例が分かりやすい。

  • アメリカのオーケストラコンサート、舞台などをモデルにした事例。

    規模が大きい団体のマーケティングなので、自分が求めているものとは違ったので途中までしか読んでいないのだけれど、顧客を呼ぶために分析すること、なにより顧客は作り出すものということが大事なんだなと思ってみた。

  • 【選書者コメント】今後、国際経済の発展に関し、芸術というか分野が力を持つと考えているため、商学部、経済学部はじめ多くの人に読んで欲しい。

  • 歌舞伎のことが話題になっているが、こういうマーケティングが劇場にも必要だと強く思う。

  • コンサートや舞台など、芸術をビジネスとして成り立たせるために、
    観客をどう集めるかについて、マーケティング視点から書かれた本。
    芸術関係に携わっている人であれば、どれも参考になると思う。

    では、関係していない人にとってはどうか?

    マーケティングの重要性は当然ながら、
    ものを売るためのやり方は無尽蔵にあること。
    売れないのは工夫が足りないということが実感できる。
    何事も外部要因のせいにしてはいけない。

    ・企業にとって製品は目的だが、顧客にとっては手段
    ・「お金に見合う価値」でなく、「時間に見合う価値」で勝負
    ・顧客経験に重点を置く
    等、自身が身を置く業界でも見習わなければならない内容も多かった。

  • 芸術に携わる者としてとりあえず読んでみました。ちょっと内容が古いですが 十分に読む価値はあります。

  • 舞台芸術の分野での4P/4C(製品・価格・場所とチャネル・プロモーション/顧客にとっての価値・顧客にかかるコスト・顧客にとっての利便性・顧客との会話)の考え方を、実際の事例や調査データとともに解説。

    顧客のターゲティングでは、年齢、ライフサイクル、性別、人種民族による分析と事例。高齢者に向けては、11時開演にしてラッシュ時間とずらしたり、20~30代、10代にはそれぞれにメリットの異なる割引制度など。

    価格と販売方法については、定期会員制とシングルチケット購入者へのプロモーションとが対立するような形で書いてあり、おもしろい。

    アメリカでは特に、1960~70年代に定期会員制度が定着、芸術団体の経済基盤に安定をもたらした面、ここ10年、定期会員は減ってきている。
    本書にある調査では、かなり前から予定が決まってしまうことを嫌う、若い世代に特に顕著。一方で、シングルチケットの購入者の大多数は、5年以上継続してその劇場や団体のチケットを購入という結果もある。

    定期会員になる人=よい座席を確保したい、その団体の公演をもれなく全て観たい。優先事項はその二つなので割引は大きなフックにはならない。

    シングルチケット購入者=あらかじめスケジュールの決めるのが難しく、観たい作品だけを選んで観たい。

    観客の世代交代と、余暇の時間、お金の使い方が大きく変化しているため、シングルチケット購入者→定期会員というすごろくも成り立たなくなっている。
    定期会員制には変化が必要で、それに変わる会員制度の例もいくつか。

    また、チケットの価格についても、チケット購入を決めるのにもっとも重要なのは公演の興味、スケジュール、チケット価格の順、という調査結果。
    価格を気にする人たちの中でも「買いたくて買えない」層と「その価格では気が進まない」層とに分かれる。
    観客が上演作品や日程、会場などに関して感じる価値に見合った価格設定が重要。

    当然、オンラインチケット販売についても、
    舞台芸術を鑑賞しない人々や、あまり鑑賞しない人にとっての問題は、芸術そのものではなく、情報やチケットを入手する方法や時期
    と、事例により言及。

    芸術マーケティングの計画の立て方や調査分析の仕方なども書いてあるが、この辺りのことは本書とあわせ、マーケティングの本も読んだほうがよいと思う。

    いずれにしても、アメリカと日本で事情の違うところも大いにあるし、事例を個々の公演単体でまねをしてもあまり意味はない。

    ミッションは何かにより、達成すべき目標やそのためにとるべきアクションは変わる。

    この間、あまうめを観にいったときのアンケートで「劇団に何を求めるか」というような質問に「持続性」と書いたのだけど、それは多分、少なくとも3年後の自分たちをイメージすることだと思う。
    そのときに、観客や支援者との道筋を考えるフレームワークとして参考になる本だと思う。

    そして、当然、地域の劇場にも。

  • クラシック音楽、演劇、オペラなど、次第に縮小している?といわれている
    芸術のマーケティング本。
    フィリップ・コトラーの推薦序文つき。

    内容は

    第1章 芸術ビジネスの可能性
    第2章 現状と顧客の特性をつかむ
    第3章 芸術鑑賞のメリットとは
    第4章 芸術マーケティングの計画を立てる
    第5章 作品、会場、コミュニケーション
    第6章 芸術の値段
    第7章 市場調査の手法とプロセス
    第8章 インターネットと芸術ビジネス
    第9章 芸術におけるブランドとは?
    第10章 顧客ロイヤリティを築く
    第11章 気まぐれな顧客を重視する
    第12章 芸術鑑賞の経験をもっと豊かに

    さまざまな角度からのマーケティングを扱っており芸術分野に限らず勉強になる。
    そこそこページはあるが実例が豊富なので非常に読みやすいです。

    時々読み返しています。

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芸術の売り方――劇場を満員にするマーケティングの作品紹介

クラシック音楽、演劇、オペラといった芸術ビジネスの市場は縮小する一方だと言う人がいる。余暇の過ごし方の多様化や競争の激化、若者の芸術離れを嘆く人もいる。だが、本当にそうだろうか?今日、多くの芸術団体が苦境にさらされている元凶は、作品の問題ではなく、マーケティングの不足ではないだろうか。世界には、効果的なマーケティング戦略によって観客数の劇的増加を実現した団体がいくつもあるのだ。芸術界の人々は芸術の意義を強調したがるが、観客が劇場を訪れるのは、楽しみたいから、わくわくしたいからだ。芸術の楽しさを取り戻すこと。そのためには、顧客を深く理解し、適切なアプローチで鑑賞を促す必要がある。本書は、基本的・現代的なマーケティング戦略を活用し、芸術ビジネスを成功に導く効果的な方法を提示する。

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