サーバントリーダーシップ

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制作 : ラリー・C・スピアーズ  金井壽宏  金井真弓 
  • 英治出版 (2008年12月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862760401

サーバントリーダーシップの感想・レビュー・書評

  • 版されたときに買ったのだが、なんだか難しくて、途中で挫折していた。が、ちょっとまた気になって、読んでみた。やはり難しい。リーダーシップ論というより、なんかコーポレートガバナンス論とか、CSR論みたいな印象かな。本文より、コビィーやセンゲの文章のほうが分かりやすく、よかったかな。まだまだ、この本の良さがわかるには、修行がたりないということか。

  • 例え話みたいのばっかりで、何が言いたいのか全然整理されていない感じがする、クソ本認定してよい本だと思う。
    かろうじて読取れたのは、トップダウンに弊害があるって話とか、リーダーシップ、責任感が必要ってところか。
    一般人向けに要約した本があれば、そちらを読んだ方が良いと思う。

  • 出現する未来や学習する組織と合わせて読むと理解が深まる。

  • 「サーバント(召使い、奉仕者)」と「リーダー(導く人)」という言葉は対極のようにも思えるが、相手の立場で考え、奉仕することによってフォロワーは奉仕してくれた者を信頼し、「この人に尽くそう」と考えるものである。

    第1章においてサーバントリーダーの概念について論じた後は、第2、3章で大規模組織の代表格である企業、大学、教会に焦点を当て、組織のあり方と“トラスティ”の果たすべき役割を指摘している。
    統計データなどを活用した学術的な内容ではないが、実務を通した経験によって行き着いた結論が本書なのであろう。監修者解説まで含めると570ページにも及ぶ大著だが、冗長であり、かつ訳者の問題と思われるがとにかく読みづらい(金井壽宏氏の他の訳本を読んだことがあるが、やはり読みづらかった)。

    第4章で読むのがしんどくなり、第5章はまったく頭に入ってこず…第6、7章の財団および教会におけるサーバントリーダーシップの話は読まずに飛ばした。
    第8章はズバリ「サーバントリーダー」と銘打たれていたため読んでみたが、紹介されている人物(大学の学長)に関してリーダーとしての資質を感じ取ることはできても、どのあたりがサーバントだったのかが今ひとつ分からずじまい…。

    第9章では、次世代を担う若者への提言を5つの言葉で示し、第10章では、現代における世界のリーダーであるアメリカという国について、援助するという行為にはともすると傲慢になり、モラルに反する危険性が伴うとし、もっとサーバントであるべきことを訴えているように感じる。

    そして最後の第11章では、ロバート・フロストの「指示」という詩を通して人としてのあり方を説く。宗教的、哲学的な内容だが、実はそれらに関連する道徳・倫理といった側面こそ、組織において人と人を結ぶ強力な“つなぎ”の役割を果たすのではないだろうか。そういう意味では、稲盛和夫の『生き方』などを併読すると“職業倫理”の重要性をより感じることができると思う。

    第1章は必読だが、それ以外の章はピンとくるところだけに絞って読んでよいと思う。
    まがりなりにも読み切ったという満足感はあるが、難解で分厚い本に敢えて挑戦したいという人でなければ、本書をベースにしつつポイントがまとめられている「サーバントリーダーシップ入門(かんき出版)」の方がおすすめできる(こちらの方が100倍読みやすい)。

  • 組織が人々を「力」で「操る」のではなく、「奉仕」によって「導く」ことを通じて、社会により大きな価値を生み出すべきであると提言した、リーダーシップ論の古典。

    組織が大規模化するにつれて官僚化・非人間化・凡庸化していくことに対し、著者は、傾聴や共感、直感を大切にしながら、謙虚に気づきや学びを求める「奉仕型」リーダーこそが、フォロワーの信頼を得て、有能な「トラスティ」(取締役会や理事会など)とも協調しつつ、よりフラットな組織を導くことにより、従来の「パワー型」リーダーが率いるピラミッド型組織よりも、社会にとって意義のある貢献ができると主張する。

    原文は著者による1970年代に書かれた論文や講演録であるが、驚くほど今日の社会環境でも有効な示唆に溢れており、聖書や詩からの引用もあって味わい深い。自己実現や成長の機会によって従業員に「奉仕」する組織こそが、サービス・商品提供を通じて社会に「奉仕」できる。「企業倫理」や「CSR」といった狭い文脈で片付けるのではなく、「真に高い成果を出すための実践的リーダーシップ論」として、座右に置きたい。

  • 請求記号 336.3/G 82

  • この本は学術書という側面よりも啓発色の強い内容である。

    かつて恩師の一人が語っていた「優れたリーダーは優れたフォロワーにもなる」という考えの(恐らくは)源流と呼べる一冊。

    立場や仕組みの上で"リーダー"というポジションではなく、多数の中の一人として認められるリーダーシップを取り扱う。

    「予言はフォロワー(支持者)が居て初めて力を持つ。フォロワー(支持者)無き予言は力を失う」

    実質的なリーダーシップとは何かを求めている方に最適な本。

    フォロワー無きリーダーは存在しない。

    狂信的ではなく開かれた可能性(自分たちが間違っているかもしれないことを受けとめ理解して)からフォロワーがついてくることを選ぶことが重要だと感じた。

  • これは難解。本編よりもコヴィー氏やセンゲ氏、金井氏が寄せた稿の方が読みやすい。

  • サーバント(奉仕人)と
    リーダー(導く者)、相反する言葉を敢えてくっつけた言葉。

    サーバント・リーダー。
    組織を愛し、組織に所属する人達を愛し、
    彼らが最大限の能力を出せるように、
    奉仕の心で活動を行う、リーダー。

    組織のために、彼らのために、何が出来るか、
    常に考える、行動する、そんな姿勢を見たメンバーが
    組織に献身する…

    そんな優れたリーダー。自分の中でなかった概念だったので、
    凄く新鮮だった。僕にもなれるんだろうか?

  • ○この本を一言で表すと?
     サーバントリーダーシップだけではないグリーンリーフ氏の雑記集


    ○よかった点・考えた点
    ・前から言葉だけはいろいろな本で書かれていた「サーバントリーダーシップ」の本を読了できたことで達成感がありました。

    ・「奉仕」と「リーダーシップ」という一見相反していそうな属性を同時に実践するという考え方は、現在では当たり前なリーダーシップの考え方の一つだと思いますが、その原典に触れることができてよかったです。ヒューレット・パッカードの逆ピラミッドの組織図でCEOが一番下で支えている図を思い出しましたが、ヒューレット・パッカードのその考え方も「サーバントリーダーシップ」からきているのかなと思いました。


    ○つっこみどころ
    ・グリーンリーフ氏の文章力がないのか、翻訳者が日本語をうまく書けない人なのかわかりませんが、句点どころか読点レベルでぶつ切りになっている文章で、これまで読んできた翻訳書の中で最もひどい文章でした。編集者も監訳者も全く目を通していないのでしょうか。

    ・「AによってBである。CによってDである。よってEである。」というような文章でEがA、B、C、Dと因果関係がみられない、というところが多々ありました。

    ・「トラスティ」という見慣れない立場が書かれていますが、要は経営権を持たない理事や取締役のことで、第二章や第三章は当たり前のコーポレートガバナンス論の初歩をわざと小難しく書いているだけのように思いました。その上、経営権をもたないトラスティでCEO(最高経営責任者)を任命するといったような支離滅裂な文章がみられました。

    ・第1章の「リーダーとしてのサーバント」は先に小冊子として出版されていたらしいですが、「第1章だけでよかったのでは?」と思える内容でした。「前書きに代えて」を書いているスティーブン・コヴィー氏も、「終わりに」を書いているピーター・センゲ氏も、第1章に書いている「サーバントリーダーシップ」という考え方以外には全く触れておらず、第2章から第11章はないものとして扱っているようでしたし、監訳者の解説でも申し訳程度に第1章のことに触れている程度でした。

    ・本の値段、文章量、読むためにかけた時間と読んで得られた内容を比較すると最低のパフォーマンスを誇る本だと思います。

  • なんとか読了。
    正直なところ、あまり大きな価値を見いだせなかった。
    おそらく、サーバントリーダーシップに関して、私が得たいと期待していたものとは何か別の次元の話なんだと思う。
    サーバントとしてのリーダシップや受託者(トラスティ)の価値は理解できるし、興味があるからこそ読んだのだが、社会全体の構造としては、いまひとつピンとこなかった。

    将来にボディブローのように効いてくればいいんだけど。

  • 私にとって大切な本の著者である「七つの習慣」のコーヴィー博士や「学習する組織」のゼンゲ博士が推薦しているので読みました。が、正直に言うと、消化しきれなかった、というところです。おそらくいまの自分が、この本の内容を消化できるレベルにない、と感じました。10年後に再度読んでみたい。

  • I do not sleep a wink! 为什么!! 氏のリーダーシップ論なのに、一番最後の解り易いまとめが氏のNPO元所長のラリー・スピアーズ氏が著わしたものなんて笑えるw。
    1.listening2.empathy3.healing4.awareness5.persuasion6.conceptualization7.foresight8.stewardship9.commitment to the growth of people10.building community

  • リーダーシップとは何か、メンバーや組織の成長に奉仕するリーダー像について考える。

  • この本を読めば、サーバントリーダーシップの根底にある時代背景や宗教観を感じることができるような気がする。権力を強めるためには、言語化、概念化、情熱、知識、事例、ユーモアが大事かな。

  • 文書は冗長でわかりづらく、日本人には理解出来ない価値観もある。それでも、とても勉強になるし、一度はざっと読んでおくと良い本。

  • サーバント・リーダーとはサーバントである。
    組織には二種類のリーダーが必要。組織の内部にいて、実際に毎日の任務を遂行していくリーダー。そして、外部にありながらも密接に関わり、距離があることを利用して、実際に活動するリーダー達を監督するリーダーである。後者は「トラスティ(受託者)」と呼ばれる。トラスティの役割とは、奉仕し、導きたいと考える人たちに実行の機会を提供することである。

    トラスティが最高の影響力を及ぼすための第一歩は、組織の方向性を定めることである。トラスティの役割は、組織の活動的な計画の外に位置し、「管理する(manage)」ことである。内部で運営を行う役員にトラスティが任せるのが「経営(administration)」だ。

    まず、この本には、トラスティの定義や役割が述べられ、その後の章で企業・大学・協会でのトラスティの役割(どう振る舞うべきか)についての実例が述べられている。

  • この人も旅に出たんだ。
    〇リーダー=サーバント? 華厳の相入のよう?
    〇想うところがあって再読中。

  • 表面だけのリーダシップ論やHowToレベルのもっともらしいトンドモ論が多いこの手のテーマ。そのような状況の中、リーダシップの本質に見事に焦点をあてた貴重な一冊です。
    サーバント・リーダシップは、日本人の性質にとてもあっており(もっと言うと、日本人に受け継がれてきている感覚そのものに近い)、日本が国際社会でいかに振舞うべきかのヒントも与えてくれている。
    リーダシップとは何かをこれ一冊で十分に理解できる良書です。

  • もう一度読むこと。
    難しい話は飛ばして読むと、ほとんど記憶に入らない。

  • サーバント・リーダーシップを主題とし、教育、組織、個人、実践例を交えながらサーバントの可能性を探る内容となっている。また信頼とは、リーダーシップとは、リーダーとは何かを考えさせ、一人の人間としての倫理や概念的な物を含んだ、重要なスキル、マインドセット紹介をした一つのバイブル的書物である。

  • これまでにないリーダーのあり方、組織の本質的なあり方を提示している点が素晴らしく、共感できます。
    一方で、内容が冗長である、文章が読みづらい(原因が原著にあるのか訳にあるのかは分かりませんが)という印象も受けました。

  • 難しい。資格試験終わったあとかな。

  • ゲラを読んでくれた書店さんのコメントです。


    「私はまさに今、人の心をひとつにまとめる必要に迫られているが、何故そんな状況になっているのか考えていなかった。ただ自分にその能力が無い、もっと能力を磨かなければと、まるで見当違いの問題を解こうとしていたのかもしれない。
    本書は「リーダーシップを身につけるための本」ではなく、それを必要とする人間の性質がどんなものなのかを理解するための本だ。ピーター・センゲ氏の「多くの人はリーダーという言葉は上司をさすものだと思っていて、変革を起こせるのも上層部の人間のみだと思っている」という言葉は、私たちを鋭く貫いていると感じる。それは私たちが抱える、一番の問題だといっているようなものだ。
    自分の周りでリーダーと呼べる存在が、どのようにして導いてくれたかをよく考えてみた。その人は『何処へ行って何をしろ』と命令したり誘導したりしたわけではない。ただその人の考えをいつも見えるように示してくれて、それに私の考えが賛同した。私は確実に前進することができ、いまでもその考え方のもとで、少しずつ前進していると思う。
    周りの人々を前進させていくためには高いスキルや答えや結果は必要なく、どれだけ自分の考えや生き方を他人に伝えられるかが重要だ。そうやって周りの人々に影響を与え、成長させていくリーダーがいる組織が、多くの人間を豊かにしていくのだろうと思う。」



    「久々に長く売りたいと思える本が出てきた。それは『サーバントリーダーシップ』。大きなビジョンを実現するために邁進している人に対して、リーダーはサーバント(奉仕する人)となり実現させていくというリーダーシップの考え方である。
    最近「リーダーシップとは何か」「そしてどうあるべきか」と考えるようになった。まだ完全に答えは出ていないが、本書を読みその糸口が見つかった気がする。
    ピーター・M・センゲ氏は「サーバントリーダーシップの衝撃は、過去25年間におけるよりも、今後25年間の方が大きいだろう」と言うが、私も同感である。まだこれからだ。今後、少しでも多くの人にサーバントリーダーシップという考え方を伝えていきたい。それを実現する為に私ができる事、1冊でも多く販売していく努力を続けていきたいと思う。」



    「今まで自分が抱いていたリーダー像が本書を読んで全く変わったものになりました。『リーダーシップ』と『奉仕』は一見両極にあるような概念ですが、本書を読み進める内にこの考え方を自然と受け入れられようになりました。考えてみれば、自分がついていこうと思うのは常に周りを下から支えてくれる人物であると思ったからです。また、著者はすべての者がサーバントリーダーになりえると言っています。私のようなものから、経営者の方まで、様々な方が得るところのある本であると思います。原書は30年前の刊行だそうですが、本書の考え方は私にはとても新鮮に感じました。世の中は厳しい状況が続きますが、このタイミングで日本で刊行されたことに運命めいたものを感じてしまいます。本書がまさに『希望』になることを祈っています。」

  •  ぐいぐいと引っ張る目立ちたがり屋のリーダーではなく、「思いやり」の心でフォロワーのために奉仕(サーバント)し、信用されることで、成果に導くリーダーが「サーバントリーダー」である。

     この概念だけで琴線に触れたと思った人は、570ページある本書を全部読む必要はない。すでに半分以上理解できているので、興味のある章だけ読めば良いと思う(原文か翻訳のせいか、論文調の硬い文章なので、全部読むのは非常につらい)。

     本書が出版されたのは1977年というから30年以上前になるが、当時の著者はこのようなサーバントリーダーが、世の中を動かせる巨大組織から出てくることを、強い願望として持っていたようだ。

     ただ、働き方の価値観が変わり、旧来のリーダーシップが機能しずらくなりつつある今、初の邦訳が出たことには非常に意味を感じる。変化をもたらすものとして予言している「消費者主導」「社会的責任」「若者による変革」は今の日本企業を取り巻く環境そのものだからだ。監訳者の言う「待望の」という修飾語は決して大げさではないだろう。

     また、本書を、コーチングや部下指導の仕方などのハウツー本と一緒にして捉えると、大きく勘違いする羽目になる。
     世は「アウトプット」流行りだが、この本に関しては、書かれていることをどのように実践できるかではなく、何を感じ取り自分の中にしみ込ませるかという「インプット」オンリーで読んでもいいのではと感じた。

     「優れたリーダーは、まずサーバントと見なされる」
     「サーバント・リーダーとは、そもそもサーバントである」

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