あなたには夢がある 小さなアトリエから始まったスラム街の奇跡

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制作 : 駒崎弘樹 
  • 英治出版 (2008年12月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862760425

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あなたには夢がある 小さなアトリエから始まったスラム街の奇跡の感想・レビュー・書評

  • はじめに断っておくと、この本のテーマは音楽のJazzではない。著者はスラム街で育ち、陶芸を始め、芸術スクールをたちあげ、貧民街に立派なスクールを作り、貧困(金銭的な貧困だけでなく、精神的な貧困も)の連鎖を断ち切ってきた社会起業家である。

    だけど、この本をビジネス書や社会起業家のコーナーに置くだけにしておくだけにするとしたらそれはあまりにも野暮ったい。Jazzのコーナーや、フランク・ロイド・ライトの写真集の隣や、花のランの写真集の隣に置くことこそふさわしい。この本の、著者の底流にあるメロディーは間違いなくそっちに近いのだから。

    著者の教育事業がやることはシンプルである。「私たちはどの生徒に対しても、成果の上がる同じやり方で対応している。つまり、生徒に高レベルな要求をし、難しい課題に挑戦させ、未知の才能を開拓する機会を与え、殆どの生徒が聞いたこともないような次のメッセージを伝えるのだ。『あなた方は、とても辛い境遇にあり、チャンスなど訪れないとなんども悲観し、夢は見るな、高望みはするなとずっと言われてきたかもしれない。しかしあなたがたには、満足の良く豊かな暮らしを送る権利があり、それを可能にする力もある』」

    生徒に成長してもらうためには、できると信じて期待しなければならない。そのためにはそれにふさわしい環境を与えなければならない。著者はおんぼろで当たり前と思われていた貧民センターを、フランク・ロイド・ライトに師事したこともある建築家に(高い!)設計してもらった。

    計算し尽くしていたわけではない。心がのぞむものに従っていただけだ。彼の人生はJazzだ。キャリア戦略もロードマップもなく、自分が生きたいと思うように生きてきた。素敵すぎる!!無性にJazzが聞きたくなる。

    ゴールをとりたてて設定することなく、直感を信じて現実的なことに集中した結果として、予測できなかった素晴らしい結果を得る。即興の極地じゃないか。

    ああ、この本のJazz的な魅力を伝えるのって難しい!!かくなる上は、ご本人に登場していただきましょう。TEDにビデオがあったので。僕もまだ見てませんが、間違いなく良いでしょう↓

  • 長らく積ん読だったが、非常に良い本。目の前の霧が晴れた気分。人は環境に左右されるが、影響を受けっぱなしではなく、自らの行動によって環境を変えることができる。それはどんな過酷な環境でも当てはまるし、生きること、夢を叶えることとは、そういうことなのだと理解。「今この瞬間に起きていることこそが人生」「本物の人生は道を辿るものではなく、情熱と大切なことの積み重ね」「チャンスが訪れた時に、受けとれる準備はできているか」「自分が心から喜べるものと、世界が植えていることの重なる部分を探す」

  • ボランティアとして活動に参画させて頂いているNPOの将来計画として本書の著者の活動を参考にしていることを受け本書をとった。もちろん活動自体への理解はもちろんのこと、私自身への人生設計や捉え方への大きな指針となる勇気が出る内容であった。脳のフロー状態=ジャズのスウィング。(自身にとっては社会・人・世界と自分とのグルーヴィン)。野望ではなく熱意。美しいものは人を再生し、成長させる力がある。人に備わった「ジャズ」としての特質。どれも深く共感を感じた。著者にあってみたい。

  • 自分の原体験である陶芸教室がきっかけとなってスラム街を人間再生の街として変えていくという魅力あるストーリー。訳者は憧れの駒崎さん。
    驚くのは人を生き返らせる手法。陶芸などの芸術、ジャズなどの音楽、料理など身近な何かに没頭させることで人の気持ちに火を付けるきっかけを与える。成功体験(精神が高揚する体験)を引き金に大きな炎を燃やす。

    何といってもとにかくポジティブ。読み終わった後に待っているのは、爽やかで前向きな気持ち。何かをやろうという意欲が湧く。

    個人的な学びはいくつもあるけど、特に印象深いものを下記に記す。

    ⑴ゴールを定めすぎないこと
    著者も陶芸教室を始めたことがここまで発展するとは思わなかった。歴史を教える教師になるつもりだった。そんな中で陶芸教室は明確につながるものではなかったけど、無意味だからといってやらないという判断をしなかった。一直線に最短でゴールに向かうよりも、偶然を受け入れる少しの余裕を持つことが大事。

    ⑵自分の直感を信じること
    ランの美しさに感動してスラム街に温室をつくり、そこから園芸教室を開くところにつながるなんて予測だにもしなかった。けど、ランの美しさを信じていたらそこにつながった。なんでも意味が最初からわかっていることだけをやっていては面白くないし、発展していかない。自分らしく、自分の直感を信じること。

    ⑶人生の使命=自分の喜びと他人の飢えのマッチング
    単純だけど最後に1番突き刺さった部分。他人のためになることをやり続けるのは難しいけど、それが自分の喜びと一致していたらそれは人生をかけてやるべきものなのかもしれない。

    最近、色々と考えすぎていた。もっと気楽に直感を信じてやりたいことをやろうと思った。自分らしくていい。

  • なんなんだろう、この読み終わったときのぼやぼや感は。
    悪いものではない。

    なんだか芯の芯を突かれた気がしている。けど、私は自分の芯の芯を見つめようと思っていないので、まだその傷の深さに気づいてないのかもしれない。(それはそれで悲しい)

    不可能だと自分の価値観で決めつけてしまうことこそ、貧困と呼べるのかもしれない。

    そしてこの私こそ、貧困だ。
    すぐに「こんなの無理じゃん」とあっさり言って退けてしまうところがある。
    そしてこれを私は心底悪いと思っていないのだ。なんて問題なんだろう。

    すぐにはなおらないかもしれないので、まずは「これは不可能だろう!」と潔く思ったことがあっても、「まてよ、ちょっと信じる実験をしてみよう」と思えるようになることから始めようと思う。

  • 人は誰でも夢を叶える力をもっていると著者は言います。
    どうやって?その事例・実例として、彼が直接・間接的にinspireすることができたさまざまな人々のエピソードが織り込まれています。また、この本1冊を通して、彼自身がどうやって夢をかなえたかを語っています。
    誰でも夢を叶える力をもっている。彼自身もまた、その“誰でも”のひとりなのです。
    彼は、夢とは何かどんなものを夢というのか、その定義も語ってくれています。彼の言う夢とは、曖昧なものではないのです。
    レッテルを貼られた人々が自分を価値がないと思い込むように、わたしたちもまた、自分の物語には価値がないと思い込まされている、と彼は言います。誰かの物語を生きるのをやめて、自分自身の物語を語るように、と。
    私は私の物語を自分の言葉で語ることができないということに、気づかせてくれた本です。
    ここまでパワフルな本は、そうそうないと思います。とてもとても感動しました。

  • 世の中を良くするために働く社会起業家の強い信念が伝わってきた。
    みんながそれぞれ自分らしく生きていけるような世の中になったら、本当にいいな!と思った。
    私はこんなに強い信念は持てそうにないけれど、このような事業に関わりたいと思う。

  • 今まで感じていた社会への疑問、そしてこれからの自分が向かうべきベクトルが紐解かれた気分である。

    社会起業家の駒崎氏が翻訳したことで、手にとって読み進めていったが、ここまで人生を変える本だとは思いもしなかった。

    一人でも多くの方々に読んで頂きたい。そして、本当の幸せとは何かを感じとって欲しいと願う。

  • 「夢」ってなんだろう?

    不思議な言葉で、ロマンティックで、希望があって、でも、感傷的な気持ちにもなり、絶望を想像させる。

    それだけ魅力的なのだろうな・・・と思います。

    ビルは、
    成功とは、心の中のイマジネーションの世界で見つけたものを使って、作り上げるもの・・・
    と言っています。

    そして、その感動や興奮を追いかけて、

    自分が今持っていないものや今は自分には想像もつかないありえないことで、
    自分の未来を判断してはいけないことを

    ビルは、アートを通じて人に見えるカタチにした・・・

    それは全く簡単じゃない。

    だから、誰しもがこのようなカタチづくりをしようというのではなく、

    そのカタチをつくることができることは誰にでも出来て、
    そこにある自分の情熱をわかろう・・・感じよう・・・っとするきっかけにしてみてはどうかなと思います。

    どうカタチにするかは、それから決めてみたらいい・・・

    気分良くリラックスして、
    自分の好きなところで、好きな音楽などを聞きながら
    この一冊を楽しんでみては・・・

  •  ある方向に振り切れた本だな、という印象を受けた。家庭で家を守り続けようとしてくれた母親と、陶芸によってビルさん自身の人生を変えてくれたロス先生の授業、このふたつが基盤となって彼の人世は構成されているように感じた。
     「世の中の価値基準を気にしなくていい」「自分の情熱の赴くままに生きればいい」彼の本の中にはこのようなメッセージが多くちりばめられている。必要以上に(笑)しかし、この本によって背中を「かなり強く」押される人はたくさんいるのだろうな、と感じた。しかしそれとは逆にこの本が提示する「価値基準」が重くのしかかり苦しくなる人もいるのだろうな、と思った。
     彼が成し遂げたこととして本で取り上げられていることが大きく4つある。クラフトマンズギルド、マンチェスタービッドウェル、ランの園芸場、そして飛行機のパイロット。飛行機のパイロットに関しては少し違和感とやり過ぎ感を感じたが、それ以外の3つは読んでいて楽しかった。地元を愛し、自分が住んでいる地域の人々の状態と自身の体験から自分にできることを直感で取り組み続けている彼の姿勢にはとても感銘を受けた。感銘を受けたと同時に、(自分の頭の中に存在する思い込みとしての)世間の価値観やこの本が提示する価値観に良い意味でとらわれず、「これまで通り生きて行こう」と思った。
     最後に、ビルさんの言葉ではないのだが本文中で紹介されていたフレーズでとても感動したものがあったので、載せる。フレッドロジャーズという昔のアメリカのテレビ番組の司会の方の、番組を見ている子供たちに対しての言葉だ。

    「きみたちは、ただいてくれるだけで今日という日をすばらしい日にできる。きみたちの代わりは誰にも務まらないよ。ぼくはありのままのきみたちが大好きさ。」Fred Rogers

  • 2014年86冊目。(再読)

    久しぶりの再読だが、読み進めていくうちにワクワク感が止まらなくなるのは初読の時と変わらない。
    大人になるにつれて遠ざけてしまう純粋な情熱や夢が、音を立てて本の中から自分に近づいてくるのが分かる。
    私心なき奉仕ではなく、逆に自らの意志や想いにとことん忠実でいることが成功の秘訣だと教わる。その中に他者の幸せが内包されている人生が本当に豊かな生き方だと思う。
    何度でも読み返したい一冊。
    ====================
    2011年52冊目。(2011年7月3日)


    ☆10個。
    『良い本』はたくさんあるが、めったに出会えない自分の中の『特別な本』になった。

    学び多き本は二種類あると思っている。
    (1)今まで自分が知らなかった世界観を教えてくれる。
    (2)胸に抱いていた想いを復唱・言語化し、確固たるものにしてくれる。
    本書はどちらも満たしていた。


    自らの事業を「貧民センター」ではなく「成功者のためのセンター」と位置づけ、
    成功の理論を説く代わりに豪華な環境を与えて自分が取るに足らない人間ではないことを体験によって気付かせるという、
    スラムの人たちへの『尊厳』を前面に押し出す姿勢は心底感銘を受けた。

    そして僕が何より彼に惹かれたポイントは、彼の事業は「過去の自分」と「今の自分」を対象にしていること。
    センターによって自分の可能性に気付いて豊かな人生を手にする生徒達は、
    スラムの環境に自らの可能性を奪われていた過去の彼自身であり、
    自らの体験と重ね合わせるからこそ彼が語るストーリーが響く。
    そして、多くの「過去の自分」を救う社会事業の推進が「今の彼自身」の喜びになっている。
    周囲の視線や世間体に流されない彼の生き様はある意味「自己中心的」と言えるレベルだが、
    その自己が「他社の幸せ」を内包している。
    外部環境に流されるような他社主義よりも、このような自己中心主義はよっぽど強固で意義があると感じた。


    最後に、僕が抱いていたビジョンを素晴らしい言葉で表してくれた部分を抜粋↓

    「世の中を気にかける人間がある程度の数に達したとき、責任と思いやりを大事にする人間で通りが埋まるようになったとき、そして心を豊かにし、不安を和らげ、生きがいと充足感が得られるような生き方をする人が増えたとき、私たちを悩ましている社会問題の多くが自然に解決するのだと思う。」

  • この本を読むまで、著者のことも活動している内容も知らなかった。
    希望を持ち、情熱を持つことを、貧困や犯罪が氾濫しているマンチェスターの人たちに伝えたいという一つ一つの活動が社会を少しずつ帰るところまで広がっている。

    読むべき一冊だと思った。

  • 夢とは何かを「築きあげたいという望み」のこと。
    「あなたの人生を生きるベストな方法は、あなたのこの地球上での目的は、あなたの才能や財力にふさわしい方法でこの世界に変化を生み出すことなのだ、ということを引き受けることです。それは世界の一部をほんとうにすくいあということです」
    「私たちはだれもが、夢をかなえる力を秘めている。その力が発揮できない最大の要因は、その夢は非現実的だ、手が届かない、と自分で思い込み込むこと、あるいは人から思い込まされることだ」

  • マンチェスター・ビッドウェル・コーポレーションのビル・ストリックランド氏の著作。
    翻訳はNPO法人フローレンスの駒崎弘樹氏。

  • あなたの人生に
    情熱とスウィング
    はありますか?

  • 友人から借りた本

    全くもって、自分の進みたい道には優秀な先人達が山ほどいるものだ


    勇気をもらいたいならば、読んだ方がいいかな

  • スラムから、希望をもつこと、自分を信じることの大切さを伝えてくれる。
    アートには、人生において、何ものにも変え難い、何かがある。
    環境のせいにして、あきらめない事だ。
    あきらめたら、そこで試合終了ですよだ。

  •  「奇跡は起こる。自分の手で奇跡を形づくることができる」
    落ちこぼれだったビルに、ロス先生が教えてくれたこと。ビルは19歳にして小さなアトリエをスラム街に開く。スラム街は犯罪と貧困に覆われていた。しかし、ビルのアトリエがスラム街の人たちのかけがえのない場所とかす。
     ビルの人生を変えるメッセージがこの一冊には記されていた。

  • この本は、著者のビル・ストリックランドが、ピッツバーグのマンチェスター・ビッドウェルセンターを造ったいきさつが描かれたものである。このビッドウェルセンターは、芸術を中心としてスラム街の貧しい中高生に、職業訓練を行う施設である。
    論理が通っている本が好きな人は、この本を読むことはおすすめしない。なぜなら、スピリチュアル的な要素が多分に入っているから。ビルはこの本で「自分が情熱を抱ける生きがいや夢を探せ」と言っていると思う。だが、まだ彼が言わんとしていることが自分の中で整理できていないため、以下にこの本で気になった部分を抜粋した終わりにしたい。

    「親がどんな人間であっても、どんなところに住んでいても、学歴がなく、人脈やチャンス、才能に恵まれなくても、私たちのだれもが、生きがいと目的を持ち、夢がかなうような生き方をする力を秘めている。これが私の人生訓であり、この本で伝えたい処世訓だ。言い換えれば、だれもが不可能と思えることをやってのける力を持っているということだ。この本に出会った方には、年齢や実績、暮らし向きなど考えずに、自分に可能なこと、不可能なことの判断基準を見直してほしいと思う。そして、自分には大きな夢を実現させる権利がある、その責任もある、能力もあるのだと、自分に言い聞かせてほしい。」

    「天才の要素があるとすれば、それは、私たち一人ひとりに生きがいと目的を持って生きていく力があり、そんあふうに生きる責任もあると固く信じていることだと思う。こうした生き方をするのは、私たちが人間として負っている義務だが、こうした生き方は成功につながる生き方でもある。この義務を認めることで、私たちは人間らしくなれるし、だれの心のなかにもある無限の情熱、ビジョン、信念、意欲を発揮できるようになる。そしてそうすれば、心から満足できる本物の成功を収めることができる。」

    「成功とは、心の中やイマジネーションの世界で見つけたものを使って、つくりあげるものなのだ。本物の成功とは、人生が豊かになり、精神が高揚するような成功のことであり、意味があるのはそうした成功だけだ。心の奥底にある願望を知り、その価値を信じることで、本物の成功が生まれる。精神のほんとうの欲求に従えば、世の中をよくするような生き方をせざるをえなくなる。ついでに言えば、そうすることで、さまざまな分野で成功するチャンスが劇的に増える。」

    「自分の情熱を信じ、夢を認め、それを人に伝える勇気を持とう。何度ばかにされても問題ではない」

    「本物の人生は、道をたどるようなものではない。情熱と自分にとって大切なことの毎日の積み重ねで築かれるものなのだ。あなたが当てに

  • 自分の内なる声から見えてきたビジョンを大切にして行動することの大切さに通じて自らの体験を通じて書かれている。

    「生きる意味、目的、尊厳、達成といった、人生における私の最大の望みは、あるべき自分であろうという勇気を持ちつづけ、そうした望みに基づいた行いをしているかぎり、かなう可能性があるというだけでなく、むしろ必然的にもたらされるのだ」

    決して順風満帆な人生というわけではなく、色々な壁に突き当たるなかでも出来ることを考えてやり続ける、伝え続けることで実現していく姿が印象的である。

    そして、子供が生きることに希望をもつためには、押し付けるのではなく、まっとうな1人の人間として接すること、成果をだしてそれを認められる環境をもうけるだけで変われることを実践しているのが素晴らしい。

    世間の様々な雑踏に惑わされるのではなく、美しいもの、真に素晴らしいものはヒトの心を動かす。

  • <a href="http://en.wikipedia.org/wiki/Bill_Strickland" target="_blank" title="ビル・ストリックランド">ビル・ストリックランド</a>氏が書いた「あなたには夢がある」という本。副題は「小さなアトリエから始まったスラム街の奇跡」。原書は<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/0385520549?ie=UTF8&tag=sibafu-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=0385520549">「Make the Impossible Possible」</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sibafu-22&l=as2&o=9&a=0385520549" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />。

    著者のストリックランド氏は幼少期をマンチェスターのスラム街で、例に漏れず貧困の中で育った。しかし副題の一文通り、彼は陶芸と出会うことによって変わり、その変化を周囲のスラム街で育つ人に広めるべく小さなアトリエを開く。それが現在の<a href="http://www.manchesterguild.org/indexflash.htm" target="_blank" title="Manchester Craftsmen's Guild">Manchester Craftsmen's Guild</a>であり、彼は現在ハーバード大学のケーススタディにまで取り上げられるようになり、MacArthur Fellowshipからgenius awardを受賞するまでになった。

    彼はなぜここまで劇的に変わり、そして成功することができたのか。それは彼に特別な陶芸の才能があったからではない。明確で強靭なビジョンがあったからだ。ビジョンの重要性を説く本は少なくない。私自信ビジョンを描こうとしたこともある。ただこの本を読んで、自分のビジョンはビジョンでは無いことを知ると同時に、ここまで愚直に自分のビジョンと向き合った例を私は知らない。

    彼はこう書いている。

    <strong>−情熱があったからこそ、ブエナビスタ通りに小さな陶芸教室をつくれたし、パイロットにもなれた。マンチェスター・ビッドウェルも建てられた。どのケースでも、私はつまづき、失望し、何年もの間実現できずに苦労した。でも、あきらめはしなかった。−</strong>

    本当のビジョンとは何か。そしてそれを実現することがどれだけ困難で、どれだけ力強いものなのかを知るにはこれ以上ない1冊。お勧め。

    youtubeに氏のスピーチがあったので貼っておく。

    <object width="320" height="260"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/xoHBiHFV9SA&hl=en&fs=1"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/xoHBiHFV9SA&hl=en&fs=1" type="application/x-shockwave-flash" allowfullscreen="true" width="320" height="260"></embed></object>

    <span style="font-size:x-small;">ちなみに訳者の駒崎氏の<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/486276018X?ie=UTF8&tag=sibafu-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=486276018X">「「社会を変える」を仕事にする」</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sibafu-22&l=as2&o=9&a=486276018X" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />も必読かと。小飼氏曰く<strong>「本書ほど著者が三枚目であることを包み隠さず綴った自叙伝は空前。起業というのは、これほどイタく、それであるがゆえにこれほど感動的なものとなりうるのか。」</strong>と。</span>

  • 【内容紹介(Amazon)】

    「奇跡は起こる。きみは自分の手で、奇跡を形づくることができる」
     ――落ちこぼれだった高校時代、ロス先生がアートを通じて教えてくれたのは、
     そういうことだった。――

     アート教育や職業訓練を通じて、非行少年や犯罪者、ホームレスや貧困者など、
     数多くの人々を立ち直らせ、生きる希望を与えつづけてきた起業家、ビル・ストリックランド。
     犯罪や貧困におおわれたスラム街で生まれ育ち、
     落ちこぼれかけたこともある彼を救ったのは、陶芸との偶然の出会いでした。

     美しく、清潔で、落ち着いた空間の中でクリエイティブな活動に打ち込むこと。
     それが人の心に自尊心をもたらし、生きる希望や勇気を与えてくれる。
     ――自らの体験からそう理解したストリックランドは、
     19歳にして町の片隅に小さなアトリエを開きます。

     時はキング牧師が暗殺された直後。
     怒りと暴力が渦巻く町で、彼のアトリエだけが人々の心の避難所となり、
     訪れた不良少年や貧しい人々の人生が、大きく変わり始めました。

     ストリックランドの活動はやがて町の有力者や政治家、
     学校関係者などの目にとまり、多くの支援を得て
     「マンチェスター・ビッドウェル・コーポレーション」として発展。
     アート教育、専門技能のトレーニング、花の栽培、ジャズコンサートに至るまで、
     さまざまな事業を通じて、これまで30余年にわたり大勢の人々の心を育みつづけています。

     そのめざましい成果はアメリカの権威あるマッカーサー賞を受賞。
     インターネット企業イーベイの創業者ジェフ・スコールが支援に乗り出すなど、
     いま全米の注目を集めています。

     「どんな人にでも、自信をもって生き、夢を実現し、すばらしい人生を送る力がある」
     ――本書は、ビル・ストリックランドがそんな思いをこめて記した初の著書です。
     アートとの出会いに始まり大きく広がった夢実現の物語と、「人生を変える」メッセージ。

    【内容(「BOOK」データベースより)】

     陶芸との出会いを機に、アーティストとしての自己にめざめた著者
     ビル・ストリックランドは、貧困地域の少年たちのために、19歳でアトリエを開く。
     犯罪と貧困におおわれたスラム街の片隅で、いつもジャズの曲が流れ、
     コーヒーの香りがただようその小さなアトリエは、
     やがて町の人々にとってかけがえのない場所へと変わっていった。
     美しいものが人間を変える―。
     アートを通じて少年たちの心を育む全米注目の起業家が、
     はじめて語った夢実現の軌跡と「人生を変える」メッセージ。


    〜090110 ビジネスブックマラソン〜

    ◆何も知らない一九歳が、人は驚くほど早く立ち直れる、
     恵まれない暮らしや絶望的なほど不利に思える状況のなかでも、
     人は無限の力を秘めていると考えた。
     この考えを信じたからこそ、マンチェスター・ビッドウェルが生まれたのだ

    ◆私たちはだれもが、夢をかなえる力を秘めている。
     その力が発揮できない最大の要因は、その夢は非現実的だ、
     手が届かない、と自分で思い込むこと、
     あるいは人から思い込まされることだ

    ◆貧困が人の価値を落とし、人から希望や夢を奪う。
     人は貧困のせいで、これはできない、これは手に入らない、
     こうはなれないと、自分で決めつけるようになる。
     つまり、「貧困の本質は、可能性の貧しさを受け入れること」なのだ

    ◆私たちはみんな、何らかの貧困に苦しんでいる。
     イマジネーションが貧困なこともあれば、
     勇気や夢、意志が乏しいこともある。
     私たちはさまざまな恐怖にかられて自分の可能性を狭めている

    ◆まちがった場所にまちがった時間にいるだけで、足を取られる

    ◆人生の流れを変えるには、希望を持つ必要がある

    ◆ビジョンは成功するために欠かせないが、それをかなえようとする
     不屈の精神がなければ、成功にはつながらない

    ◆自信とアドリブの能力は人生にも必要だ。
     私たちはみんなビジョンと柔軟性を持ったほうがいい。
     そうすれば、思わぬ障害にぶつかったり不意に変化球が来たりしても、
     対処し、立ち直り、前に進むことができる

    ◆水は家の敵という考えが、建築の常識として広く受け入れられている。
     しかしライトは臆することなく常識に挑み、
     クライアントの常識的な希望さえ平然と無視した

    ◆私たちを幸せに導く道などないし、出世につながる階段もない。
     本物の人生は、道をたどるようなものではない。
     情熱と自分にとって大切なことの毎日の積み重ねで築かれるものなのだ

    ◆生きがいを追求した結果としての成功でなければ、本物の成功ではない

    ◆天才かどうかは、IQや才能で決まるものではない。
     人が生まれながらに備えているものではないし、
     常に備わっているものでもない。
     天才は見つけるものなのだ

    ◆情熱を信じていれば、楽な生き方ができるとは思わないでほしい。
     情熱があるからといって、つまらない仕事をせずにすむわけでない

  • 貧しい後輩たちに職を与えようと大企業をかけずり回って職業訓練センターを作った男の自伝。訓練センターは途中、財政難に陥って活動停止に追い込まれてしまうのだが、男はそこでめげずに5億円の援助をかき集めてアメリカ最大のセンターを新設させてしまう。そんな彼のエネルギーの源はずばり<芸術>。「不穏な時代にアートで挑む」という姿勢に希望を感じる一冊。

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あなたには夢がある 小さなアトリエから始まったスラム街の奇跡の作品紹介

陶芸との出会いを機に、アーティストとしての自己にめざめた著者ビル・ストリックランドは、貧困地域の少年たちのために、19歳でアトリエを開く。犯罪と貧困におおわれたスラム街の片隅で、いつもジャズの曲が流れ、コーヒーの香りがただようその小さなアトリエは、やがて町の人々にとってかけがえのない場所へと変わっていった。美しいものが人間を変える-。アートを通じて少年たちの心を育む全米注目の起業家が、はじめて語った夢実現の軌跡と「人生を変える」メッセージ。

あなたには夢がある 小さなアトリエから始まったスラム街の奇跡はこんな本です

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