- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862760807
感想・レビュー・書評
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視点を変えて考えよう」なんていうけど、言うは易くて、行うのは難しい。ブレストをやってもなかなか新しいアイディアはでてくない。というときに、かなり強制的に新しい視点で考える方法を提案している。いろいろな動物になったつもりで考えてみるという方法。これは良さそうだな、と思うが、まだ実際にやってないので、評価はできない。
実際にアニマルシンキングをやるためには、カードとかボードとかを購入する必要があって、これがちょっと高いかな???詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
考えても考えても良いアイデアが思い浮かばないのは、いつも同じように考えているから。言われてみれば確かにそうだ。
そんな思考のマンネリを脱して新たなインサイトの光を得ようと、我々は様々な思考法の本に手を伸ばすのだけども、この本は面白い。思考の箱を用意して、それに動物の名前をつけるのだという。思考のノウハウを教わっても、ああしなさい、こうしなさい、だけでは身に付かず、すぐに忘れてしまう、動物の比喩で名前をつけてしまおうというのはなかなかユニーク。寓話も秀逸で、動物の特徴を良く見て良く考えてるなと感心。
どうしようか、と行き詰った時に、ロバのように敢えて愚鈍になったり、トカゲのように余計なものを切り捨てたり、イヌのように相手を変えることを考えたり・・・使ってみたいメソッドである。
で最後に、ホームページを覗いてみた。ワークショップとかコンサルとか、既に日本でのビジネス化が始まっていて、この本はイントロダクションなんだ・・・って、この点も妙に納得。 -
■シンク
①解決策を探す前に、課題をはっきりさせよ。
②はじめのうちは、アイデアの良し悪しより、数多くのアイデアを出すことにこだわる。
③すばやく考えよ。簡潔に自分のアイデアを発表し、次のアイデアに移れ。
④仲間以外とのチームワークも大切にせよ。異なる価値観を否定してはいけない。
⑤自分のアイデアと同じくらい人のアイデアを愛せ。
⑥人のアイデアを引き出せ。なぜなら、数多くのアイデアからのみ、新しい価値は生まれるのだから。
⑦進化することを決してやめてはいけない。同じパターンに留まるな。
⑧決定にこだわるな。柔軟に。ときには、後戻りもしろ。
⑨課題の解決策はひとつとは限らない。
⑩今ベストな解決策が次回もベストとは限らない。変化する状況に対応することを学べ。
⑪アニマルシンキング:アニマルカード