ハーフ・ザ・スカイ――彼女たちが世界の希望に変わるまで

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制作 : 藤原 志帆子 (解説)  北村 陽子 
  • 英治出版 (2010年10月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862760869

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ハーフ・ザ・スカイ――彼女たちが世界の希望に変わるまでの感想・レビュー・書評

  • 衝撃的で、読むのが辛くて、一度読むのをやめた作品。
    でも希望を感じるのは、彼女たちが女性として、人間としての誇りをもっているからなのでしょう。

  • 新着図書コーナーに並んでいます。
    日本語:遠藤先生推薦図書

  • 先日読んだ日本の最貧困女子との差にもやっとした。

  • [ 内容 ]
    売られる少女、焼かれる妻、見捨てられる母…私たちの時代にはびこる驚愕の「不正義」の真実と、あきらめない人々の強さと美しさ、そして希望を描いた全米ベストセラー。
    現代最大の「不正義」と変化と再生の物語。

    [ 目次 ]
    二一世紀の奴隷解放
    禁止と売春
    声を上げること
    暴行による支配
    「名誉」という恥
    一分間に一人
    母親の命を救うには
    家族計画と「神の深淵」
    イスラムは女性蔑視か
    教育に投資する
    マイクロクレジット
    平等の枢軸
    草の根と木の梢
    一人ひとりにできること

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • ブログでの紹介文を受けて読んだ。
    第11~13章飛ばし読み。

    想像を絶する、世界のどこかで今も起きている女性への暴行、蔑視。
    女性であるがゆえに奪われる命、だと。

    ・奴隷
     人身売買
     強姦することで女性、その家族の名誉を傷つけ、自殺に追いやったり汚い小屋で食べ物もろくにとらずにひっそりと生きているかもわからなすような人生を送らせる
    ・売春
     強制されて始めるものと、そうでないもの、と簡単に分けられない。強姦されて売春するしか生きていけない女性の場合、「自発的な」ものといえるか
     薬漬けにされ、赤線地帯から逃げても薬欲しさにもどってしまう
    ・声を上げること
     強姦されても、危険をかえりみず戦う女性たち。その強さ! 人間って。女って。
    ・暴行による支配
     男どもは、集団でやればいいと思っている。もう人間とも思えない、倫理観も、人間としての尊厳ある行動もなにもない。警官に相談しても警官が強姦、とかも。地獄、それ以下。動物だってもっと心や慈悲ってものがあるのでは。のちのち、読みすすめて、足りないものは「教育」、か…と感じることに。
    ・名誉
     傷つけられる
    ・一分間に一人
     妊産婦死亡。アフリカ、中東??(地理や国際関係など勉強不足で、理解が不十分)などの。医療の遅れ、ここでもの男女蔑視(女性は医療が受けられず、妊婦も同様。異常は危険が大きくなるまで放置される)
     やはり教育の不足。妊婦が若年。出産のリスク増大。女生徒に制服代を援助するプロジェクトが、通学期間を延長し、出産年齢を遅らせ、周産期死亡を減らすという、トンチか!?というようなほんとうの話にオドロキ!
     助けてあげたい…。自分にもできることがしたくなる。
    ・母親の命を救うには
     医療費が足りないがためにすでに死亡した胎児を取り出す帝王切開が受けられず、感染症によってなくなる産婦の痛ましいエピソード。
    ・膣婁 暴行や、出産時のダメージにより膀胱、直腸と膣にろうこう。
     専門病院がある。

    第14章
    一人一人にできること
    (1) グローバルギビングまたはKivaでアカウント開設(高難易度)
    (2)プランインターナショナル、ウィメンフォーウィメン、ワールドビジョンなどを通じて、女性のスポンサーになる
    (3)ウィメンeニュース、ワールドプラスに購読登録
    (4)CAREアクションネットワークに登録

    女性が本当に空の半分を支える日を早めよう。

    出産を経験し、子育ての中で女性であることの幸せと苦労を同時に体感している。しかし世界のどこかで、同じ女性がこんなにも痛めつけられ、意味もない蔑視を向けられ、苦しみ、息絶えているなんて。強姦、強姦って、耳をふさぎ、目をそむけたくなる言葉ばかりだったが、これが今の世界の現実。あとがきでは、日本にもあることと。女性はすばらしい。女性にしかできないことがあり、美しさ、強さ、すべてのすばらしいことをもっている。それなのに、なぜ痛めつけられるのか。悔しいし、暴力がこわい。それでも立ち向かっている何人もの同性に心から敬意を表し、自分もできることをしたい。力でねじ伏せる人間(実は男だけでもないし)を変えさせたい。

    文章に無駄がなく、つらい話が多いのに何とか読めた(時間の制限があり、飛ばしたが)。歯をくいしばってすすめるほどつらかったけど、出会えてよかった一冊。


    中国のことわざ、「空の半分は女性が支えている」

  • テーマは女性の人権問題についてだが、豊富な例と、目を背けたくすらなる写真、また専門家の意見の的確な援用など、これまで読んだこのジャンルの中で最良の一冊

  • 発展途上国における両性の不平等による女性への様々な虐待について。詳細な事例調査とともに、現在取られている対策や展望についても多数。前半部に出てくる東南アジアの人身売買やインドの花嫁焼殺(2時間に1件発生)辺りで十分酷いのだが、アフリカ、中近東になると読み飛ばしたくなるぐらいおぞましい。ただ、そのような中でも貧しいがやる気のある女性たちに地道に援助を続けることによって、少しずつだが変化の兆しはあるという実例も多数。著者が米国人なので、援助の主体も主に米国のことに限られているが、世界各地で様々に違う女性差別や虐待のあり方に対し、本当によく取材をしていると思った。面白かったのはアフリカで最も費用対効果の高いAIDS対策は、禁欲主義教育でもコンドームを配ることでもなく、10代の女の子に年上の男性(シュガー・パパ)は少年たちよりHIV陽性率が高く、コンドームも使いたがらないため危険だということを教えることだったという。
    また、女性が財産、選挙権を持つことの重要性は単に理念的な平等に関連するだけでなく、妊産婦死亡率を引き下げたり、子供のケアや公衆衛生により多くの金を使うことになるというデータがあり、人命尊重の点から重視されるべきとの指摘。

  • (推薦者コメント)
    現代の奴隷制について書かれている本です。地球の全ての国にかかわりのある問題です。

  • 「女性だからこそおこる悲劇」に視点を当てているノンフィクション。所々に掲載されている写真の効果もあってリアル。
    本当にそんな世界が?と思わすにはいられない私には遠いものだと思っていたがこれは決してフィクションじゃない。
    解説を書いてくれているポラリスをぜひ応援したい。

  • 空の半分は女性が支えている、という中国の諺
    とは食い違っったり、体現しているような現実。 この本にでてくる現実は、日本で暮らしてる私たちはありえない!想像もつかないような話だが、それが当たり前の国がある。
    彼女達の語る現実はあまりにも切ない
    だけど不思議と読んでいて悲しみよりも、そういう中で強くたくましく生きる女性の明るさに勇気をもらう
    彼女達は生きているんだ
    多くの人に是非読んでほしい一冊

  • 私にも何かできるかな。
    10パーセントの寄付はたぶん自分を追い詰めて、偽善と良心のあいだで迷うことになる。
    1パーセントの寄付から初めてみることにする。

    何か始めたら、インドや他の途上国に行っても後ろめたさを感じながら楽しむことが減るかな。

  • 個人、個人から全体へ。この悲惨な現実をこのありのままの姿で知らなかった。知って今何かをしなくてはという気になります。

  • 女性であるがゆえに奪われる命。なぜ悲劇は繰り返されるのか? 人身売買、性暴力、性器切除など、発展途上世界における「私たちの時代の最大の不正義」の実態と、あきらめない人々の強さと美しさ、そして希望を描く。

    とくに、出産を控えている私にとって、「現在、生命を落としている妊婦の3/4が教育、医療を受けられるようにすることで40万2000人の女性と多くの新生児が救われる」との事実に驚愕。

    考えるヒントとして、アフリカ女性が出産で命を落とす理由を記述したい(米国では先進国の事情と同一視してAIDS対策に注力しているが、発展途上世界では別の(基本的な)対策が求められていることが分かる)
    ①身体的要因:骨盤の四つの方(女性型/男性型/細長型/平骨型)nうち、難産になる可能性の高い細長型骨盤がアフリカ女性に多い(もっとも適している女性型は白人女性に多い)
    ②学校教育の欠如:教育があれば、望む子どもの数が減り、避妊するようになる。助産師ももっと教育を受けていれば、早めに病院に相談することもできる(世銀は教育を受ける少女を1000人増やせば、出産で死亡する女性は二人減らせると推計している)
    ③農村部の医療体制の不備:医師不足を解消する、医師の欠勤をとりしまる
    ④女性蔑視:女性に参政権が与えられると女性の命を尊重し、健康の向上が図られる

    ※スリランカの奇跡:スリランカは貧困国でありながら、妊娠による死亡リスクを1/850に半世紀の間に引き下げた。つまり、医療費予算の問題ではない。スリランカは医療と教育全般に投資し、両性の平等に注意を払っている(女性の識字率は89%(南アジア平均は43%))

    発展途上国の「医療」「教育」「両性平等化」に向けて、今、私たちは何ができるだろうか。子どもへの投資も必要だが、母への視線をもっと集めることはできないだろうか。

    『ニューヨーク・タイムズ』論説執筆者。ピュリッツァー賞受賞。
    『ニューヨーク・タイムズ』海外特派員等を経て、ビジネスに従事。ピュリッツァー賞受賞。

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ハーフ・ザ・スカイ――彼女たちが世界の希望に変わるまでの作品紹介

売られる少女、焼かれる妻、見捨てられる母…私たちの時代にはびこる驚愕の「不正義」の真実と、あきらめない人々の強さと美しさ、そして希望を描いた全米ベストセラー。現代最大の「不正義」と変化と再生の物語。

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