- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862760906
感想・レビュー・書評
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世界中の人が顔も見たことがないどこか遠くの人々の影響を受け、影響を与えずにはいられない、という点で極めてグローバルな現在
もはや自分の檻の中に閉じこもっていることは不可能である
そんな時代においてグローバル人材に求められる4つの能力
(日本語は正直わかりにくい)
1)Opening our eyes: 物事を既成概念に捉われず見つめる力
2)Opening our minds: 固定概念に捉われず、他者の真実を受け入れ、そこから自分の考えを再構築していく力
3)Opening our hearts: 他者に関心を持ち、尊敬する力
4)Opening our hands: 他者と協力しあう力
とても簡単に言うとこういうことだったと思う
目的に向かってボーダー(境界線)を自由自在に操り、他者と自己をボーダー線上に立たせ手を差し伸べあう存在とすることがグローバル時代においては重要
国、人種、宗教といった既存の枠組みで境界を引くのではなく、目の前の相手を多様性を持つ一人の人間として見つめ、自分との共通項を探すことで手を差し伸べあうことを可能にする
自分がプロテスタントクリスチャンでアメリカ人で女性だとして
相手がムスリムでアフガニスタン人で男性だとして
お互いの共通項を見出すことで手を差し伸べあうことができるかもしれない
例えばお互い子どもを愛する一人の親という共通点で
そしてその推進力となるのは他者への好奇心、井の中の蛙となる恐れの心
好奇心って大事だな詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久しぶりに熟読した本。
どうしたらGI(global intelligence)を持つことが出来るか、なぜそれが必要か分かりやすく書いてある。
文も構成も引用もよかった。
「世界」ってなんだろ?
「共同体」って?
分かんないけど、
global citizensの1人になろうと思います。
高校生の頃のような気持ちに戻れた。
がんばろう♡ -
[ユニバーサルな知識は境界線で生まれる]
国内外問わず、いかに自分を境界線に置けるかが、大事なんですね。 -
これからの時代にグローバルに生き抜く力の付け方を分かりやすく解説。勇気とやる気が沸いてくる本。
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偏見を脇にどけ、他人の声に耳を傾け、互いの共通点を見つけることで連帯し、全人類が一丸となって世界規模の問題解決に取り組むことの重要性を説く。
どんな人間も根底では繋がっている・・・真の多様性が学べる良書。 -
グローバルな視線を持つには?
ということについて語られた本。
数々の事例から、グローバルな視野を広く持つことの大切さを教えてくれます。
これを読むと 「国家」「宗教」「民族」で区切ることの愚かさが伝わってきます。 我々がいかにこういった言語で人間を「区切っ」ているのが分かります。
印象に残ったフレーズ→ 自分の固定観念を変えたかったら、直接体験することだ。
私も何度か海外には行きましたが
グローバルな視線をまだまだ持ち合わせていません。
さまざまな角度から物を見ないといけないですね! -
できるだけ多くの日本人に読んでほしい本。「グローバル化」「グローバル人材」とはいうけれども、自民族優越主義に陥っているのは本当のグローバル人材ではない。自分のSFCのAO面接を思い出します、「私は真のグローバル人材になりたいし、なる。そのためには、まだ知識が足りない」なんてことをドヤ顔でいってたのは恥ずかしいけど、それもまだブレてないことには自信を持てる。
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安直なメディアからの「グローバル化」という言葉に踊らされてはいけない。
本書の原題 「Global Citizens」 地球市民とはどんな人を指すのか。
それは、教育現場・企業の理想とするスローガンと同義ではない。
本当のグローバルとは、生半可なものではないと再認識した本。
実際に4つのステップを、国連で活躍する著者が紹介する。
付録として、巻末に「自分をグローバル化するための情報源」
も紹介している。 -
原題"Global Citizens: How Our Vision of the World is Outdated, and What We Can Do About it"