- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862760937
感想・レビュー・書評
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片働きではなく共働きする形での結婚に対して、著者二人が対談する形でまとめられた一冊。片働き世帯は戦後の一時期、かつ都市圏の給与所得者に限られたのに対し、大黒柱ヘッドギアという幻想に取り憑かれている(97年以降、共働き世帯の方が多い)という指摘には発見。WLBの為に、段取り力(職場においても家庭においても多能化)、相談力が上がったというのは仕事においても横展開できると思う。時代の過渡期にいる僕たちが社会の最小単位としての家庭を再構成していくことで、地域の再興に繋がるという趣旨の筆者のコメントには同意。
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共働き夫婦への、うまくやっていくノウハウ本。
あー、ちょっと耳が痛いこともある…。
とはいえ、全体的に一般論で、なかなか浸透しない「産休」「育休」「イクメン」の実際と問題点、NPOでの活動内容が内容の軸。
大事なのはわかるけど、なんか響かないねぇ。
もうすでに僕ら夫婦のライフスタイルとバランスが決まった後だからかな? -
共働き家庭にお勧めの本。
もとい、家庭に対して保守的な考え方を持っている人も読んだらいいと思う本。
我が家でも最近しっかりお見送りを実践しているが、とてもいいものだと思う。
自分のキャパシティを少し見直してみようと思う。 -
自身の給与推移や経済状況が、今は親世代と大きく違う。
真剣に一人前の大人として生きていこうと考える時、結婚やその後の生活に対し、誰を、何をロールモデルにしたらいいのか、ぼんやり不安に思っていた。
この本は、経験や現在の実情に即して、結婚後や子育て期間のワークライフバランスについて書かれている。「奥さんには働いてほしいし、自分と同じかそれ以上稼ぐような人であってほしい」とは思っていたが、そのために取るべき具体的手段を知っておくという意味でためになった。
結婚を真剣に考えた時、ゼクシィとかよりも数倍役立つ気がする。
幸せなうちに、地に足をつけて考えるのは大事だよきっと。待機児童とか、育児休業の制度とか知らないとね。
この頃周りで結婚ブームなので読んでみた。これからする人とか、したい人とかにはちょっと読んでほしいかな。 -
WLBに関するセミナーに出席したことをきっかけに、手にしてみました。
とてもわかりやすく、今の日本人(特に「働く人」)が置かれている問題が書かれています。
夫の考え、妻の考えは目新しいものでは決してないけれど、個人や社会がどうしてそういう風に考えてしまうのか、行動してしまうのか、ということの根本にある政治的・経済的背景や歴史が説明されているので、単なる自己啓発本に留まらない内容があります。
問題意識が高まった一冊でした。 -
共働きカップル向けの生活のヒント本。
というか先輩方のぶっちゃけアドバイスといいましょうか。
社会背景を基礎とした大局的な考え方から、日々の生活にいかせる小技まで詰め込まれている。
「コミュニケーション」「時間」「妊娠・出産」「育児」「お金」・・・といった分野にわけてつらつらと書いてある。
本書の最大の特徴は、やはり男女両方の目線から書かれているところに求められるだろうか。
男or女からすれば当たり前に「こう」と思っていることが、伝わっておらずストレスの原因になることが多々あるの実感としても確かだが、そのあたりやはり自分だけでは気づきにくい点で参考になる部分があった。
どうも私の結婚に対する考え方は、世の中一般よりこの著者二人のほうにどちらかというと近いようで、あまり目新しい発見はなかったものの、実際に結婚生活を始めてからも折に触れて読み返したくなるような本。 -
どうやって家事を分担するか
二人の財布をどうやって管理するか
仕事と家庭をどう両立するか
ワークライフバランスを推進する立場にもある
筆者それぞれが、夫の立場、妻の立場から
手とり足とり共働き夫婦へのアドバイスを展開
日本では、家事や育児などの家庭の話を
職場では口にしないという文化がある
そのため、結婚や夫婦のあり方のロールモデルを
持ちづらいような気がする
そんななかでこの本は、実に丁寧に、自身の
生活をオープンにして、モデルを示してくれる -
立ち読み:2011/10/1
先人の体験談は大切。それも起業家としてつっぱしって、新しいことしかする気のない人たちの体験は。 -
結婚を考え始めた二人には必読の本。結婚とは?共働きとは?
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ワークライフバランスの観点から男性と女性がかなり歩み寄った内容。お二方とも精力的に活動されている若手なだけに、赤裸々な内容は面白かった。理想系がここにある、という実感だったけど、これがこれからの男性像だと思うと中々興味深い時代に差し掛かってると思うし、今後のアプローチに変化が生まれると思うなぁ。