リアル公務員

  • 213人登録
  • 3.37評価
    • (6)
    • (23)
    • (29)
    • (10)
    • (0)
  • 37レビュー
著者 : 町田智弥
制作 : かたぎりもとこ 
  • 英治出版 (2010年12月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862760944

リアル公務員の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 同じ経験をしてクスリとくる場面もあったが、国家公務員にスポットが当たった内容を期待していたため、期待はずれだった。

  • 将来自分が進む道として、まずは公務員がどんな仕事だろうという興味本位からこの本を読んでみた。

    エッセイの部分では、今まで私の中で構築されていた「公務員像」を覆すような話が多く、とても参考になった。漫画の方もわかりやすく、読んでいてとても楽しかった。
    ただ、この話は難しいな…よくわからない…といった部分も多くあったと思う。

  • 現役の市役所職員が書いた本。公務員擁護や公務員批判につながらず、凄く客観的に書いていた。しかも、現役公務員の人が書いているけど、「俺たちこんだけ頑張ってます!ドヤァ」っていう押し付けがましさも全くない。

    漫画も交えつつ、非常に読みやすい。

    公務員(特に地方公務員)の日常や奇妙に思う点、「公務員は楽で高給取り」と言われる事について、筆者の思う公務員の本当の役割などについて書かれていた。

    私も4月からは某所の公務員になるけど、自分の思いなどを忘れないようにしつつ、この本も参考にして色々頑張りたいと思った。

  • 読了日20140708 その他19冊

  • 公務員の実情がよくわかる。

  • 現役公務員が本を出版するっていうのは副業にあたらんのか?とか思いつつも読んでみた。許可得て出版したのかな?どうなんでしょ?
    警察とか消防など、公安系公務員について書いている本は数あれど、一般行政系公務員について書いてる本はあまり無いように思う。これは一般行政系の公務員について、マンガを織り交ぜてエピソードをつづったエッセイ本。現役公務員が書くことで、公務員のオカシな現実を紹介しつつ、筆者自身が周りから言われる公務員への偏見について、ペンの力を使って弁解しようとしているのが読み取れる。
    私的にはこれを読んで自分の中の公務員のイメージとはそんなに違わなかったが、新しく分かったことも多々あり楽しく読めた。
    「公務員って楽して高給取りなんでしょ?」とか「一般事務は基本的にデスクワークなんでしょ?」とか思ってる人は、是非読んでおくべき一冊です。進路の検討にもどうぞ。

  • 行政職の公務員の世界をマンガを交えて,わかりやすく描いている。公務員=安定しているから目指すという昨今,公務員という職業(本来は,公務員という職業は存在しないが・・・)をどのようなスタンスで目指せばよいのかを示唆している。

  • 「リアル公務員」は、実際に市役所勤めの著者が
    公務員社会を実態を面白く、そして分かりやすく書いている。

    新人地方公務員の水野くんと
    (猫の)吉田係長を中心に繰り広げられる役所の世界。
    マンガで描いたストーリーで始まり、その後にエッセイで解説するという構成である。

    実を言うと、私の妻は役所に勤める地方公務員であり
    私自身も、行政を相手にした仕事をしているということもあって
    私にとって公務員は身近な存在である。

    著者が本書で指摘している公務員独特の文化というのは
    私も実生活で感じているため、本書にはだいぶ笑わせてもらった。
    私の妻もマンガの部分だけ読んだが、かなり楽しめたようである。

    私のように公務員と接する機会のある人は
    楽しめるだけでなく、基礎知識として非常にためになる。お勧めの一冊だ。

    私自身は最初の20ページぐらいまではライトな感じで読めた。
    しかし、読みながら色々と考え事をしてしまったため
    後半からだんだんと暗い気持ちになってしまった。

    その時の考え事を忘れないうちに記録しておく。


    1. 政府・行政・大企業は別に悪意の塊ではない
    思想的に左寄りの人と話すと、なんやかんや言っても最終的な結論が
    「政府や行政や大企業は悪意の塊だ」となることが多い。

    でも、行政をお客さんとする大企業で働いている私の肌感覚では
    行政も大企業も働いている人はフツーの人で、左寄りの人が言うような悪意はまったく感じない。
    どちらかと言えば善意のほうが多いように感じる。

    でもそこは人間だ。
    疲れたので休みたい、気が進まないので先送りしたい
    それぐらいの事はある。行政でも民間企業でも大企業でも中小企業でも、大人でも子供でも。

    知り合いのそういった一面を見ると 「ったくしょーがねーな」と思う。
    でも、気持ちは理解できなくもないので
    「悪意がある」「わざとやっている」とまでは思わない。

    ただし、組織が大きくなると人の顔が見えなくなってくる。
    ある組織に問い合わせをして、返信が帰ってこないだけで
    「悪意がある」「組織ぐるみでやっている」「陰謀か!?」と思ってしまう。
    実際には担当者が失念しただけなのかもしれないのに。

    大きい組織になると、人間の顔が見えなくなるのでこういったバイアスがかかる。
    ここが大組織で働く難しさであり、かつ面白いところでもある。



    2. 公務員は優秀な人が多い
    普段、仕事で接していて率直に思うが、公務員は優秀な人が多い。
    人間としての基本スペックが総じて高いと思う。

    日本で一番優秀な人々が集まっている集団は公務員の世界だと思う。
    まず、公務員の人にはそれに気づいて欲しい。
    次に、それを問題であると感じて欲しい。

    私は、一番優秀な人々が
    こぞって縁の下の力持ちをやっている状況は本当にもったいないと思う。
    一番優秀な人々には、縁の下から出てきて縦横無尽に活躍して欲しい。

    社会全体を野球に例えてみる。
    公務員の仕事は何に相当するだろうか。

    監督、コーチ、スコアラー、グラウンド整備、球場運営、ウグイス嬢・・・
    いろいろ考えられるけど
    公務員の仕事はプレイヤーではないと思う。    (まあ、警察とか消防とか教員とか・・・現業系はプレイヤーかもね)

    野球を取り巻く、さまざまなサブとしての仕事をしている中に
    実は選手としての才能を持っている人がたくさんいる
    私の目には日本社会はそういう風に映る。 あ〜もったいない。

    「俺はルールブックを作っているんだ!」
    そう仰る公務員の方もいるかもしれないが
    その人だって確実に選手として活躍できるはず。

    ルールばっかり整えたって
    試合をする選手がリトルリーグ級だったら絶対に試合は盛り上がらない。


    3. 独自文化ができる時
    過去の歴史を見ると、独自文化が花開くのは次の2つが重なった時である。
     ・頭のいい人が集まった時
     ・長い間に渡って平和(暇)だった時

    ギリシャで哲学が発祥したのも
    始まりはヒューマニズムなどではなく
    奴隷制度のおかげで、頭のいい人達が暇をもて余していたからだとか。

    そう考えると、公務員の世界が独自文化を持っているのも頷ける。
    昔は本当に本当に暇だったんだろうなと。

    昔、タモリ倶楽部を見ていたらタモリさんがこう言っていた。
    「趣味の一番の基本は、分類することにある。
    一見同じように見えることの違いを認識して、分類することから趣味は始まる。」

    分類をするとどうしたって「粋と野暮」を決めたくなる。
     ・決裁文書はホチキスではなく閉じひもで
     ・ハンコを押すときは下位の者は小さく控えめに

    バカかって?
    しょうがないよ、暇だったんだよ、きっと。


    4. 行政の仕事の範囲
    私が読んでいて、一番暗い気持ちになったのは
    行政の仕事の範囲について。

    本書にもたくさんの公務員の仕事が登場するが
    「やらないよりはやったほうが良い」仕事がとかく多い。多すぎる。

    交通安全運動キャンペーンとか、地域のトラブル解決とか、恐竜で街おこしとか。

    さまざまな公務員の世界に疑問を呈している書籍なのに
    一番重要な「行政の仕事とは何をすべきで、何をしないべきなのか」という事について
    "リアル公務員"が何ら疑問を抱いていないことに暗い気持ちになってしまった。


    すでに15歳から64歳の現役労働者は、急速に減ってきており
    総人口も減少に転じてきている。
    これは予測値ではあるが、少なくとも直近20年間後ぐらいまでの
    現役労働者の人口はかなりの精度で予測できる。
    すでに生まれている人が大多数だからである。

    20年後には15歳から64歳の現役労働者は
    現在と比較して20%ほどマイナスとなるであろうか。

    人口と言うのは社会の基礎数値である。
    税収も、売上も、労働力も、潜在需要も、人間社会の欲望も
    すべて人口の増加関数である。

    売上が恒久的に20%落ちたら、企業はそのままではやっていけない。
    固定資産の売却、人員整理を含めて大リストラをしなければ倒産する。

    人口が減っていくということは
    会社だけでなく、社会全体で大リストラを始めなければならないのだ。

    行政も「絶対にやらなければならない仕事」に注力し
    それ以外はすべて辞めなければならなくなると思う。

    そんな厳しい見通しであるにも関わらず
    相も変わらず、行政には「やらないよりはやったほうが良い」仕事が多くて
    しかもその仕事を辞める事ができない。

    辞めようとしても「困っている人を見捨てるのか!」という声に押されて
    ズルズル続けることになる。

    まあ、最終的には予算と人に見合った仕事に収斂するのだろうけど
    そこに至るまでは「税収は落ちて予算はない、人は減らされる、でも仕事は減らせない」という
    地獄絵図が繰り広げられると想像する。

    そうして暗い気持ちになった訳です。。


    でもまあ、最近は橋本府知事みたいな人も出てきたことですし・・・
    バッサバッサとやる政治家に期待しましょう。

  • 地方公務員の仕事について、漫画も交えて
    わかりやすく紹介されている。
    また、公務員特有のしきたりなどについても
    風刺を交えて書かれており、楽しんで読める本になっている。

全37件中 1 - 10件を表示

町田智弥の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
朝井 リョウ
三浦 しをん
スティーヴン・D...
有川 浩
村上 春樹
村上 春樹
村上 春樹
ヴィクトール・E...
有効な右矢印 無効な右矢印

リアル公務員に関連する談話室の質問

リアル公務員を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

リアル公務員を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

リアル公務員を本棚に「積読」で登録しているひと

リアル公務員のKindle版

ツイートする