私は、走ろうと決めた。――「世界最悪の地」の女性たちとの挑戦

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制作 : 松本裕 
  • 英治出版 (2012年10月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862761262

私は、走ろうと決めた。――「世界最悪の地」の女性たちとの挑戦の感想・レビュー・書評

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  • 目をそむけたくなるくらいの現実を見てしまった時
    知ってしまった時

    ーどーせ 私ひとりが何かをしても世界は変わらない

    そんな想いを抱くのは 逃げられる場所があるからだと思った

    ~救いたい人たちがいる
    たとえ世界が目を背けても~

    そんな想いを抱えて リサは走る

    どうにもならない現実
    自分だけではどうにもならない現実

    紛争地コンゴで見た現実

    壊れかけた心を抱え 制御不能になりそうになる

    しばしの休養をとろうとやってきたナイロビ空港のカフェで
    隣の席から聞こえてきた
    「一番ショッキングな出来事について」の会話

    「あんた、何寝ぼけてんの?アフリカで遭遇した1番ショックキングな
    出来事がそれなわけ?!」

    本の世界に入っていた私でさえも
    リサの見ている現実と他の人の見ている現実に
    泣き出したくなった

    泣いても心が折れかけても
    ただ 走り続ける
    救いたい人たちがいるから

    ~*~*~
    お金を募金して終わりではなく手紙を出すコト
    手紙が現地で生きる人の支えになるのだというも知った

  • コンゴ共和国をリサという女性が行った話。
    財布を落としても届けてくれる人がいる。ご飯を満足に食べられる。不満があるとしたら朝の満員電車。
    平和ボケと自らなじるほど「平和」な国の私達からしてみれば、テレビの向こうに広がる世界はニュースの一片にしか感じられない世界。
    私達の立場からしてみれば、陳腐な言葉でいうと
    「映画の中だけの話だと思っていた」と言われてしまいそう。
    個人的には、電車内広告でよく見る「何歳で結婚。何歳で出産。恋愛は皆無」みたいな某NPO法人系の広告を思い出した。

    広告でも映画でも伝わってこない、否、伝えきれない現状が(重要なのはこれが過去ではなく”現状”であること)あるということ。
    本は、若干リサ個人の主観に沿った話でもあって、自分の過ちや自己中心的、自己満足な部分も感じつつ取り組んでいる感触だった。自分のオピニオンを惜しみなく出すあたり、アメリカ人っぽい。自分にはそれが合わなかったので-1☆したけど、このような話は初めて読んだし、知ったので、その点では読んで良かったと思う。

  • コンゴ紛争について。
    リサ・シャノンの活動記。

    コンゴおける怒りについての考察は興味深い。
    なのに、なぜ殺戮は続くのか…。

    読んでいる途中で吐き気を催すほど気分が悪くなる。
    本当にこれが現在なのか…と疑わずにはいられない。

  • 【地上最悪の地】と呼ばれるコンゴ民主共和国の為に、
    奔走する女性の物語。

    自分の想像を超えた、世界がそこにはあった。
    目の前で母親の足が切られて、それを食べるように
    強制される子ども。「食べなければ殺す。」と銃を突付けられる。
    それにも屈しない子どもが言った言葉「お母さんを食べるなんて出来ない、殺せ。」

    そんな言葉を言わなければならない世界ってどんなんだろう。

    分からない、でも分からないでは済ましたくない。

    「こんな世界があるんだ、かわいそう。」
    「僕たちは恵まれているんだ。」って終わらせたくない。

    この本から学んだこと、
    それは、【コンゴ民主共和国の危険性】、
    そして、【コンゴ民主共和国へ行く覚悟】

    来年の5月にコンゴ民主共和国へ行く、僕も走ろうとそう決めた。

  • 現地の惨状や、そこにいるかたたちの語りの生々しさが、石井光太氏のノンフィクションみたいな感じの、良くも悪くもドラマチックな描写。

    いかにも「NYセレブ出身活動家」な著者像が私はあまり好きではないのですが、でも、その行動力と発信力には敬意を表さなきゃなのでしょう。

  • 2012年77冊目。

    ====================
    “今やらなければ。「やるつもりだったこと」のひとつになってしまう前に(p.38)”

    “活動を始める前に、自分が完璧な人間になれるのを待つ?(p.58)”
    ====================

    540万人が暴力や紛争に伴う貧しさ・病気で命を落とし、世界最大級の紛争と言われながらも世界が沈黙するコンゴ民主共和国。
    その事実を知り、虐げられるコンゴの女性たちへの支援を目的に「走る」ことを決めた女性の物語。

    自らが変化を起こせる喜びと、現地で打ちのめされるような現実を知っての絶望の間を激しく行き来しながらも、挑戦を続ける著者に心打たれる。

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私は、走ろうと決めた。――「世界最悪の地」の女性たちとの挑戦の作品紹介

ルワンダの悪夢は隣国コンゴで続いていた…。第二次大戦以降もっとも多い540万人の死者を出し、今なお暴力の嵐が吹き荒れるアフリカ大陸の奥地。そこには虐げられた無数の女性たちがいる。蔓延する性暴力、偏見と孤立、絶望的な貧困、民兵の脅威…。繰り返される悲劇を止めるべくたった一人で立ち上がった著者が、紛争地で見た真実とは。想像を絶する運命に抗い、強く生きようとする女性たちの哀しくも美しい姿を描いた心ゆさぶるノンフィクション。

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