企業内学習入門――戦略なき人材育成を超えて

  • 英治出版
3.60
  • (2)
  • (4)
  • (2)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 122
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862761743

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 学習する組織というコンセプトがなぜ失敗してしまったのか、どこに問題が潜んでいたのか、それは未来永劫にわたり回避できないのかーー本書は、組織における学習部門 (社内研修も含まれるだろう) の地位向上と、そのための戦略について述べた本である。
    組織科学的なジャンルの本を読んだことがこれまでになかった分、読むのに苦労してしまったが、代わりに得られたものは多い。

    学習部門が一般にどう見られているか、その地位を高めるために必要な学習ソリューションや提供方法、リソース、果ては学習価値の実証やブランド戦略まで取り扱っている。
    企業内学習は多岐にわたり課題の残される分野なのだろうか、本書だけでは企業内学習の全てを理解し、実践することは難しいだろう。
    ただし、まず理解すべきは問題意識、企業内学習に立ちはだかる壁の正体を見極めるためには本書はとても学びがあった。

  • 部内トレーニングをどうするって文脈で読みたかったのですが、タイトル通り、企業内トレーニングが対象だったので、ちょっと違いました。
    ただ、
    eラーニングから、mラーニング
    行動の変化がないと効果があったとは言えない
    など、気になるフレーズもあったので、良かったかなと。
    LMS以前調べて挫折したんですが、また興味出てきました。

著者プロフィール

スイスのビジネススクール・IMD教授。専門はリーダーシップ、タレント・マネジメント、企業内学習。イスラエルと米国の国籍を持つ。ダイムラー・クライスラー・サービス社の最高学習責任者(CLO)、BPグループのリーダーシップ開発と学習部門ヴァイス・プレジデントを務めるなど、企業エグゼクティブとして20年の経験を持つ。IMDでは、世界の有力企業のCLOを集めた円卓会議「CLO Roundtable」の議長、企業内学習や人材育成のリーダーを対象とした5日間の教育プログラム「Organizational Learning in Action (OLA)」のディレクターを務めるほか、企業幹部養成のための公開短期プログラム「Breakthrough Program for Senior Executives (BPSE)」、「Advanced Strategic Management (ASM)」などでリーダーシップ教育を担当している。フンボルト大学で心理学の博士号を取得。バル・イラン大学で産業・組織心理学の修士号、心理学と政治学の学位を取得。

「2014年 『企業内学習入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

シュロモ・ベンハーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×