UXの時代――IoTとシェアリングは産業をどう変えるのか

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著者 : 松島聡
  • 英治出版 (2016年12月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862762450

UXの時代――IoTとシェアリングは産業をどう変えるのかの感想・レビュー・書評

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  • 急速に変わってきているビジネス環境、なぜUXが重要視されてきているのか、など前半パートは分かりやすく、読んでる側があれこれとアイデアを着想するきっかけになるものだった。
    ただ、後半は筆者の主張が全面に出過ぎており、またそれがいまいちロジカルでないため「なぜ?」という疑問を払拭できないまま最後までたどり着いてしまった。
    個人的には惜しい一冊。

  • 副題が『IoTとシェアリングは産業をどう変えるのか」である。 IoTやAIなどの技術進化によって、さらに多様な分野でシェアリングが進み、社会は変革される。その中ではモノの豊かさではなくユーザ体験 ― UXが重要になってくるというもの。垂直統合型から水平協働型の社会になっていく中で、UXはユーザ起点となり、水平な連携をもって創り出されていくという形になっていくというのが著者の主張だ。

    著者の主張は、クリス・アンダーセンの『フリー』や、ジェレミー・リフキンの『限界費用ゼロ社会』を下敷きにしたもので、技術進化により、ビジネスの前提が大きく変わる。その中で、われわれはどう準備して、何をするべきなのかといったことが書かれている。背景にある大きな流れはケヴィン・ケリーの『〈インターネット〉の次に来るもの』に書かれた

    書かれている内容は、おそらくはそれほど目新しいものはないかもしれない。ただ、著者自身の起業経験に基づく苦労話はやはり実際にやってきた人ならではのものだ。日本の規制、行政、会社組織の課題点はなかなかに重たい。シェアリングということに関して言うと中国の方が断然に前に進んでいる。残されてる時間はとても少ないのかもしれない。

    ---
    『限界費用ゼロ社会 〈モノのインターネット〉と共有型経済の台頭』のレビュー
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4140816872
    『フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略ー』のレビュー
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4140814047
    『〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則』のレビュー
    http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4140817046

  • 読みづらい箇所もあったので、半分飛ばし飛ばしで読んだ。垂直統制型から水平協働型へ、要はつながり、コラボレーション、シェアリング、っていうことだと最後に書いてあったのをみて、最初のあたりは難しく書きすぎなのでは?と思った。

  • 限界費用ゼロ社会やセカンドマシンエイジなど参考資料を既読だったので、前半は請け売りな印象。
    その流れに乗り実際に事業をされているという立場で事例を紹介されていたので、その点では良かった。
    本質を知るなら先述の参考資料の方がいいかな。

  • ・製造業はものを売るだけの商売では成り立たなくなってきた。キャンプ用品メーカーであれば最高のアウトドア体験を提供する企業でなければならない。そのためにはキャンプ用品を売るだけではなく、キャンプ場の運営、イベントの開催、キャンパーのSNSなど、製造業の枠組みを越えた展開が必要である。
    ・ユーザー体験(UX)ビジネスを展開するには、その人がまずその体験に関わっている方が有利。

  • 大変参考になった。

  • 次は8p~

    2 ビジネスの分野では 効率化が飛躍的に

    3 市エアリングとは、カーシエアリング

    airbnb

    4 物があふれている時代に育った世代

    6 物を買って所有しなくても、

    ★7 『シェア』 NHK出版

    ★富の再分配

  • UX=「ユーザーにとっての体験価値」を最大化する時代になっているという話の本。
    IT投資の対GDP比率は日本は4.7%と、世界平均の4.0%を上回っているらしい。意外に高いんだなと思ったら、ただたんに今までの業務を電子化したものが多いのであって、IT化することによるイノベーションというのはうまれていないのだとか。確かに、うちの会社で請け負っている仕事の内容を考えると、そんなものばかりかも。まあ、それだけイノベーションというのは難しいことなんだろうなとは思う。
    というより、そもそも日本はイノベーションが起こりにくい環境にあるらしい。業種によって関わってくる省庁が異なってくる上に、それぞれに必要となる法律も異なってくるから、別々の業種を組み合わせたような新しいビジネスというのは非常に作りにくいのだとか。この本にも行政とのやり取りが書かれてあったけど、思ったよりひどかった。建物の用途が変わると届け出しなきゃいけないので、例えば昼に倉庫、夜にフットサル場と使う施設を考えた場合、毎日申請する必要があるが、確認済証が出るまでは1ヶ月以上かかるので実質無理なのだとか。んなアホな。
    なので、新しいビジネスを興すときにはまず関連する法律をしっかり研究することが必要で、できることなら法律の専門家を早いうちに仲間に加えるのがいいとのこと。やっぱ、イノベーションって大変だなぁ。
    後書きには今ほど起業しやすい時代はないとのことだけど、まだまだ躊躇する人が多い気がする。

  • 一大産業でありながらIT化の進展が遅いとされる物流業界のIT化を牽引するシーオスの創業社長が、シェアリングエコノミーのもたらすインパクトと、その実現を支えるIoT関連技術についてまとめた一冊。

    やはりこの本もタイトルと内容がちょっと違うという印象が強いのだが、それは「UXの時代」というタイトルでありながら、実質シェアリングエコノミーに関して書かれている点に起因している。シェアリングエコノミーが「必要なときに必要なだけベネフィットを享受したい」というユーザニーズから、「シェア」という体験がキーになるのは言うまでもないのだが、「UXの時代」の一要素がシェアリングエコノミーに過ぎない、というのが私の理解である。

    例えば、Fintechにおける「MoneyForward」等のPFMは顧客フロントを握っているという点で紛れもなく「UXの時代」を象徴するサービスであるが、シェアリングエコノミーに分類されるサービスではない。その点で、「UXの時代」というタイトルにするからには、シェアリングエコノミーも含めて、UXを価値の源泉とするようなサービスについて語ってほしい気がする。

    そうしたタイトルと内容の不一致はさておき、IoTという概念をデバイス/センサー、通信NW、クラウドでのデータ管理、PFerによる自由なアプリケーション創出、AIによるUX高度化という5つの技術に分解して説明する点は、非常に納得度が高く、部分的に得られるものはあった。

  • 一時、結構流行っていた印象があって購入。内容としてはシェアエコやSaaS、働き方改革など、昨今のビジネスモデルの変化を1冊にまとめたもの。なのでそのあたりの情報を知っている人には特に有用な情報はない。
    1点あるのは、著者が新ビジネス(日中は倉庫、夜はバスケコートなどスポーツ施設に変化)を行政に相談したときのエピソードが生々しくてよい。また、読んでるだけで行政の非効率・頭の硬さに辟易とするのだが、著者は「規制とぶつかるより、旧制度が規定していない領域を開拓する」と説く。規制緩和が中々進まない日本のスタートアップのスタッフのサバイブの仕方としてそのあたりを深掘りするのは結構ありだと思う

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IoT、人工知能、ビッグデータ、センサー、ロボティクス…テクノロジーの進化と普及は、企業のあり方、個人の働き方を根底から変え、かつてないUX(ユーザーエクスペリエンス)を生み出す-。モノ・空間・仕事・輸送の4大リソースを解放する共有型経済のビジネスモデル。

UXの時代――IoTとシェアリングは産業をどう変えるのかはこんな本です

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