- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862801814
感想・レビュー・書評
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懐かしの植田節。本当に大興奮だった北京の出場。それを達成するためのステップが、本当に経営者!
長期、中期、短期とめちゃくちゃ課題的な目標を立てて、選手たちへの接し方も大胆だったり繊細だったり。恩師の教えをちゃんと守って、でも凝り固まらずに。
今でも植田さんの解説、パキッとしてて大好きです。選考の基準もハッキリしてて好き。
厳しいけど面白い人。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
結果を出した人の書いた本なので読んでみた。
・・・のだが、ビジネス書なのか、バレーの本なのか、どっちかに軸足を置いたほうがよかったのでは? ちょっと位置づけが中途半端なように思った。BMIの話などはなるほどと思わされた。そのあたりをもう少し掘り下げてほしかった。 -
著者は、全日本男子バレー前監督の植田監督。監督着任から、
どのようにチームを変革したのかが克明に描かれています。
実は、大学OB会50周年記念で、数年前に植田監督のナマ講演
を聴く機会がありました。
その時のスピーチ内容とほぼ同じ内容が、この本に書かれて
いますが、講演を拝聴し感じたのは、植田監督のインテリ
ジェンスの高さです。組織行動学やマネージメント理論
を研究されているのが言葉の節々から伝わってきて、とても感心
しました。この本にも、随所にビジネス領域でも用いられる用語
が出てきます。
この本から、ビジネスマンとして学べることは、とても
多いです。バレーに興味がない方にもお勧めできる、良書です。
※ でも、本のタイトルがイマイチだなぁ。もっと素敵な
タイトルにすれば良かったのに。残念。 -
ワールドカップを経て監督は何を考えてるんだろうと思い、購入に至ったものの、単純に文章としておもしろくない。ビジネス書と銘打っているのが邪魔をしている印象。
純粋に男子バレーの裏舞台を読みたい人には消化不良に終わるかなと。
素直に共感できたのは「ナショナルチームの選手として恥ずかしくない人間であれ」という具体的な指導方法。
茶髪やひげの身だしなみや挨拶について妥協しないという植田監督の方針として知っていたけどよりリアルに知ることができてよかった。
それから監督が食事で鍋の時に選手たちにビールの一杯ぐらい飲ませてやりたい、という主張に対して管理栄養士がバッサリ「ダメ」というやりとり。監督の人間らしいところが垣間見えてよかった(笑)
もちろん、生真面目で融通利かなそうなまっすぐすぎる方なのかなっていうのはわかる。それでも選手たちの信頼を得て、全日本として勝利できるのかはまた別問題なので、直面している厳しい問題をそれだけクリアできるのか、同じことを繰り返さないかが問われてくると思う。