- Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862802132
感想・レビュー・書評
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現場力=想定外のこと(問題)が起きても、自律的に組織で何とか解決、対処できる力。それを実現するアプローチはさまざまであるが、本書では成果主義で「個」の経験・スキルから直接パワーを引き出そうとするのでなく、身体レベルでつながった「人と人の関係」から能動的にそれが出るようにして「個」の積み上げでは得られないパワーを生み出すことを重視する。
・「知ってやる」で効率を追求するだけでなく「やって知る」にチャレンジする余裕(=懐の深いマネジメント)がほしい。例:サントリー「やってみなはれ」、3M「15%ルール」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イントロダクションを漫画で分かりやすく、後から文章で解説することにより理解が深まる良書。本文中、合唱曲を歌う前に作詞・作曲者の思いを論じて思いを深めた上で歌の練習を始める事例が出てきたが、この本も同じように共感等を読者に先にもたらすことで、深い理解につなげようとする努力がみられる。
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それほどパッとしない内容。 他の本読んだ方がいいと思う。
・p.317 幅40cmの廊下を、10m先まで歩けますか?
普通は何事もなく歩けるはず。
では、それが100mの高さの断崖絶壁だとしたら?
同じように歩くのは無理どころか、一歩も進めないのでは。
恐怖のあるところでは、一歩も踏み出せない。
恐怖を与えると、新しい意見や発想は生まれてこない。
トップにはこうしたパワーがある。
パワーで恐怖を与えるのではなく、信頼を与え、主体性や創造性を引き出してほしい。
・p.323 人のモチベーションは目標数字を達成すれば上がるなんて単純なものではない。
数字はリセットされる。
もしそれだけがモチベーションの要因だとしたら、すぐに伸びきったゴムのようになってしまうだろう。
満足感は瞬間的なものだ。
一方、人のつながりやチームワークにはリセットがない。
達成感や満足感を分かち合っていけたら、関係はどんどん強いものになるだろう。