海賊とよばれた男 出光佐三の生き方

著者 :
  • 総合法令出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862803719

作品紹介・あらすじ

人々を驚かせた経営、行動の裏には出光佐三のゆるぎない信念があった。「熱き魂の経営者」その生涯にせまる!!

感想・レビュー・書評

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  • 伝記ではありませんので、あくまでも著者の松本幸夫さんが出光佐三さんから学んだことを書かれた本です。
    ですので、優れた経営者であられた出光佐三さんのご生涯や働き方を知って、学べる本ではありません。

    ですが本書を読んだだけでも、出光佐三さんが数多くの日本人から尊敬を受けてこられた理由がわかる気がします。

    松本幸夫さんが出光佐三さんから学んだこと
    1.黄金の奴隷になるな
    2.自分の頭で考えろ
    3.自分の行動基準を持て

    人材育成

    1.黄金の奴隷になるな
    金を尊重せよ、しかし金にひざまずくな
    2.学問の奴隷になるな
    3.法律、組織、機構の奴隷になるな
    4.権力の奴隷になるな
    5.数、理論の奴隷になるな
    我々は少人数の人間で、生きた仕事をやる
    6.主義の奴隷になるな
    7.モラルの奴隷になるな

    1945年8月17日
    ・日本人として誇りを持ち、堂々として再建に励め
    ・アメリカは原爆投下により、正義と人道主義を放棄した

    身につけた能力は、なくならない
    「能力を身につける」ことは、どんなに忙しくても、決して忘れてはいけないこと
    一度身についた能力は一生モノ

    言うべき時に言う。つまり相手に気配りしながらも、言いたいことは言うというやり方。

    「よく考える」「自説を持つ」つまり「自分はこう思う」という考えを持たなくてはいけない。

    自分への設備投資を怠らない
    ユダヤの格言、人類最大の資産というのは「耳と耳の間にある」つまり「人間の脳」
    「脳の力」、発想力、決断力といった「人間力」が決め手となった
    人間力に磨きをかけるのは「日々の体験」これしかない

    先を見据えて、先を見て「自分への投資」をしなくてはならない
    人間は、見える化しなければ忘れるものなので、「計測化」アウトプット

    自分で考える力を養う

    自分の行動基準を持つ

    勤勉・質素・人のため、「一生懸命に働いて、ぜいたくをせず、人のために生きよ」

    「親と子の関係というものは、これは理屈や利害の問題じゃない。無条件に子供の将来を考えるということだ」
    責任と合わせて「独立自治の精神」
    「換言すれば、自己の仕事の範囲内では、全責任を負い、完全に事務を遂行すべきであります」

    「過去30年間体得したる不退転の信念と、使命、超越せる経験とを活かして、国家に奉公の誠を尽くせ」

    戦争の旗印は『正義人道』
    「戦争は消えたのであって、敗けたのではない」

    愚痴をやめよ
    世界無比の3000年の歴史を見直せ
    今から建設にかかれ

    とにかく3年は全力でやってみよう
    「私は水島先生の卒業式の告辞『石の上にも3年』唯一の頼りとして奮闘しました」
    商いをしていくうえでの基本「苦しくても耐え抜く」「苦しさの中に楽しさを見つける」

    「仕事も人間が本意である。資本よりも人間である。組織よりも人間である。規則、法理というものも人間によって生きる」
    「私どもは自分を収容し、その修養した人が一致団結して、人間の真の力を出すいわゆる『人間尊重』というような言葉を使って、今日まで来ているのであります」

    まず「今」からやるべきこと。まずは、あなたが変わることが、スタートなのだ。

    「7つの奴隷」になってはいけない
    1.黄金のどれいになるな
    2.学問の奴隷になるな
    3.法律、組織、気候の奴隷になるな
    4.権力の奴隷になるな
    5.数、理論の奴隷になるな
    6.主義の奴隷になるな
    7.モラルの奴隷になるな

  • 出光佐三の素晴らしさ、百田尚樹著の海賊とよばれた男は素晴らしい。しかしこの本はさらりとした紹介であり経営哲学を深掘りするなどはなかった。
    紹介本?

  • 『海賊とよばれた男』はとてもよかっただけに、本書はどこか内容が薄く、残念である。

    この著者の心に残った場面をなぞっている印象。
    『海賊とよばれた男』でも、そんな場面あったなぁと思い出すこともできたが、正直途中で読むのやめようかと思ったくらい。

  • 出光佐三の生き方、考え方を知った。特に、人第一、言うべきことは言う という部分は自分にとって重要である。
    自分の頭で考える。机上より実行。

  • 顧客第一主義とリスクの取り方。
    黄金の奴隷にならない
    学問の奴隷になるな
    法律、組織の奴隷になるな
    権力の奴隷になるな

  • 出光佐三さん、素敵です。

    「出光では、入社した社員は子どもが生まれたといい、心待ちになって、これを愛の手を伸ばして育てることになっている」

    今、会社が辛い。
    一所懸命が、いけないのか?

  • 志が大切というところ。

  • ただでさえ中身が少ないのに、作者のエピソードまで盛り込むからますます疎になっている。もっとまともな伝記が読みたい。

  • 偉大な人物を描いた本であるにもかかわらず、読後に何も残っていない。功績の断片的な記述であったり、出光氏本人の人間性への切込みが少ないからか。

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著者プロフィール

東京大学名誉教授・学習院大学理学部研究員・理学博士

「2018年 『空間とベクトル 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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