いま、子どもたちに伝えたいこと

  • 31人登録
  • 4.13評価
    • (3)
    • (4)
    • (0)
    • (1)
    • (0)
  • 3レビュー
著者 : 原田隆史
  • ウェッジ (2010年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863100718

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
やました ひでこ
ロンダ・バーン
J・モーティマー...
ロバート キヨサ...
神田 昌典
タル・ベン・シャ...
ヴィクトール・E...
トニー・ブザン
有効な右矢印 無効な右矢印

いま、子どもたちに伝えたいことの感想・レビュー・書評

  • ネタバレありです。

    ◆母親とは
    子供を全面的に我が子を認めて、肯定し、味方となる存在。
    焦る姿を子供に見せず、その時が来るまで見守っていてくれる。
    無関心と見守るは全く異なる。子供が見守っていてくれていると感じさせることで、子供は勇気を振り絞る事ができる。
    例:オネショ
    子供はオネショしたくないので、眠る前に『どうかオネショしませんように・・・』と神様にお願いする。
    しかし、これは逆にオネショを引き起こすキッカケになる。
    良い母親は、オネショしてもいいから、安心しなさい、と
    心に余裕を与える⇒オネショしなくなる、という。

    ◆成功体験を与えるキッカケ作り
    子供は、大人からすれば、そんなことで・・・という
    些細なことが大問題として頭を悩ませることが多々ある。

    それが、一度の失敗が引き起こした自信の無さであれば、
    成功する環境を作ってあげるのが、親や教師の仕事。

    焦らず、少しずつ自信を持たせて、成功するキッカケを
    積み上げていくこと。気長に少しずつ。

    必ず本人の力で成功した、と感じさせるように配慮する。


    ◆はじめの一歩は未来を見据えることから。

    心が荒んでいる子供は、自らの過去~現在を否定している。
    まだ10代ソコソコで、これから50年以上生きていくのに
    たった10年足らずに縛られていてはもったいない。

    自分が頑張ることで、別の未来が待っているかもしれない。
    という強烈な動機付けを持たせるキッカケ作り。
    そして、その具体的な頑張る方法や選択肢を大人たちが教えてあげることで、子供は考え、前に進み始める。

    ◆忍耐力-信じて待つこと
    老人介護にインドネシアなど東南アジア系の人びとが
    人気になっているという。
    その背景には、東南アジアはゆったりと時間が流れる為、
    老人を気長に待つことが出来るという。
    老人たちは早く物事を処理出来ないことを、申し訳ないという気持ちがある為、急かされると精神的に追い詰められるが
    東南アジアの介護士は当たり前のように待ってくれることで老人たちに安心感を与えられるという。

    同じように、教師も生徒を信じて、信じて、待ってあげる忍耐力が必要である。人間は急激に成長することもあるが、大半は
    急には変わらない。少しずつ、少しずつ、成長していくことが多いので、焦らず、成長することを信じて、見守ることが大切である。

    ◆目標・目的を"書くこと"で夢を達成する
    原田メソッドという目標設定用紙に目標を描き上げることで
    やるべきこと、習慣、目標を明確にする。
    人生とは何のため?夢とは?そのためにやるべきことは?
    これらに向き合うことが人生経営だと考える。

    荒れている生徒は、自分の才能・能力・やりたいこと、未来の可能性に気付いていないだけ。気づかせるのは大人の仕事。

    大きな夢から現時点を逆算して、やるべきことや不足している能力を見つけ、クリアする方法・日程を計画する。

    これらを書き、毎日確認することで、潜在意識から変えていく。

    ◆心を閉ざした子供には忍耐強くコップが上向くのを待つ
    素直な子供には、注いだだけの教育が見について行きます。
    しかし、心を閉ざした子供には、いくら教育を注いでも
    意味がありません。閉じてしまったコップを上向けるには
    忍耐強く、見守っていることを伝え続けるしかありません。

    人としてのまず、守らせるべき3つの事、
    ①時間 ②整理整頓 ③感謝の気持ち

    ◆やってみせる教育
    子供に何かを伝えるには、やってみせることが一番です。
    やってみせても、次には子供は忘れているでしょう。
    それでも、気長に、何度も何度も繰り返すことで、子供は考えて、変わっていく。

    ◆家族経営(一番興味深い話だった!)
    家族を経営する、という考え方。

    どういう家族を作り、子供たちをどのように育てたいのか、
    その想いのすり合わせが家... 続きを読む

  • 以前から尊敬する熱血先生の著書。命懸けで生徒と向き合う愛。

  • 教師塾でお世話になっている原田隆史先生の本。
    最近、本を読む習慣が弱くなってきている。
    読みたい本があると一日5分それを読むだけで毎日の生活にハリが出る。

    最近、並行して読んでいた本たちが一段落ついてそのような本がなかったので衝動買いで近くの本屋で買いました。

    流し読みなので、またきちんと読みますが、
    印象に残ったのは四つ

    1.自分が変わらないと、どこにいっても一緒
     「目先のものを変えるのではなく、自分を変えなさい。あんた自身が変わらなかったらいくら仕事を変えても同じことや。いつかまた、そこから逃げることになるよ。」

    2.厳しくするためには理想イメージがあり、譲れない一線を確定した上で、一線を越えさせないこと
     厳しくするとはどういうことなのか。まず前提として、その人間にどうなってほしいのかという思いがなくてはいけない。~中略~道を外れないように指導していくこと。日常的に厳しくする必要はない。ただし、道を外しそうになった時には、どんな厳しい言葉を使ってでも修正してあげる。
     厳しさとはつまり、社会の厳しさを教えること。社会で通用するように自立させること。

    3.長所と短所の割合は変わらない
     長所と短所は常に、50対50である。長所が増えることも短所が減ることもない。
    長所は短所にもなりえるし、短所は長所の芽でもある

    4.大人が見本を見せる。背負う、本気を伝える
     自分が責任を背負う潔さ、親や教師に本気の思いを感じとった時、子どもは新しいスタートを切ることができる

     どれも実体験に基づく実際の話しなので説得力を感じます。
    教師塾に属していることだけで満足するのではなく、きちんと教師塾の考えを広められる実践を作っていきたいと思いました。

    やっぱり理想を持って、本気を伝える ことが大切だと感じました。

    この本との出会いにも感謝。

全3件中 1 - 3件を表示
ツイートする