- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863101081
感想・レビュー・書評
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【目次】(「BOOK」データベースより)
第1講 はじめに/第2講 若かった日本の勢いを知る/第3講 九州が奪われそうだった頃/第4講 あなたの父親も知らない戦争について学ぶ/第5講 英国に学ぶ、米国との付き合い方/第6講 米国システムはどうできたか/第7講 ニクソン・ショックとは何だったのか/第8講 中国リスクを根元から理解する/第9講 楽観論者だけが未来をつくる/第10講 日本が変わることを知る詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
若干右ぎみすぎるかという印象も受けたが、現代史でキーとなりそうなところをあげてもらえただけでもよし。
第2次世界大戦時、アメリカは意図的にイギリスから世界の覇権を奪ったこと
朝鮮戦争時、日本も共産化する可能性が十分考えられたこと
そのお陰で日本はアメリカの庇護を享受できたこと
中国がどさくさにまぎれてインドに侵攻していたこと
ブレトン・ウッズ体制
ニクソン・ショック
若者から工場労働の可能性を奪った日本経済は、納得の行く献身の対象それ自体を奪ったに等しい。
子供時代の自由が日本の特徴。部活というキラーアプリ(個人的には部活には批判的だが、たしかに部活を通じた活動は日本の中高生生活の大半を占めるなぁ)
黒船から明治維新までたった15年
敗戦時の40歳が30年間働いた結果が高度経済成長
頻繁な通信、阿吽の呼吸で動ける盟友のネットワーク -
後半、情緒的な記述になってしまったことが残念。
中国とは、日米関係とは、インドとの付き合い方とは、日ごろ耳にしていても具体にイメージしにくいことを知るためには良書。
マスコミに操作されないためにも知識と情報は能動的に収集すべき。