論集 日本の安全保障と防衛政策

  • 12人登録
  • 3.50評価
    • (0)
    • (1)
    • (1)
    • (0)
    • (0)
  • 2レビュー
制作 : 谷内 正太郎 
  • ウェッジ (2013年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863101203

論集 日本の安全保障と防衛政策の感想・レビュー・書評

  • 「ポスト冷戦期」の我が国の安全保障 大澤 淳
    イランの核開発について。米国の一極優位が崩れ、ポスト「ポスト冷戦期」。グローバリゼーションによりミサイルや核の技術移転が容易になった。イランの核開発に対し制裁を科す米国。米国の金融システムからの締め出しが国際金融業務からの撤退と同義の現状で、各国金融機関は米国の制裁に従わざるを得ない。3.11後中東のエネルギーに依存している日本にとっても対岸の火事ではなく、エネルギー安全保障についても考える要あり。
    オバマ政権のアジア回帰政策 渡部恒雄
    日米韓の関係が重要なのに、日本の首相の歴史認識や靖国への参拝で日韓の関係が悪化しており、これについては米国側も相当懸念していること。
    日米防衛協力指針の見直しについて 金田秀昭
    安倍首相が次々に手を打って国家安全保障体制が見直されており、ガイドラインは2014年末までに見直される。尖閣防衛の共同対処計画を盛り込むことなどを主張。
    島嶼防衛の諸問題 川村純彦
    中国が南西諸島を狙うのは海底資源のためだけでなく、確実な核抑止力であるSSBNを水深があって島嶼に囲まれた南シナ海に配備することが目的である。その論はいいが、海保が対処できる非軍事事態と海自が対処すべき防衛出動の事態にあるとする大きな「空白の領域」がなんなのか、具体的でない。また、著者の述べる対策に防衛予算の顕著な増額が必要なのか、必要として増額が安全保障環境にどういった影響を与えるのかがない。
    インド洋で想定される最悪のシナリオ 勝股秀通
    インド洋のシーレーンを巡り、インドや中東諸国が連携する必要性を感じているが、反対に中国が影響力を拡大している。マラッカ海峡やインド洋の安全を第七艦隊に依存している現状に満足しない中国は、パキスタンのグワダル港、バングラデシュのチッタゴン港、スリランカのハンバントータ港や東アフリカの港に投資して整備、真珠の首飾り戦略。これに不安を抱くインドは中国と同じく潜水艦を増勢し、類似の能力構築に全力を挙げている。起きかねない中印衝突を防ぐだめ、中印と日米豪などで多国間協力の枠組みをつくること。その能力を持つ海自がイニシアティブを発揮すること。
    米中対峙の場となる南シナ海 飯田将史
    資源が見つかってから南シナ海で強引な勢力拡大を図る中国と、それを阻止したい米国。
    海洋への進出を強める中国 川瀬和広
    海洋への進出を強める中国について。
    日本の国際平和協力と平和構築 高橋礼一郎
    CIMICは短期なゴールを重視する軍と長期のゴールを重視する民間とで難しい。日本の取り組みは高く評価されてる面もあるので、今後は制度をいかに現場の状況にしていくかが課題。
    日本にとって米海兵隊の意義とは何か? 山口昇

  • 同僚に借りる。サイバーについては言及一切なし。

全2件中 1 - 2件を表示

論集 日本の安全保障と防衛政策を本棚に登録しているひと

論集 日本の安全保障と防衛政策を本棚に「読みたい」で登録しているひと

論集 日本の安全保障と防衛政策を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

論集 日本の安全保障と防衛政策を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

論集 日本の安全保障と防衛政策を本棚に「積読」で登録しているひと

論集 日本の安全保障と防衛政策の作品紹介

中国の急速な台頭と海洋進出にいかに対処するか-。日本の安全保障と国防の問題を外交・国際政治・防衛のエキスパートが論じ尽した喫緊・必読の論文集。

ツイートする