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この作品からのみんなの引用
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いったい私は打ち上げ花火を眺めるのが好きだ。
とりわけ花火が開く瞬間が大好きだ。
光の粒がわっと広がるとき、背後の夜が音もなくぎゅっと縮む気がする。
― 176ページ -
来るのか、来ないのか?というか、本当にこれ、ハマムなのか?だまされてないか?異論・反論・オブジェクションが、私の脳裏で嵐を巻き起こす。だが、そんな戦々恐々たる私の内面のことなど、かけらも知る様子もなく、男の大きな手が弧を描きながら、胸、上腹、腰と徐々に降りていく。もはや私は生きた心地がしない。怖い。とてつもなく怖い。でも、台から逃げようとは思わない。そんなことしたら相手に失礼ではないか、とこの場に至っても、わけのわからぬ日本人のメンタリティが作用する。
― 206ページ -
そんな容赦ない性格にもかかわらず、祖父はいつになっても私の鼻の内壁を焼こうとしなかった。効き目があるのかないのかわからない薬を、綿棒で塗り続けるばかりだった。私はもちろん、鼻の内側を焼いてほしくはなかったが、祖父が焼くと言ったら、逆らうことはできないと覚悟していた。だが、祖父は最後まで私の鼻の皮膚を焼かなかった。理由は、「痛いことをして、僕はあの子に嫌われたくない」だった。
― 72ページ
みんなの感想・レビュー・書評
万城目さんのエッセイです。
面白いです!頭の中を直接覗いたらほんとにこんな感じなんだろうなあと思ったり。
万博記念公園の謎の鳥の話と、頭文字Gの話が忘れられません。特に後者、強烈でした。うわああ。
…鳴くんだ……
万城目学『ザ・万歩計』読了。先に読んだ『万遊記』よりもこちらが古いんだった。読む順番を間違えた。まあいいけど。いかにしてあの「ホルモー」が生まれたか、G(黒く艶やかなあの虫)との壮絶な戦い他を納めたエッセイ集。そしてやはりここにも篤志に捧げる一編がw ますます万城目好きだ!
図書館本。
どうもタイトルと装丁が好みではなく小説もドラマのほうも
ノータッチなのですが、エッセイなので手に取ってみました。
アホや、この人(笑)。もちろん褒め言葉です。
「鴨川ホルモー」「プリンセス・トヨトミ」などの作品が人気の万城目学氏のエッセイ集。
様々な媒体に掲載されたエッセイを一冊にまとめたものなので、中身も長さもバラバラで統一感がない。
ただし一篇一篇のエッセイは興味深いものが多く、「ふーん」と軽く流したかと思えば、なんだか深く考えさせるものがあったり、気がつくとニヤニヤしている自分に気がついたり。
小説の万城目学氏とは違った魅力が詰まっているので、仕事で疲れた日に軽い気持ちで読んでいるとずっぽりとはまってしまいそう。
氏のデビュー前を書いた「夜明け前」が個人的にはお気に入りです。
小説と思ったらエッセーでした。普段から観点が面白い人なんだなぁと思いました。そして、その中に共感する所も多々あって、読んでいてとても楽しかったです。小説を読んだ上で読むとさらに面白いです♪
著者の行動力と想像力(妄想力か?)に脱帽のエッセイ。
書かれている出来事自体が既に面白いのはもちろんだが、著者の脳内を通過したことによってさらに面白くなっていると思う。
リアクションが非常に率直で、分かり易いし共感し易い。
実際に自分の目で見たら違う感想を持つだろうことも、このエッセイを読むと著者の視点に同調させられてしまう。そんな力がある。
『ザ・万遊記 』同様、「渡辺篤史の建もの探訪」について書かれた「篤史 My Love」がお気に入り。タイトルからして異様に面白い。
初めてエッセイというものを読んだけど
すごく楽しめました
本で腹抱えて爆笑することなんてこの本でしか味わえないと思う
万城目氏の初エッセイです。
万城目氏の小説の真髄を目の当たりにさせられたようで、
あなただからこそ あの本が書けたのですねって、
納得できて、にやついてしまったりもしました。
悲惨や不遇や苦境をも、笑いに変えてしまえる人こそ、勇者と呼ぶことにふさわしい。
いやあ、Gはこわいよ、Gは。
あほなお話がいっぱいで面白い。
言い回しが面白い。
マイブームになりました。万城目さんの本を全部読みます!
肩の力を抜いて、素直に笑えました。マキメさん、自分で書きながら笑ってるのかなあ、と思いました。
旅行記を長編で読んでみたいです。万城目さんの本を読むたび、意味もなく「弟と同い年なんだよなー」と何度も著者紹介を確認してしまいます。
※文庫あり
(図書館で借りた本)
なんか偶然にも、この「ザ・万歩計」と森見サンの「美女と竹林」が相前後して図書館から回ってきて、「美女と竹林」にかなり手こずってたのに、 後からの万城目サンの方が、さくさく読めてしまった。 自分的にこの二人、イメージが被って困る、、と言っていたが、 エッセイに対しては、全然違いましたねー。 万城目さんの。エッセー上手い、という以上に物事のとらえ方(視点)がきっと好きなんでしょうね。御... 続きを読む »

エッセイ。
読みやすい文章で、テンポも良く一気に読めました。
結構変わった方なんだけど、個性をひけらかしてないというか、嫌味がなくて好感がもてるなぁという感じです。
ところどころ、つい吹き出...





