ザ・万歩計

著者 :
  • 産業編集センター
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863110090

感想・レビュー・書評

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  • エッセイ。
    読みやすい文章で、テンポも良く一気に読めました。
    結構変わった方なんだけど、個性をひけらかしてないというか、嫌味がなくて好感がもてるなぁという感じです。

    ところどころ、つい吹き出しちゃいそうなところが。
    大阪の人だったんですね。
    そういやプリンセス トヨトミ、大阪だったわ。
    奈良のイメージがどうも強くて。

    行動派で、なんとなくのんびり暮らせそうだからモンゴル行っちゃったりとか、面白いです。
    そしてそれが、あをによしを書くきっかけになるなんて。

  • 関西はいい

  • 今のところ、私が読んだ中で一番面白い&読みやすいエッセイです。
    作家ならば少しのプライドはあるだろう。
    文章が堅苦しいはずだ。
    そんな風なイメージを全てかっさらう面白い(おもろい)一冊です。

    特に御器齧りの話は何度も何度も読み返しては電車の中で、医院の待合室で笑いをかみ殺しています。

    私は読みながら
    「なんてこの人は私と似ているんだろう」
    と思ったのですが、きっとこれを読破した方は皆そう思っているのでしょうね。
    ゴキブリが大嫌い。
    スリに遭ったことがある。
    鬼を見たことがある。

    そんな方にぴったりのエッセイです。

  • 小説と思ったらエッセーでした。普段から観点が面白い人なんだなぁと思いました。そして、その中に共感する所も多々あって、読んでいてとても楽しかったです。小説を読んだ上で読むとさらに面白いです♪

  • も、も、モンゴル行ってるよこの人!すごすぎる。
    しかし真面目ですね。A型?
    「チャラリリラー」もやばかった。
    モンゴル話が衝撃過ぎて、あまり覚えてない…ぎゃふん。

  • 著者の行動力と想像力(妄想力か?)に脱帽のエッセイ。

    書かれている出来事自体が既に面白いのはもちろんだが、著者の脳内を通過したことによってさらに面白くなっていると思う。
    リアクションが非常に率直で、分かり易いし共感し易い。
    実際に自分の目で見たら違う感想を持つだろうことも、このエッセイを読むと著者の視点に同調させられてしまう。そんな力がある。

    『ザ・万遊記 』同様、「渡辺篤史の建もの探訪」について書かれた「篤史 My Love」がお気に入り。タイトルからして異様に面白い。

  • いや~、面白かった!!★★

    文章のリズムとテンポが私にはバッチリ合っていて、著者の年齢も同じくらいだから学生時代などの回想シーンでも「あぁ、あの頃ね~」と同じ時代の空気を吸っていた事を自分も思い出せる。

    ゴキブリを「G」(「ジー」と読む)と隠語で言っていた事。
    「つーーーー」はKANの「愛は勝つ」のサビの伸ばしたところ。
    ヴェネツィア(イタリア)で盗難。
    モンゴルの草原…。

    楽しくもあっという間に読了しマジで「おかわりっ」って言いたくなるようなエッセイだった。

  • 初めてエッセイというものを読んだけど
    すごく楽しめました
    本で腹抱えて爆笑することなんてこの本でしか味わえないと思う

  • 万城目氏の初エッセイです。

    万城目氏の小説の真髄を目の当たりにさせられたようで、
    あなただからこそ あの本が書けたのですねって、
    納得できて、にやついてしまったりもしました。

  • 2011.8.30

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著者プロフィール

万城目学(まきめ・まなぶ)
1976年生まれ、大阪府出身。京都大学法学部卒。
2006年、『鴨川ホルモー』(第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞)でデビュー。主な作品に『鹿男あをによし』、『プリンセス・トヨトミ』、『偉大なる、しゅららぼん』などがあり、いずれも文学賞ノミネート、映像化等など、大きな話題を呼ぶ。また、エッセイ集に『ザ・万歩計』、『ザ・万遊記』、対談本に『ぼくらの近代建築デラックス!』がある。

「2013年 『ザ・万字固め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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