お稲荷さんが通る

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著者 : 叶泉
  • 産業編集センター (2009年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863110342

お稲荷さんが通るの感想・レビュー・書評

  • 中華人民共和国、日本省特別行政自治区の稲荷山の高層スラムに住む娼婦がおくる未来のお話。

    設定自体は、面白いのだが、話が、それ程、面白くない。
    住民の色々な相談を受け、解決していくという感じのお話。

    賞を受賞しているだけに、何かおしい感じが否めない作品であった。

  •  日本が中国領になった100年後の京都で、伏見稲荷が頑張る話。
     ああ、要約が終わってしまった。

     おそらくは「中国領になった100年後の日本・京都」という架空の空間だけで、あとは教科書通りみたいなところのある作品であった。

     ボイルドエッグズ新人賞の作品は『鴨川ホルモー』と2本読んだけれども、なんかその「斬新なものをきちんと書けていればそれだけでええんじゃ」みたいな傾向があるのかも知らん。「舞台が100年後の日本じゃない日本!」という出オチだけだと、なんかどうもなぁ、というところがあるので。

     消耗品で終わってしまう。あいにく再読性にゃ乏しい。
     『鴨川ホルモー』も消耗品であったが、片方は映画になるまで売れて、本作がそう話題になっていない。のは何故かと云うと――イヒヒヒヒ。
     自分でモノ書く人はこの辺を比較すると、一定の答えが得られる気がする。

  • 日本が中国の自治区になってしまった近未来の京都を舞台にしたお話。
    あごに神様を住まわせている主人公稲荷さんを中心に、不思議な女の子たちのそれぞれの片思いを交差させつつ、ポケットモンスター風な戦闘シーン(ポケットモンスターのストーリーを知らないのに書いてます。こんな感じじゃない?っていうイメージ)を織り交ぜ、すごくアニメっぽい展開だなーと思いました。普段アニメみないので、なんとなくそれっぽい、でしかないですけど。

    神様と会話できて、しかも不思議パワーをもってるなんて、うらやましくもあり、いつかこんな未来がこないこともないんじゃないかという気もして、ちょっと不安にもなったり。
    いつか中国に飲み込まれてしまうのかしら。
    「お母さんの若いころは、日本が経済大国だったこともあるのよ」
    「えええ、信じられない!」
    なんて会話が成立しちゃったりして。
    ごめんね、未来の子どもたち。あたしたちに力がないばっかりに。

  • 万城目さんを生み出した賞ですし、舞台が京都(100年後)なので、とても期待して読みました。
    なんだか『鴨川ホルモー』と『鹿男あをによし』をくっつけた印象を受けました。
    なんで中国に支配された京都を舞台にしたんでしょうか?しかも娼婦・・・。
    これを読んでも京都には行きたくなりませんでした。

  • がいよ〜。近い未来。大きな情勢変化があり自由主義が廃れる。そして日本は超大国中国の特別自治区となる。日本人種のハイティーンである主人公“稲荷”は街娼。京都の片隅にある九龍城のような貧乏人が集まる集合住宅に住む。身体に“稲荷神”を宿す彼女の特技は御祓い。そんな彼女の仲間との生活・一目惚れからスタートする恋愛・別の神を宿す漢族との闘いなどが描かれます。かんそ〜。ひとことで言えばホルモー系のラノベ。とはいっても挿絵はありません。藤原カムイの描き出す世界観や福島聡の“機動旅団八福神”のイメージがちょうど良いかもしれません。なのでビジュアルを頭に思い浮かべ登場人物の声も想像しながら読めばそれなりに楽しめます。イマジネーションの引き出しが乏しかったり、コミックやアニメ方面に疎いと少し辛いかも知れません。こくひょ〜。著者は本作がデビュー作のようです。読者の引き出しにあまり頼ることのないオリジナリティ溢れる次回作に期待します。この作品で最も読み応えがあるのが“あとがき”というのでは不本意でしょうから。

  • 中国の支配下となった日本という未来世界で、一人の娼婦が体内に神を宿し、お祓いをしていくストーリー。
    若き娼婦・桐之宮稲荷は頬のアザの中に稲荷神である宇迦之御魂神(通称:ウガ)を宿していて、お祓いができる。

    同じ娼婦仲間である華やマリリン、占い師ジャジ子(幸子)、憧れの人・阿邦(アボン)、その友人・子俊(チーチュン)らとともに、京都の稲荷山を舞台に活躍する。
    未来の世界の描写が、まるで異世界に来たかのようで興味深かった。ゴチャゴチャしたアジアの夜市の雰囲気を醸しつつ、日本なのだからまた面白い。

    漢族のツインテール女子高生・筏(シャオ)との戦いのシーンから、一気に話が少年漫画みたいになってしまったのが残念。
    話のスケールが大きくなりそうなのに、二回の戦闘の後で一気にエンディングなので「あれ?もう終わり?」とちょっと物足りない気持ち。舞台や登場人物がいい感じの設定なので、もう少し話が膨らんでいれば良かったのではないか。稲荷の娼婦としての活躍にも期待!

  • ボイルドエッグズ新人賞受賞作品ということで読んだ。
    文章は私には合わなかった。あと、終盤の展開が……何故、わざわざこんな少年漫画的展開を入れたのだろう。
    ただ設定は素晴らしいと思う。思わず手に取ってみたくなる独特な世界観。キャラクターも魅力的。
    惜しむらくはストーリー。

    この本で一番好きなのはあとがきかもしれない。かなり印象に残っていて、プールに入る度に思い出す。

  • 新人賞だからねぇ…まぁつるつる読みやすくはあるけども。わざわざ中国領になった後の日本・京都っていう舞台設定にしなくても、信仰を失った神々やどん底でもたくましく生きていく人間のお話は書けると思うんだな。今後どこまで化けられるか、って感じですね。

  • 100年後の京都で
    霊に取り付かれたりする話。

  • 神様に憑かれた女の人の話。決して明るい話じゃないと思うけれど、暗くない。したたかさを感じる。
    2011/1/5

  • 日本族がつらそうな世界

  • う~ん、ボイルドエッグズ新人賞だから読んでみたけどもうちょいかなぁ、2.8

  • 近未来の京都、今は中華人民共和国、私稲荷はあごに貼った絆創膏の下に「うが」こと宇ガ之御魂神がいる。娼婦としてお金を稼ぎながらうがの力を借りてお祓いもする。八咫烏、菅原道真など登場して、、

  • テンポよく楽しい。ザックリ言ってしまうと、<100年後の京都を舞台に日本人娼婦による、憑依神バトル小説>。主人公が女の子で、”ジョジョ”のスタンドみたいに操れる神様と力を合わせて、悪霊に憑かれた友達を助けるぞという物語。「鴨川ホルモー」とか「JOJO」とかをいろいろ混ぜた感じだ。スラスラ読めて、何も考えずに「おーすげー。かっけーっ」って楽しんじゃうのがきっと正解。

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