野分けのあとに

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  • 産業編集センター
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863111394

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  • 家族や社会との軋轢から
    一度
    自分自身を見失った女性が、
    僻地での農業生活の中、再生していく物語。

    自分とは
    合わない家族や会社、環境を捨て、
    鎧を着ることなく
    ありのままで生きていける環境に出会えたら、幸せだな。

    幸せだと感じるフラットな心、健康な心でいること。
    相手を許すことで、
    自分が生きやすくなる、
    楽になる、
    感謝できるようになる、
    幸せだと感じることができる。

    作者の経験から
    語られる物語には
    強いメッセージが感じられた。

  • 家庭で疎外感を感じながら育った主人公は、社会人になり摂食障害になる。
    入院を機に、田舎に移住して農業をすることを決意する。

    たまにはレストランもコンビニスウィーツもありな、ゆるーい自給自足生活。完璧でなくてよいのです。主人公のようになるべく全て手作りでとか、ちゃんとしなきゃって思ってたけど、子供にしたらたまのカップラーメンとかジャンクフードがむしろ食べたいんだなぁと。力を抜いて家事育児してもよいよと言ってもらえた気がしました。

  • 生育歴の中でのわだかまりや、その後の葛藤の全てを払拭したのが田舎暮らし。農家生活の壮絶な中でに喜びを分かち合っていた話だった。

著者プロフィール

和田真希(Maki Wada)
1984年、静岡県富士宮市生まれ。多摩美術大学美術学部卒業後、
ヨガインストラクターを経て、2011年より神奈川県西丹沢の限界集落に移住。
農的生活のなかで、子育て、絵の制作、執筆を行う。
第三回「暮らしの小説大賞」を受賞し小説家デビュー。

「2016年 『野分けのあとに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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