神の素粒子 宇宙創成の謎に迫る究極の加速器

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制作 : 小林 富雄  武田 正紀 
  • 日経ナショナルジオグラフィック社 (2010年10月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863131088

神の素粒子 宇宙創成の謎に迫る究極の加速器の感想・レビュー・書評

  • 最後の素粒子「ヒッグス粒子」発見のニュースは
    世界中の学者を興奮させているようです。

  • 神の素粒子と呼ばれるヒッグス粒子の発見のために、現在行われている実験やデータとその粒子の持つエネルギーの話。反物質と呼ばれるものは何か?

  • LHCの啓蒙書?
    SSCが廃止になりLHCがなんとか稼働し、ヒッグス粒子を探し始めた。

    LHCでヒッグスはみつかるのだろうか?
    先日、ヒッグス粒子が見つかったというニュースが流れたが、すぐに否定され、今度は見つからないのではないか・・・というニュースが。

    「LHCが空振りに終われば素粒子物理学の終わりになるだろう」
    という言葉が現実の物にならぬよう祈っている。

  • 本書の題名に使われている「神の素粒子」とはビックス粒子の事を差しており、現在、この素粒子によって宇宙に質量が生まれたと考えられています。
    未だ理論上の存在であるこの素粒子の存在を確認するため、粒子加速器を用いた大規模な実験が計画されているのですが、本書はこの様な素粒子の研究の歴史を解説した本となります。


    本書の内容を簡単に紹介すると、

    電磁気学の祖・マクスウェルが電場と磁場を統一する方程式を完成させた後、アインシュタインを始めとする様々な科学者たちが電磁力だけでなく重力なども含めた全ての力を説明できる統一理論の完成を目指した事。
    そして、その動きがアインシュタインの死によって途絶え、代わりに原子核の謎を解き明かす素粒子物理学が注目を集める様になった事。

    素粒子の謎を究明していくにつれ、新たに得た知識を基に再び統一理論の研究が盛んになり、それは量子力学の研究を加速させ、エバレットの「多世界解釈」、インフレーション宇宙論、ひも理論、M理論へと様々な新理論の考案へとつながって行った様子。

    などが載っていました。

    その他にも、

    素粒子物理には付き物の巨大な粒子加速器。
    この粒子加速器建設をめぐるアメリカとヨーロッパ・CERNの間の建設競争。

    政治に振り回されたアメリカが、第2時世界大戦後、数十年にわたって維持してきた素粒子物理学研究の世界的中心地としての地位を失っていく経緯。

    中心地から脱落したことにより、アメリカの次代を担う若手研究者が被るデメリット。
    そのデメリットの悪影響に対する懸念。

    などが書かれていました。


    何かをきちんと理解しようとすれば、その歴史から学ぶのが一番であることは明らかでしょう。

    理論物理学の場合、多元世界解釈ならばともかく、一般人には、ひも理論、M理論などいきなり言われても理解出来ないのが普通です。

    本書は、素粒子物理学の歴史を扱うことにより、これらの理論がなぜ、どうして考えられたのかと言う事が、その研究の歴史を通して解説されており、理論の背景やその概要を理解する手助けになります。

    #と言っても、決して詳細な理論の解説が載っているわけではありませんが・・・背景と概要の理解には十分な内容です。


    何かをきちんと理解したければ、その歴史から学ぶ。

    これを素粒子物理学に適用したければ、本書はおすすめではないでしょうか。

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