世界のどこでも生き残る 完全サバイバル術 (ナショナルジオグラフィック)
- 日経ナショナルジオグラフィック社 (2011年8月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863131460
感想・レビュー・書評
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リファレンスとしてはそこそこよいのですが、残念なのが、携帯にはあまり向かないサイズです。とても全部は覚えられませんし、いつも持ち歩くわけには行きません。電子書籍やスマートフォン版アプリケーション等と、耐水紙で出来た小型のものがセットで提供されていると、本当にいざというときに役に立ちそうです。
全体的にアメリカ人向けな感じ。日本向けのローカライズがもう一つ中途半端です。極地のことは特記されているからいいとしても、野生動物の例がハイイログマ(グリズリーだよね)とかヘラジカとか。ハリケーンと地震のページ数が同じだとか。
食料を残しておくと熊に襲われるかも、というのは山でビバークする人にはある意味常識ですが、この辺の表記も、「サバイバル(さいとう・たかを)」のほうが、(熊じゃなくてネズミだけど。リファレンスじゃなくて漫画だけど)記憶に残っていいかもしれないなあ、なんて思ってしまいました。でも真剣に、この手の本はデジタルと丈夫なアナログの同時提供を望みます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まず大事なのは銀河ヒッチハイク・ガイドよろしくDon'tpanic、そして事前準備(物も知識も)
でも確かに生き残れるだろうけどそもそもそこに行かないっていう選択肢を取りたい、って思うような局所的な場所が多い。
役に立ちそうなのは自宅でとか自然災害にあった時の対処法、あと海。
基本的に地震とか洪水、台風対策なのでわかっている内容ではある。
ここでも言われているのは事前に備えろっていうこと。
あとアメリカでの対策になりがちなのだけれど日本語版としての注釈も多めなのが良かった。 -
生き残るためのサバイバル術を紹介する本。
状況別に詳細な方法が記載されています。 -
西丸震哉「頭の探検隊」を思い出す。備えよ常に、というか、君子危うきに近寄らず、というか。このような状況にならないことが肝心。その上で備えよ。
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人生で絶対出会わないような、極限の世界が表現されている。
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ざーっと読んだが、これを読んだからと言ってもサバイバル技術がすぐに身につくとは思えない。
日ごろからの備えなど安全安心のひとつの知識として得ることはできるが完璧とはならない。
初歩のリスク管理として活用はできるかもしれない。 -
震災(東日本大震災)後の長期避難生活を考える上で手に取った一冊。
自宅で遭遇しそうな災害・・・落雷やら、洪水やら、地震などの備えが記されている。地震に関する頁数は少ないが、その前後の非常時への備えの頁が有用に思う。
狭いところにずっといることへの弊害や、食べ物の好みを知った上で非常食セットを作るだとか、よく広報されていることの隙間で見落としがちな部分がちょこちょこ記されていて面白い。「栄養は乏しいが、心理的な安心効果が高い」などの記述は長引くサバイバルに役立ちそうとは思う。
缶詰や乾燥保存食の一長一短や、心配なら栄養補助食品をセットとして持っておくといい、など、記述が指示的であるが、ひととおりの取扱説明書としては申し分ないと思う。
基本書としてリファレンスに使用が好ましいと思う。個人的には、中学校あたりから高校くらいの図書館に置いてあるイメージ・・・。