ニッポンの観覧車 (イカロス・ムック)

著者 :
  • イカロス出版
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本棚登録 : 54
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (97ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863202153

感想・レビュー・書評

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  • 個人的に高いところが好きで、観覧車に乗るのも好き。

    とても大きなものからデパートの屋上や動物園のものまで。個性溢れる観覧車たち20基がかっこいい写真と共に紹介されている。写真は内池秀人氏。

    2009年出版なので内容は古く、【全国153基オールガイド】はおそらく役に立たない。
    観覧車は乗って楽しいし、見ていても楽しい。

    本書の観覧車の写真は非常にノスタルジックで作品としても素敵。
    観覧車の歴史やトリビア、観覧車の古今東西など読み物としても楽しい。大分県のセントレジャー城島高原パークの足ブラ観覧車に乗ってみたいけどこのパークまだあるのかなぁ…木製ジェットコースターにも乗ってみたい。

  • 2009年発表。


    観覧車、
    それは空への憧れ。


    子供の頃は
    母親の買い物に付き添い
    ソフトクリーム片手に
    デパートの屋上の
    小さな観覧車に乗るのが
    唯一の楽しみだった。


    中学で聴いた
    甲斐バンドの名曲
    『観覧車'82』

    その儚い世界観に打ちのめされ、
    観覧車は
    愛を語る場所だと知った。


    まだ今のような
    気軽に学生が入れる
    カラオケのなかった思春期には、
    手っ取り早く好きな女の子と
    密室で二人きりになれる
    最高のツールだった(笑)



    遊園地の花、
    ジェットコースターが、
    躍動的で
    王様で太陽なら、

    観覧車は
    優雅で凛とした
    女王で月。

    それはまるで
    消えない花火のように
    夜空に光り輝く。


    観覧車の中では
    時間は不思議な進み方をするし、
    時が止まったかのような
    永遠を感じる。

    聖なる乗り物、観覧車。


    遊園地の
    いちアトラクションだった観覧車が、
    最近では
    街のランドマークへと
    徐々に変貌を遂げつつあります。

    そんな誰にも馴染み深い
    北海道から沖縄までの全国の観覧車を
    紹介した写真集が
    『ニッポンの観覧車』
    です。


    天気ごとに色を変える
    札幌の『ノリア』や、

    日本で唯一
    個人で運営している
    北海道池田町の
    『ガリバーくん』、

    秒針と同じ速度で進む
    よこはまコスモワールドの
    『コスモクロック』、

    世界初の街中のビルに設置されている、
    ビルトイン型観覧車
    大阪梅田の
    『HEP FIVE 観覧車』、

    なぜか本屋さんの
    屋上に建てられた
    香川県の
    『ぶっくるりん』、

    高さと直径どちらも
    日本一の大きさを誇る
    福岡の
    『スカイドリームフクオカ』、

    他にもリゾートホテルの中庭に設置されてるものなど
    全国153基の観覧車の写真とデータが揃った
    いわば観覧車大図鑑になってます。


    純粋な観覧車好きは勿論、
    彼女とのデートの予習にも
    ピッタリな一冊ですよん♪

  • 観覧車の写真って、何か良いなぁ。
    と、思って手に取った一冊。

    最新の観覧車からレトロでさびれた観覧車まで、いろいろ紹介されてました。
    観覧車って、子どもと一緒に乗ると、何だかキャーキャー言ってるうちに下におりてきてしまうんだけど。
    たまにはノスタルジックな気持ちに浸りながら、のんびり乗ってみたい…と思いました。あれとかそれとか…レトロなやつに。

  •  興味のない人にとってはどうでもいい内容だろうから、こういう本に星をつけてもしようがないとは思うけど。まあそれをいったらどんな本だって万人に向くものはないのだから一緒か。
     日本全国に稼働中の観覧車はいくつあるか。正解は153基。そもそも観覧車は1基2基と数えるのか。そのうち1割にあたる15基が北海道にあるというのは意外。人口比にしたら日本一じゃないだろうか。逆にゼロの県は、長野、奈良、鳥取、島根と滋賀(休止中)だそうだ。長野なんてありそうだけど。また山陰にはひとつもない。米子あたりの高台につくったら中海、弓ヶ浜と大山の眺望を売り物にできるのでは。鳥取砂丘というのもいいか。人口が少ないから採算が合わないよって? どっこい観覧車の維持費は意外と安く、お台場の大観覧車でも電気代は年間200-300万円くらいだとか。というようなトリビアも満載。
     この本には日本全国の観覧車の中から代表的な20基を紹介してある。新旧大小それぞれに個性的で写真を見ているだけで楽しい。なかでぼくのお気に入りは何といってもp32の浅草花やしき。このレトロさ。一度ぜひ乗りたいものだと思う。されど、観覧車は見て楽しく乗って恐い。ぼくは知る人ぞ知る高所恐怖症なので、じわーっと高みに引き上げられる観覧車は恐い。特に9時から12時の位置へ虚空を上っていくところなど掛け値なしに恐い。遊園地で、苦手な加速度系・絶叫系は最初から乗らないからいいが、動きの遅い観覧車は優しげに見えるのでつい乗ってしまって後悔する。でも、眺めてるとちょっと乗ってみたくなる。p72の城島高原の足ブラ式なんて恐いだろうなあ、いやあ乗ってみたい。この自己矛盾(笑)。

  • 観覧車ってなんか見るのも、乗るのもなんかいい。そんなことくらいしか思ってないけど手にとった。

    20この観覧車の写真と、観覧車トリビア的な簡単な説明。

    葛西臨海公園のが日本で1番かと思っていたが今はもうそうではないらしい。この本がでた時点では福岡のスカイドリームフクオカ。世界最大はシンガポールのシンガポール・フライヤー。

    作る側としては、日本では泉陽興業とサノヤス・ヒシノ明昌という企業が二大メーカー。だけど、日本一のスカイドリームはインタミン・ジャパンという外資企業。

    観覧車の魅力は快楽、展望、ランドマークに大別されるとい筆者の意見に、確かにと首を深く縦にふった。

  • 観覧車の絵を描きたくて買ったんだっけ?

    高いところ嫌いだし、乗るのは大嫌いなんだけど、見るのは好き。
    丸くて大きくて夢が詰まってる。
    (地元のノルベサはビルの上。メルヘンのかけらもないんだけど。)

    カラフルで光ってぐるぐる回るなんて夢みたい

  • 日本の色々な観覧車が写真で楽しめたし、それぞれ詳しく解説してあり、わかりやすくもあった。
    海外の観覧車との比較もされており、とても面白かった。

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